JAXA(Japan Aerospace Exploration Agency、宇宙航空研究開発機構)の種子島宇宙センター(鹿児島県熊毛郡南種子町)から打上げられたH3初号機は、2段目エンジン(LE-5B-3)の着火が確認出来ず、地上から指令破壊信号を送信し失敗しました。
- 3月7日(火)
- 10:37:リフトオフ
- 10:51:指令破壊信号送信
なお、H3ロケットは、1994年(H6年)のH2ロケット開発以来29年ぶりに新規開発された液体燃料ロケットです。
H3 | H2 | |
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全長 | 63m | 50m |
直径 | 5.2m | 4m |
全備重量 | 575t | 260t |
打上げ費用 | 約50億円 | 約190億円 |
また、今回H3初号機で打上げられる予定だった陸域観測技術衛星・だいち3号機は、H3初号機と共に消失してしまいました。
最近のJAXA(Japan Aerospace Exploration Agency、宇宙航空研究開発機構)は、国産固体燃料ロケットイプシロン6号機の打上げ失敗や研究データの改竄などが有り、また三菱重工業においても国産ジェット機開発の撤退などの非常に残念なことが続いていますが、我が国の為に更なる技術の開発と蓄積をお願いしたいと強く思います。