本当によく聞くようになったお悩みがあります。
これまで“遠い未来の話”だった介護が、
“現実として目の前にやってくる”タイミングでもあるんですよね。
親御さんが70代後半~80代に入り、
そろそろ…という空気が漂いはじめるころ。
頭の中ではわかっていたつもりでも、
いざ現実が動き出すと、
なんとも言えない不安と、
先の見えなさに包まれますよね。
実際にお話を伺う中でこんな声がたくさん。
「母が一人暮らしで心配。でもフルタイム勤務だと様子を見に行けなくて…」
「父の物忘れが増えてきて。だけど、仕事は責任あるポジションで辞めにくい」
「兄弟は遠方だし、なんだかんだ私が見ることになりそうで…」
夜中に目が覚めて、
「あれ、これからどうなっちゃうんだろう」
って考えてしまったりして。
仕事は大事。お金もいる。
でも親のことも気になる。
わたし自身も、介護と向き合い中。
終わりの見えない、
回復は見込めない「介護」
悩ましいお気持ち、
よくわかるんですよね~。
「もう仕事を辞めて、親の介護に専念するしかないのかな…」
そんな言葉も聞かれます。
そんな時には、あえて立ち止まってみる。
介護は、意外と長丁場。
先日、見かけた調査では、
平均で5年を超えていたし、
10年以上も2割近かった。
うちの母の場合は、
本格的な介護が始まって約1年。
(うわぁ、あと9年続いたら・・・)
わたしの今の働き方は、
時間のコントロールができるけれども、
会社員の場合、
仕事との両立は物理的にも精神的に厳しい。
とは言っても、
一度仕事を辞めてしまうと、
その後の再就職や生活の見通しに不安が出てくるのも事実。
- フルタイムを週4日に切り替える
- 時短勤務や在宅ワークを交渉する
- 介護サービスや地域の支援を活用する
こうした“今の職場でできる調整”は、
「辞める」以外の現実的な選択肢として、
選ぶ人が増えています。
一方、50代は、
親の介護が無かったとしても、
そろそろ働き方を見直したい世代
ずっと、
「このままの働き方でいいのかな?」と感じていた。
でもきっかけがなかった。
そんな方にとって、介護は、
次のステージへの背中を押されるきっかけに
なる場合もあります。
会社員はいつかは卒業があるもの、ですからね。
自分自身も体調の変わり目だったり。
介護があってもなくても
50代は人生のターニングポイント
ですね!
親の介護が、
前向きに働き方をReデザインするタイミングに
なることもあります。
介護をきっかけに、
生活に合った形で再スタートすることもあります。
追い詰められての離職ではなく、前向きな再設計のひとつ。
「この先の人生、このままでいいのかな?」と自分に問い直す。
それも立派な選択のタイミングなんですよね。
最近は、
一つの仕事に絞らず、複数の仕事や役割をもつ【パラレルキャリア】
という人も増えています。
- 平日は事務パート、週末は在宅ワーク
- 午前だけ短時間勤務、午後は通院付き添いや家事支援
- 月数回、得意なことを活かしてミニワークショップや地域活動
本業+もうひとつ。
いやいや、別に本業が無くてもいい
どれも同じぐらいのボリューム感でOK
そのうち、育つものが本業になるかも。
それぐらい、これからの働き方は柔軟でいいと
わたしは思っているますよ。
親のこと、仕事、お金、自分の時間。
全部大事だけど、今の自分にとっての優先順位は?
その軸が定まると、選択がしやすくなるんですよね。
- 親との時間を最優先したい → 収入が少し減っても、ゆとりのある働き方へ
- 家計も将来も守りたい → 柔軟な働き方を組み合わせて維持する
- 自分のキャリアも続けたい → サポートを上手に使いながら働き方を調整する
大切なのは、自分で選んだと思えること。
辞めてもいい。続けてもいい。変えてもいい。
“選ばされた”のではなく、
“自分で選んだ”と感じられること。
それが、将来、振り返った時に
「納得感」につながると思うんです。
もし今、
「自分にとって一番大事なものってなんだろう?」
と感じているなら―
生き方Reデザインノートでは、
そんな“あなたの本音の軸”を一緒に見つけていきます。
- 介護と仕事の両立に悩んでいる
- 働き方を見直したい
- モヤモヤを言葉にして整理したい
そんな方は、ぜひ詳細をご覧になってみてくださいね。
【介護関連の記事】
📎 そのほかの情報はこちらから