こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/




本日も

戦場でワルツを


という映画を通して

想像力と
頭の中の不思議

というテーマについて

考えてみたいと思います。







昨日までは

心の中に存在する

5つの感情について考察してみましたが

インサイドヘッドで描かれている

頭の中の不思議は

彼らだけではありません。






トラウマ


そんな頭の中の不思議の一つです。








トラウマとは

心の中にある傷のようなもの。


心的外傷とも呼ばれています。







肉体の傷が

痛かったり、傷が残ったりするように

心の傷だって

痛かったり、傷が残ったりします。







そしてもちろん

怪我と同様、トラウマだって

年月を経ていくうちに痛みを感じなくなったり

怪我をした事すら忘れてしまう位

元気になることあります。





けれど…



本当に怖い体験や

ものすごく辛い体験をした場合

人間の頭は

その体験の記憶ごと

封印してしまう場合があるのです!





本日の

戦場でワルツを



自分の過去を思い出せない

映画監督が主人公。


↑この映画の主人公は
19歳の時に、戦争に参加していた
監督自身です。




彼はイスラエル人ですが

隣国のレバノンで内戦が起こった際に

レバノンへ従軍したのですが

その時、自分が何をやっていたのか

全然思い出せないのです!





思い出すのは

仲間3人と海でプカプカと

浮いていたこと。

↑プカプカ…




3人で浜に上がったこと。


↑裸で上陸…




そして、服を着て…





…その後の事は

全く記憶にないのです。







彼は気になって

3人のうちの一人を訪ねて

海から上がった後

何があったのかを訊ねますが

友達は

海なんて行ってないよ!

と、彼に告げるのです。


↑俺たち、海で何してたんだっけ?

えっ。
海なんて行ってないよ!



(-"-;A

???




これって

どういう事なのでしょう?






心の中のことについて詳しい

監督の友達は

その記憶は
脳が作り出したニセモノだ


と、教えてくれます。





彼は言います。




人間の脳は

忘れてしまったことを勝手に補完する

ことがある。






実験で

被験者の子供の頃の写真に

一枚だけ、ニセの合成写真を混ぜて

ここでの思い出は?

と、訊ねると

何人かの人は

行ったこともない場所のことを
勝手に思い出す


というのです!


↑ああ、ここ覚えているよ!


↑でも本当は…


↑コレ、合成写真なので
思い出す訳がないのですが…






という事は

監督は何かを忘れてしまい

その記憶を補完するために

ニセの記憶を作り出したということです!


↑じゃあ、本当は何をやってたんだ…オレ?





監督は

当時、戦争に従軍していた

様々な人々に会って

自分は一体何をしていたのかを

少しずつ思い出していきます。


↑俺は何を…


↑俺は何を…



↑俺は何をしていたんだっけ!





彼が記憶を忘却したのは

思い出したくない事が
あったから…






一体、彼は

何を体験したのでしょう?





それは是非、皆さん自身で

ご覧になって頂ければと思います。


↑記憶が蘇った彼は、何を見る!?






絶対に思い出したくない過去は

脳の奥の方に隠されてしまいます。






けれどもし何らかの理由で

それを思い出してしまったとしたら…





それは

怪我をしていた場所が

再び出血してしまったような

痛みや辛さを

感じてしまうことになるのです。






トラウマとは

心を痛みや苦しみから開放させる

恐怖の保管庫

という事なのです。


↑インサイドヘッドのライリーは
お誕生会に来ていたピエロが、トラウマ!

だからピエロは
心の奥の闇の扉に隠されているのです…






という訳で次回は

心の中の友達
イマジナリー・フレンド


というテーマで

ショコラ

という映画を解説してみたいと思います。





ではまた(*^ー^)ノ



↑頭の中は
自分の希望する思い出を作ったり
望んでない記憶を忘れさせたりする
不思議な記憶装置。




↑そんな脳が
必死で忘れさせようとさせる

戦場での記憶

というものは
どんな人にとっても
トラウマになるものなのだと思います…







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