「学校行きたくない」って言われたら
「いいよ」って言って
いつもどおり過ごしてください、
——そんな記事を先日書きました。
今日はその続きとして、
「不満を言うって、実はすごく尊いこと」
について。
■「行きたくない」は自然なこと
大人でも
休んだ次の日は行きづらいもの。
それを1か月の夏休みの後ですから
「行きたくない」
って思うのは当然です。
でもついつい
「そんなこと言うもんじゃない。」
「みんな我慢してるんだから。」
「あなただけじゃないのよ。」
って言っちゃう。
はい。
私も以前は娘に言ってました。
なぜでしょう?
■なぜ、そう言ってしまうのか?
私はこのモヤモヤの正体を探る中で、
ある“違和感”に気づきました。
それは、
「不平不満は言ってはいけない」
という、自分の中の固定観念。
■昭和世代の「がまんは美徳」
私が育ったのは、
まさに「我慢が美徳」とされる
昭和の時代。
学校って行くのがあたりまえで、
会社も行くのがあたりまえで、
我慢して行くべきところで、
みんな我慢している。
その「枠」からはずれた人は
批判の対象になっているのを見てきました。
不満を言ったら怒られる
不平を言ったら阻害される
自分だけわがまま言ったら
もうそこに自分の居場所はなくなる
そう思っていたからこそ、
「感情を出すこと」=危険だ
と無意識に感じていました。
■娘との違い
私はこの「不満を言わない世界」
に長く住んでいたので
娘が感情をぶつけてくることに
すごく困っていました。
「嫌だ」とか「やりたくない」とか
なんで言うんだろう?
と思っていました。
私は
言ってもどうしようもないことを
言葉にするのは無駄である
と思っていたからです。
でも
娘は違いました。
「めんどくさい!」
「あぁマジいやだ!」
そう全力で言ってくる娘。
でもそれは——
解決して欲しいのではなくて、
ただただ、感情を出していた。
感情を出しても、
否定されない場所なのか?
安心していられる場所なのか?
を、娘は
一生懸命確認していたんです。
■解決じゃなかった
私は当時、
すぐに
「じゃあ、行かなくていいよ」
と言って、
「解決しよう」としていました。
でも娘は毎回、
「そうじゃないんだよ!!」
と訴えていた。
そこでようやく、気づくわけです。
娘は「行きたくない理由」を
聞いてほしかったわけじゃない
解決策がほしいわけでもなかった
ただただ、
「マジでいやなんだ」って
気持ちを出したかっただけ
だったんだと。
■変化した居場所
それから私は、
あえて解決しないようにしました。
「そっかぁ、行きたくないんだね」
「マジいやなんだ〜」
ただ、それだけを返すようにしたら…
娘は少しずつ、
家を安心できる場所として認定。
今では、娘は部屋にこもらず、
リビングでゴロゴロしています。
「ひとりになりたいけど、
ほんとはひとりになりたくない」
そんな思春期の彼女にとって、
安心して不満を言える場所が、
我が家のリビングに。
■感情を出せるって、尊いこと
「行きたくない」って口にできるって、
それだけで、
その子の心が生きてる証拠。
大人にとっては不満に聞こえる言葉も、
子どもにとっては
「生きている証」です。
だからこそ、
その不満を、
ちゃんと受け止めてあげてほしい。
感情を出せる場所がある
不満を言っても否定されない
だから今日もも、生きていける
まず一歩は大人から
そんな場所を作っていきたいものです。
うちでは今は、
私が娘に不満をぶちまけている。
めちゃ親身になってくれますよ
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