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「あれ?パジャマがない...」
洗濯物の布袋を開けた瞬間、
思わずつぶやいた言葉。
たった一枚のパジャマから考えた
「介護コミュニケーション」のお話です。
あなたも介護中だったり
これから親の介護が始まりそうだったりしますか?
今日は介護の中での
わたしの小さな気づきを聞いてくださいね~
骨折と入院がもたらした変化
わたしの母は82歳。
昨年の冬に大腿骨を骨折して、
1か月ほど入院したのです。
母の骨折をきっかけにサルコペニア対策に本気で取り組む決意が生まれた
退院後の母はすっかり変わっていたんです。
それまで日記や塗り絵、俳句づくりで、
自分の暮らしを楽しんでいたのに、
入院を境にパッタリやめてしまったの。
それ以来、認知機能と気力が
少しずつ変化している母。
幸いわたしの家は母の家から2分の距離。
仕事の時間もコントロールが効くので、
毎日、食事を届けけてます。
そして、
週に2回、洗濯物を受け取る
「パジャマがない」からの気づき
昨日の出来事です。
いつものように洗濯物の入った布袋を受け取った。
(アレッ、ちょっと軽いかも)
「全部入っている?」とわたし。
母は「入れたよ」と答えました。
家に帰って袋を開けたら
そして家に帰って袋を開けると…
冒頭に書いた通りです。
その瞬間、ハッと気づいたんです。
もっと違う聞き方をしたらよかったな!って。
「全部入ってる?」なんて漠然と聞かないで、
「パジャマは?」「タオルは?」
って具体的に聞くべきだったなぁって。
わたしの仕事はコーチ
コミュニケーションが仕事
日々、相手に合わせたコミュニケーションを
大切にしていると思ってたけれど…
なのに!
認知機能の落ちている、
一番身近な母との会話で
こんなに基本的なことをすっ飛ばしちゃった。
学んでも実践できないことってあるなぁ
特に身近な相手だとそうなりがち
「できなくなったこと」は本当に欠点?
もう一つ、思い出したのは
マンダラエンディングノートに関わる介護のプロの方々のお話。
「認知症は病気や欠けているところとしてではなく、
その人の個性として捉える」
そんな言葉をよく聞いていて・・・
わかったつもりでいたんです。
だけど、わたしは母と
自分の「当たり前」で 話しちゃてるなって。
「パジャマが入ってなかった」
それだけのことなのに
大切なことを教えてくれた昨日。
すぐに、スタンドFMの音声配信を収録しました。
(洗濯機を回しながらね)
話のはもちろんこの「パジャマ」のこと。
新たな学び「介護コミュニケーション」
それにしても「介護」は今や、
大抵の人が通る道な感じ。
(めっちゃ広き門)
周りにもたくさんいます。
それもそのはず、
日本では65歳以上の約16%が認知症と推計され、
2025年には高齢者の5人に1人が
認知症になると予測されているそう。
(厚生労働省、2015年1月 新オレンジプラン)
50代・60代は親の介護と自分の時間のバランスに
悩むことが多いですよね。
わたしなんて近い分、ホント恵まれている。
介護って大変なこと
いっぱいありますよね
それは事実
でもこんな風に、
日々の小さな発見に目を向けると
意外と「学びの宝庫」とも捉えられる。
母との関わりを変えてみよう
これを「介護コミュニケーション」と
勝手に名付けてみましたよ。
また何か発見があったら、
聞いてくださいね。
では、また!
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