ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
(続き)
J9基地へ帰還した一同は、エドモンの計画=防御スクリーン作戦を知らされる。
木星爆破は阻止できないとしても、それによる人類絶滅だけは、何としても避けねばならない。
防御スクリーン=木星から約6万キロ離れた軌道上に輪の様に作られる保護環。
直径26万キロ、周囲80万キロのスクリーンだ。
そんな桁外れの物をどうやって作るのか?
答えは、水星であった。
水星を爆破して、防御スクリーンの材料とするのだ。
いや、水星だけでは足りない。
土星の衛星タイタン、海王星のトリトン、木星のイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストクラスの衛星も必要になる。
もうそのスケールの話となると、水星ギルドだけでは、どうにもならない。
地球連邦政府の協力が必要だ。
……ヒーロー側が、敵の木星爆破計画阻止を、諦めてしまうという展開も衝撃だが、自分達で水星や、太陽系のいくつもの惑星を爆破してしまおう、という凄まじい作戦が展開されるとは……。
確かに、バルディオスなんかでは、戦争の影響で、水星と金星が消滅してしまったりする。
(宇宙戦士バルディオス その106 第31話「失われた惑星」その1
宇宙戦士バルディオス その107 第31話「失われた惑星」その2
宇宙戦士バルディオス その108 第31話「失われた惑星」その3
宇宙戦士バルディオス その109 第31話「失われた惑星」その4
参照)
でも、あくまでも不可抗力。
こちらは、不可抗力ではなく、自ら爆破していこう、という作戦だからな~。
ゴッドシグマの闘志也なんかがこの話を聞いたら、「最後の最後まで、木星爆破阻止を諦めるんじゃない! バカヤローッ!!」って、エドモンを殴りつけていることでしょう(笑)。
なお、ブライガーでは、第34話の時点で「ダイソン環天体」について言及されているが、
(銀河旋風ブライガー その129(第34話「その名はカーメン」(その4) 参照)
本来のダイソン環天体は、このスクリーン環も含めて、の物であるはず。
ダイソン環天体の話題を出すなら、第34話ではなく、このタイミングで、が妥当だと思うのですが、どうなんでしょう、アイザックさん?
ポンチョが、連邦政府に話をつけ、マルトフが動いた。
アイザックの伯父である、あのマルトフである。
(銀河旋風ブライガー その106(第29話「たそがれの挑戦者」(その1))
銀河旋風ブライガー その107(第29話「たそがれの挑戦者」(その2))
参照)
開発局も動き、連邦政府は、防御スクリーン作戦を全面的に支持し、動くという。
だが、コネクションは全てヌビア傘下となっており、そのコネクションにさえ、言いなり状態だった連邦政府である。
動くと言っても、実際、動けるのか?
アイザックの疑念に、マルトフは、強硬手段に訴えるという。
しかし、力関係からして、動いた者がいるとしても少数派で、実際の作戦遂行は不可能では?
マルトフ「陽動作戦を頼みたい……」
アイザック「……!」
お町「要するに、ブライガーで敵の部隊を引き付ける。
するとその間に、そちらさんが本隊を無事に開発局に送り込む。 そういうワケ?」
キッド「捨て石になれってことか」
ボウィー「冗談! 言っちゃあなんだけど、俺っち、そこまで地球連邦政府に義理はありませんよ?」
さすがに、反発を覚える一同であったが、マルトフは真摯に説得を続け、J9も、承諾に至った。
他に手はないのだ。
(続く)