銀河旋風ブライガー その129(第34話「その名はカーメン」(その4) | 無敵動画堂高田のブログ

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 先日ブログに載せたブライガーの顔、折角描いたので、清書して色を着けました。
 ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
 
(続き)
 いよいよこの番組も、クライマックス編に突入です。
1話完結編で、プロローグ
2話費やした前後編で、クライマックス前半戦
3話費やした全中後編で、本当にクライマックス
 という、緊張感はどんどんヒートアップしていくのに対し、ストーリーの運びはどんどん丁寧になっていく、という最高のシリーズ構成でクライマックスを迎えます。
 え? それ、実質単なる6話連続ストーリーなんじゃ? とかいう野暮なツッコミは無し!
 

 屈辱に耐え、ようやく、手掛かりの一端を掴んだ……!

 J9はバレンシアの身辺警護ではなく、密使を抑える任務にかかり、見事彼を捕らえ、マイクロテープを手に入れるが、密使は口を割ることなく自決した。

  一方、J9の護衛なしに、カーメンとの会談に臨んだバレンシア長官。

 彼はカーメンに、ガリレオコネクションが抗争終結に提示した条件を飲んでほしい、と請願する。

 その発言は、あくまで両コネクションに対し中立の立場を貫く、木星開発局長官としての言葉だ。

 だが、バレンシアの真摯な姿勢に対し、それをあざ笑う態度のカーメン。

 明らかに、まともに交渉に応じる姿勢ではない。

 カーメンの哄笑には、さすがにバレンシアも首をかしげざるを得ない。

 何を笑う?

カーメン「……私は全てを知った上でこの会見に同意したのだ
 そう、カーメンは知っていた。
 バレンシアは木星開発局の長官であると同時に、ガリレオコネクションの幹部でもあり、
 この会談の真の目的は……。
カーメン「私の暗殺だ!
 ばれているのであれば、一切の躊躇は無用!
 丸腰と思われたバレンシア長官が右手首を引き抜くと、
そこには3連装マシンガンが!
 
 クラッシャージョウのタロスが、露骨に想起されますな(笑)
 コブラとか、この時期、腕に銃を仕込むのが流行っていたんですかね?
 
 ↓クラッシャージョウ
   劇場版が有名だけど、OVA版2作品も、結構いいですよ!

 

 バレンシアのカーメン暗殺計画は失敗。
 カーメンは逆に、ガリレオコネクション幹部であり木星開発局長官であるバレンシアを亡き者にする為、自身を囮にして彼を誘き寄せたのだ!
 
 J9が駆け付けた時、既にバレンシアは撃たれて虫の息であり、カーメン達は姿を消していた。
お町「パパ、私よ!」
 素顔をさらし、父を介抱するお町。
バレンシア「マチコ……本当に、マチコか……」
 予想もしなかった、娘との邂逅である。
 
 急ぎ現場を離れようとするJ9達一行の前に、2体のヌビアコネクションの戦闘ロボ:カルナークが立ちはだかる。
 ブライシンクロンマキシム!
 ブライガー登場!
 
 自分が送り出した密使が死んでいるのを見つけたカーメンは、今また強力な戦闘ロボであるはずのカルナーク2体をものともしないブライガーの姿を見て、珍しくその表情を曇らせる。
カーメン「また、あいつらか……」
 密使の死も、彼らの仕業に違いない……。
 
 バレンシア長官の死に、悲しんでいる暇はなかった。
 手に入れたカセットから判明したカーメンの計画、それは、
 木星を破壊し、
 地球型の惑星を数十個、新たに作り上げるという計画だった。
ボウィー「アホか? あいつは」
 あまりに常識はずれ、と普通なら思う。しかし
アイザック「極めて正確な理論と計算から
 組み立てられている、実現可能なものだ
 理論的に可能だとしても、一体なぜ、そんな計画を?
アイザック「分からん。
 しかし、20世紀の昔、木星を破壊して地球の軌道上に36個の地球型惑星を作るという ダイソン環天体の構想が科学者達の間で真剣に研究されていた。
 しかし、22世紀になって、カーメンが……」
 ついに明らかになった、カーメンの企み。
 J9は果たして、阻止できるか……?