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(続き)
地球では、荒廃した人々のっ頃を慰めるかのように、流星群が、華麗な光のショーを見せてくれていた。
それをマリンと二人で観ていたジェミーは
ジェミー「お星さま……お願い……」
マリン「ジェミー、何をしているんだ?」
ジェミー「願い事……。流れ星に願いをかければ、きっと叶うっていう言い伝えがあるの。
でも今夜は、願い事が空からあふれ出しそう……」
マリン「どんな願い事?」
ジェミー「え……? 秘密……♡
ねぇ? マリンの生まれた星にも、星の伝説があるでしょ?」
マリン「星の言い伝えか……」
……汚染され、まともに空を見ることも出来ない星出身の者に対し、なんという非情な質問……!
ジェミーちゃん、ちょっと浮かれすぎです。
ジェミーの言葉から、亡き父に聞かされていた話を思い出すマリン。
もし、この汚染された星を救い、空を取り戻すことが出来たなら、私達は、父なる星ソウルの光を全身に浴びることが出来るのだ……
ソウル。それがS-1星の太陽であり、「S-1」とは、同じ恒星系8つの星の内、もっともソウルに近い「ソウル一番星」の意であった。
この、惑星の並びが、現在の太陽系と異なる、というのは最初からの設定なのだが、番組中殆ど説明されていなかったので、若干唐突感はある。
逆に言うと、こういう大きな違いがあったからこそ、言葉が通じる、という事があったにもかかわらず、皆、地球とS-1星が同じ星だという事に疑問を差し挟まなかった、という、理由付けだ。
この位の理由をつけておかないと、多くの視聴者が、「この番組の登場人物たちは、なぜ地球とS-1星が同じ星ではないかと疑わないのだ? というとこに、納得が出来ない、と考えられたのだろう。
亜空間レーダーが、信じられないものをキャッチした。
亜空間エネルギーしか探知しないレーダーが、流星群の後方2千万キロにある物体に反応を示したのだ。
つまりその物体は、アルデタイト星。
クインシュタイン「亜空間エネルギーの燃料、アルデタイトで出来た星です」
たとえ惑星の欠片レベルでも手に入れれば、バルディオス級の亜空間メカを量産できる……!
しかし当然、アルデバロン側も、手に入れようと狙って来るに違いない。
バルディオス、出動!!
そしてそれを見送るジェミーに、クインシュタインは
クインシュタイン「ジェミー、貴女に見せたい物があります」
クインシュタインの言う、それこそ……!
なんだか惑星の並びに続いて、いきなりアルデタイトがどうしたこうしたとか、若干、唐突感のある設定紹介。
まぁ、でも許容範囲か。
(続く)