夕暮れ時、シュンの部屋から見える景色は、夕焼けに焼かれて、暖炉の炎のように燃えて見えます。
シュンは、その風景に
「神様の焚き火」
という名前をつけていました。
シュンはハルナと一緒に風が運んだ落ち葉で焚き火をするのが大好きです。
何故なら、美味しい焼き芋ができるからです。 ママがお芋を投げ入れてくれると、焼きあがったお芋を小枝に刺して、ふうふうしながら食べます。
すると、北風の口笛も、気にならないくらいあたたかくなります。
「きっと、空の上にいる神様もお芋が好きなんだよ」
シュンが、ほほ笑みながら言いました。するとママが
「あら、どうしてそう思うの?」
と、たずねました。
「だって、森や山の木の葉を 炎の色に変えるでしょ」
シュンが、そう答えると
「そうね。そのおかげで葉が落ちて、シュンの焚き火ができるものね」
と言ってママは、ほほえみました。
バケツの水をかけると じゅっと いう音がして、今日の焚き火はおしまいです。 つづく