こんにちは ! 親子問題カウンセラー 竹島雅美です。
本日のお題は「子どもさんが秘める可能性を知るには」です。

出生図を見れば、お子さんの根本的な性格はわかります。

では、その先の人生において、お子さんがどんな可能性を秘めているか、知りたくないですか ?

西洋占星術では、ハーモニクスという技法があります。

とてもカンタンに説明すると、出生図の各天体が位置する度数を整数倍して作ったチャートのことです。

たとえば、度数を3倍したチャートと5倍したチャートでは、それぞれ表す意味が違います。

このチャートを調波といいますが、各調波において、0度で重なった天体を、発芽天体と呼びます。

出生時のホロスコープで蒔かれた種が、ハーモニクスで発芽する、ととらえます。

たとえば、8をかけた第8調波は、リーダーシップとかご縁を表します。ここに発芽天体のない人が、親の後を継いで社長となっても、部下がついて来ないなど困難な状況におちいるでしょう。

アドルフ・ヒットラーは第8調波に強烈な発芽天体を持ち、のちに彼がたどった運命は誰もが知るところとなりました。


別の例として、私のハーモニクスをご紹介しましょう。

私は第5調波に2つの発芽天体を持ちます。第5調波は、自分らしい生き方や自己主張を表します。

2つの発芽天体を私の出生図と重ねると、3ハウスと5ハウスにそれぞれ分布しています。

出生図では、3と5ハウスには何も天体はないので、通常でしたらあまり重視はしません。

しかし、ここに発芽天体があるということは、言葉を使って(3ハウス)自己演出する(5ハウス)という可能性があることを意味します。

実際、いまではこのように言葉を駆使して仕事をしているわけですが、子どものころはほんとうに無口な子どもでした。それは、母親からの強烈な支配を受けていたからです。

もっとのびのびとした子ども時代を過ごしていたら、この才能はもっと早く開花していたかもしれません。

このように、出生図には出てこない「隠れた自分」が、第9までの一桁調波に表れます。

これを事前に知っておくと、お子さんの可能性を早くから目覚めさせてあげることができます。

次回は、有名人のハーモニクスを取り上げて解説したいと思います。

ご両親のハーモニクスも分析するとおもしろいかもしれませんね。