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進化の4WS

昔話題になった「4WS」というシステムがあった。これは、本来前輪だけに委ねられていた操舵を後輪にもリンクさせ、最少回転半径を狭める目的があった。
大型化の進むスポーツカーで、回頭性を向上させる為のシステムとして生まれたが、車とは本来内輪差という減少が起こる物。前輪の描く回頭カーブと、操舵不可能な後輪が描くカーブではズレが生じる。その為、思ったよりも大回りになってしまうのが車という物…それをこの「4WS」は解消し、思った通りに曲がれるようになるのだ。

しかし、本来生じるギャップに慣れ、それを含めた曲線で曲がろうとするとリアが過剰に反応し、巻き込み事故が多発。リアが人間の感覚以上の反応を示した為に限界を感じていたシステムだった。その為、この「4WS」は一時の話題だけで終わり、たった一社を残してその技術からは手を引いていた。

その一社は執念にも似た頑固さでこのシステムを研究し、進化させていった。そして近年のコンピュータ制御というテクノロジーとの融合を果たし、遂に完成型へと進化。新型スカイラインに搭載される事となった。
そう、その一社は『日産』。他社が手放したシステムを遂に昇華させ、独自の技術にまで押し上げてしまったのだ。
このシステムは、速度や操舵角等の条件で逐一後輪の蛇角を調整し、ドライバーの意図している動きを再現するように設定。また、高速運転時の進路変更等の時の安定性向上にも役立つ。つまり良い事ずくめのシステムだ。………が、この手の「新技術」は始めから良い事ずくめの様に触れ回る物。
実際に扱ってみて、違和感のある挙動が感じられれば、日産にとっては無駄な年月を費やした事になる。

実車を扱って、その感覚次第でそのシステムの善し悪しが分かる。

皇帝の事情

1994年、サン・マリノ。ここでアイルトン・セナが事故死した。
当時、その葬儀に出席しなかった若き日のM.シューマッハは当然バッシングを受けた。F1のスーパースターの死という、若手には痛烈な事件が起こり、それを目の当たりにしてもシューマッハは葬儀に出席しなかった。
「どこまで無礼なんだ」と、各メディアは一斉に彼を非難していた。

今シーズン限りで引退する事になった彼は、その事について口を開いた。

「目の前で二人のスター(ローランド・ラッツェンバーガーもこの同時期に事故死)が逝き、僕にとってそれでもレースが大事なのかと考えた。そして、セナの葬儀ではなくテスト走行に参加したんだ。僕はまだ走れるかどうかを確かめたかった。満足できる舞台かどうかを確かめなければならなかったんだ。」

後にサイボーグとまで呼ばれ、冷静で勝つ事しか頭にないように言われる事となる切っ掛けとなった事件だ。
更に、ジャック・ビルヌーブとの接触という事件で、そのシーズンのポイント剥奪という事件も、彼の人格を決めつける要因となったようだ。

未だに賛否両論ある彼だが、彼のコメントを流用すれば「過去、唯一悔いている事は、ジャックに接触した事」だと言っており、若気のいたりを感じる。また、セナの葬儀の件も「公の場で悲しみたくはなかった。彼のお墓には妻と二人でその後に行った」としていおり、今になって人間らしさを出している。

真実がどこにあるのかは本人しか知らないが、彼が残した結果だけを見ると「皇帝」と言われるだけの成績を残している。『勝利への執念』が起こしたこの大きすぎる事件。だが同時に不世出のスターであった様な結果を残し、サーキットを後にする彼。今後のモータースポーツ界にどのような影響を及ぼすだろう…。

不満を漏らす米国

アメリカ国民が不満を漏らしている。どうやら、それがDC(ダイムラークライスラー)等の大手アメリカ車メーカーを苦しめている要因のようだ。

環境問題では出遅れているアメリカ政府。しかしアメリカの国民は日本人以上に環境問題に真剣だ。
その不満とは、「アメリカのメーカーは燃費の悪い車ばかりを作り、環境問題をまるで無視しているだけでなく、消費者の燃料費への関心を理解しようとはしていない」と言うのだ。その数は米国民の76%にも達している。

それらの国民が米国車から離れ、外国産車に目を向け購入しているとなると、米国車メーカーの大幅な減益にも頷ける。
おまけに、ハイブリッドに代表される低燃費車の開発に関しては日本が上だと答えた国民が50%。これではトヨタが王者になるのも納得である。

消費者の意見を無視する形のアメリカ車業界、どこまで突っ走るのか…また、気が付いた時に変わらずトヨタが王者として君臨できるかどうか、今後の変動が注目される。

いよいよ生産中止…

遂にトヨタの『MR-S』が製造中止となる。これでトヨタブランドのスポーツタイプが完全に姿を消す事になるようだ。

2002年から、スープラ・セリカと続き、スポーツタイプラインナップが減少する中、『MR-2』の後継機種とされてきた『MR-S』だけはその姿を維持していた。そんな中トヨタは、スポーツタイプへの決別を行い、次々に生産中止を決定。スポーツセダンと位置付けた車も高級車への転向を行い、意識的に「スポーツ」との距離を置いて行った。

時勢的に売れない車ではある。その他のメーカーも「スポーツタイプ」の車は刻々と姿を消している……が、スバル・マツダ等は、これとは逆に「スポーツライク」に方向を向けており、ことマツダにしてはとにかく「スポーツ」を意識している。モーターファンには有り難い事ではあるが、トヨタ・日産の歴代スポーツマシンが消えゆくのは寂しい。

遊び心が無くなり、高級志向・小型志向が目立つ昨今、スポーツタイプが稀少になってしまった。

もはや車好きが頼れるメーカーは2社に絞られる事となってしまった。

時期GT-Rの復活が楽しみである。

パクリコンセプト

中国にある自動車メーカー『長城(グレートウォール)』というメーカーが、新型車「クールベア」を発表した。しかしその新型車、多くの物議を醸し出し、その上取材に訪れた外国人記者…特に日本人記者をまるっきり無視している。

その「クールベア」、外観が『トヨタ』の「bB」にそっくりだという。そっくりというか、新旧の「bB」を織り交ぜたスタイルそのまま。外国人記者を無視しているのは、突っ込まれる要素が満載だと知っていての事だろう。

どうにも困った物だ。『グレートウォール』側は、販売するかどうかは決まっていないがこの車体をコンセプトカーとして出してくる中国メーカーは恐るべき出ある。最も、中国では「bB」の販売は行われていない訳だが、その理由もあって「混乱しない」と踏んだのだろうか? それにしても、隣国のメーカーであり、もはや世界一と言われる『トヨタ』の車をそのままパクルとは……


車は生き返る

11月の中旬です。当然季節としては秋なんですが……何だか秋っぽくありません。未だ部屋では半袖を来ている私はおかしいのでしょうか…?
少し前ならそろそろ暖房器具を出す頃だったと記憶していますが、この様子では12月まで必要ないかも知れません。
私がおかしいのか、温暖化が進んだのか。

聞く所に依ると、あの南国のハワイが年に2センチ程ずつ日本に向かって来ているそうです。後何千年・何万年かすれば小笠原諸島にハワイが組み込まれるかも知れませんが、この調子だとそれを待たずして日本も灼熱の南国になりそうです。
そうなると芸能人は正月に南国やらに出向いて「涼」を求めるのでしょうか……

結構のんびりした話しをしていますが、実は大変な事だというのは皆さんもご存じだと思います。
高度成長やらバブル経済やらを経て、弾けた現在に至っても車の所有率は上がる一方。一昔前に女性が免許を持っているなんて珍しかったのに、最近では持っていない方が珍しくなり、地方都市では成人になれば殆どの人がマイカーを所有しています。
そう考えると車業界の成長率はもの凄く、50年で劇的な変化を遂げてきました。

そして近年、エコという言葉が使われ出し、それまで持て囃されていた車達に見直しがかかり、燃費優良車の登場・電気自動車の登場・次世代エンジンの開発と、次の50年を目指す車が多く生まれています。

しかし、現状の車達を「エコ」に向ける事は難しく、排気ガスに黒煙を混ぜる車も多くいます。

皆様、10年たった車だから…と思っていませんか?

燃費が落ちた車、踏み込んでもレスポンスが悪い為に更に踏み込む車…実は、それらを改善させる事は可能なのです。
オイルの品質改善・改良、バッテリーの交換、フィルターの掃除………買い換えなくても、まだまだ使えるし、燃費も良くなります。

買い換えを考える前に、改善を考えてみましょう。

当ブログでは、素朴な疑問の解決や改善方法等をアドバイスして参りますので、何なりとコメント頂ければと思います。

ステルスカー

最近、妙な雑談が元でとある人から質問を貰った。
「ステルス塗料ってRX-7に塗ってたヤツだよね?」

確かにそんな噂を聞いた事がある。しかし、そんな事を実際にしてたら噂じゃなくニュースだよ。
ステルス塗装は、レーダーの電磁波等を吸収し、無効にする事ができるらしい。文系の私には理解しがたいが、不思議なペンキだと言う事だ。そんな事が実際に可能なのが凄い所だが、それならわざわざステルス爆撃機を作らなくて良いのでは?などと思ってしまうが、何だか訳が分からないのでその話しは伏せておく。

で、RX-7の話し……確かに、二代目RX-7(FCだったかな?)にステルス塗料が塗布されていて、警察のレーダーにかかりにくいという噂は良く聞く。これは本当なのか?? って…そんな訳無い。仮に「ステルス塗料」が使用されていたとして、軍事目的に開発された塗料を何故車に塗布するのか。明らかに「スピード違反しなさい」という煽りではないか。仮に塗布していたとして、恐らく高価な塗料と思われるその製造コストの元は、あのRX-7で取れているのか?

冷静に考えれば不思議ネタ満載である。

このネタのタネあかしをしよう。

二代目の7は、平べったく先のとがった形。そう、あのステルス爆撃機のような形だった。その形の為に、警察が取り締まりに使用するスピード探知機のレーダーに捕まりにくかったのだ。その事実が解明された直後、当局からマツダに要望があり、形状を変更したという経緯がある。
だから正解は、「ステルス塗料を使っていたのではなく、完全なステルス形態を取っていた」という、最も質の悪い結果となった。偶然か必然かはマツダの開発陣に聞かなくては分からないが、レーダーに察知されにくいという点で、このような噂が流れた物だと判明。

だからと言って初期生産型の7を探して無茶しないように。

320psの国産市販車登場

メーカー自主規制枠を大幅に上回る『インプレッサ』が登場。と言っても、スバルから発売する訳ではない。
STI(スバル・テクニカ・インターナショナル)という別会社…というか、スバル社直属のチューンドメーカーから発売される。
元々STIとは、インプレッサにグレードとして設定されており、STIのパーツを盛り込んだバージョン。もちろん社外製品も折り込み、STIが基本設定を行っている。通常であれば『スバルインプレッサ・WRX STi Ver.』と呼ばれ、装備・価格とも一級品のグレードとなる。しかし、これはあくまでも公道を走る事を前提とした『最高グレード』である。

ここにスバルらしい設定が見える。「spec C」である。「WRX STI」の装備を削ったバージョン…と言えば良いのだろうか。リアワイパーやHIDランプ、リアシートアームレスト・アシストグリップ等の付属品が付いていない、ちょいスパルタンな車である。

何代か前まではオートエアコンやパワーウインドウ・カーステレオ等も付いていなかったが、やはり時流か。

そのSpec Cを、STIが更に進化させた。

「RA-R」と冠したその車は、専用の大型ツインスクロールターボ・ストラット・強化スプリング・スポーツキャタライザー・専用マフラー等を搭載。最高出力が320ps/44.0kg-mへと向上。まさにサーキット用の市販車として生まれ変わった。メーカー製造では無いので自主規制枠を無視しているのだろう。40psも向上した出力がどのような圧倒的戦闘力となるのか、また、それを支える為に専用装備された足回りが、一体どのように設定されているのかが楽しみな一台である。

新エンジン(?)に一手

一昔前の話し。都心を始め、車が密集する地域での大気汚染が話題となり、槍玉に挙げられたのがディーゼルエンジンだった。この有害廃棄物を抑止しようと、ディーゼルエンジンの使用抑制法案まで誕生。一時はディーゼルエンジンそのものが無くなるというとんでもない噂まで飛び交った。

ディーゼルエンジンは高度成長時代の生み出した悪の権化として、その存在を敬遠され、商用車以外のディーゼル車の姿をほとんど見る事は無くなった時期があった。

とは言えガソリン価格や化石資源の枯渇問題等が山積みの昨今、ガソリンに変わる燃料を探すのが大前提となる時代。それを生み出したのが「菜種油」や「料理用油」の再利用。それらを燃料として使うにはディーゼルエンジンが最適であり、そこから排出される物は、元々自然界にあった食物油なだけにクリーンな物となる。
今までは文字通り「臭い物には蓋」という考えで、ディーゼルエンジン搭載車のマフラーにフィルターを付け、排出ガスに含まれる有害物質を「漉す」事を改善策としていた日本。その時、既に海外ではディーゼルエンジンの改良が行われ、クリーンなエンジンとして生まれ変わりつつあった。

日本では「臭い物に蓋」作戦で対応していたが、世界随一の車王国ドイツでは、「臭いなら改良してしまえ」という事で改良を進め、遂にはガソリンエンジンを凌ぐ程のエンジンを生み出してしまった。

一歩も二歩も出遅れた日本……いや、日本もそこまで鎖国状態ではない。あの世界の王者、トヨタが既に研究を行い、ディーゼルエンジンの改良を進めていた。もちろん市販化もされている。日本では『ディーゼル=悪』というイメージが根深い為、殆ど目立っていなかったというのが現状であり、やる事はやっていたのだ。ただ、これらが普及しないのは行政やマスコミが根付かせた「ディーゼル=悪」の図式を払拭していないからである。

そして、トヨタは更に次の一手を打って来た。
いすゞとの業務提携。いすゞ側は驚いたという。「当社の技術陣が、世界で最も評価しているのはトヨタのディーゼルエンジン」だと語るのは、いすゞの社長。そこにあの販売能力が加わると、いすゞとしても願ってもないチャンス。この提携話を快諾したようだ。

エコロジーに関心があり、世界で最も有名なエコカーを作る世界一のメーカーに口説かれたいすゞ社長もまんざらでは無いご様子。

この両社が次なる一手を打つのはいつになるか、是非注目してみたい。

ソニー・日産、コラボ!

最近何かと話題になっている『PlayStation3』だが、もはやゲームとは言い難いスペックを持っている。
無線LANにBluetooth、内蔵HDは40・60GB、コントローラーも無線通信、インターネット環境まで整っている。そんなパソコン並の能力を持ったゲームハード機で遊べるゲームに、『グランツーリスモHD』なるゲームがある。

これは、ドライビングシミュレーターというジャンルで、実車さながらの映像クオリティに加え、挙動・チューン等もリアルに再現。コースに至っては、実在するコースの起伏・路面状況等も再現しているというこだわり。車好きならお馴染みのゲームである。もちろん、車が分からない人、好きじゃない人には面白くも何ともないゲームで、難しすぎるゲームかも知れない。
しかし、このゲームのターゲットは車メーカーが求めるターゲットと重なる。その為、この『グランツーリスモ』の新バージョンが発売される時期に新車を発売する車メーカーは、そのメーカーオリジナルの『グランツーリスモ』を提携して作り、無料配布もしくは何らかのプレゼントとして販促ツールに使ったりもする。このツール、実はゲーム発売前に配られた物もあり、マニアにとっては是非手に入れたい物だったりもする。

そんな『グランツーリスモ』開発メーカーであり、『PlayStationHD』の発売メーカーでもある「ソニーコンピュータエンタテインメント」がコラボを行う事が決まった。
11月に発売予定の、新型スカイラインとのコラボを、日産側が発表した。もちろんこれは『グランツーリスモHD』発売前の時期。噂のニューマシンが、超弩級のゲーム機で先んじてプレイができる。これはファンにはたまらない。
最近、ゲームと他業種メーカーとのコラボが色々とあるが、ここまでピンポイントの顧客を持っている業者はそうはいない。車メーカーと、コアな車ファンを持つゲームだからこそ話題となり、影響力も大きくなる。
この先、ゲーム機が生活に影響を及ぼす機会は益々増えて来るに違いない。