「過去を振り返らずに前を向きましょう」
と、よく本などに書いてありますよね。
言われなくても、
頭ではわかっていること。
「いや、それができたら苦労しない」ってなる。
わたしの場合もそうでした。
40代後半で、不妊治療を諦めた時。
そこから、過去の自分を悔むようになりました。
「なんでもっと早く始めなかったんだろう!」
「仕事ばかりせず、子どもを持つことに集中していれば...」
「私の頑張りが足りなかったんだ」
こうなると負のスパイラル。
これまでの自分の選択すべてが間違いだったように思えてきて、
自分を責めるようになりました。
そんな日々から抜け出したくて、
コーチングと心理学に出会いました。
(途中、いろいろ寄り道しつつだけど)
その中で知ったのが「リフレーミング」
私が変えるきっかけになりました。
出来事は同じでも、見方を変えれば感じ方も変わる。
「失敗」と呼んでいたものを「経験」と言い換えてみて、
自分に問いかけた。
「この経験から何を学べるか?」って。
それまでは
「子供がいなければ幸せになれない」って固く思いこんでいた。
けど、それが自分の価値観でなくて
世間で言われていることを自分に当てはめていた、と気づいた時、
目の前が一気に開けた気がした。
もちろんね
子どもを持ちたかった気持ちが
消えたわけでは無かったです。
でも、子どもがいない人生
それを前提に、
これからをしあわせに生きるには?
って本気で考え始めるきっかけになった。
過去を引きずるのは普通のこと
そもそも、人はネガティブな生き物で、
過去にとらわれるのには理由があります
1.脳の仕組み:
過去の記憶は「失敗を避けるための学び」として残りやすい。
2.自己肯定感の影響:
自分に自信がないと、
「過去の選択が間違いだったのでは?」と考えやすい。
3.未完了の感情:
後悔や悲しみが消化されていないと、
繰り返し思い出してしまう。
そんなことを学ぶプロセスはわたしを癒し、
前向きな思考が自然と育っていった。
アララ、ネガティブなわたしはどこに行った?
なんてあの頃は半信半疑だったことを、
今日、この記事を書きながら思い出しました。
そして、自然にリフレーミングが起きた。
悩みがあったおかげで
新しい自分に出会えたと。
年齢を重ねると、
過去の自分を見る目が優しくなる方が多い。
これはコーチングで、
いろんな方のお話を聞いていて感じること、
「当時の私は、精一杯だったんじゃないか」
完璧なんてありえないし、
情報も限られてたし、
あの時の選択が私の選択だった。
そして、
未来の時間が有限なことにも気づく。
これからの人生で、何を大切にしていきたい?
死ぬときに
「ああ、この人生でよかった」って思いたいよね
それは「これから」
過去じゃなく、これからの選択次第。
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