調理関係者も参加で160名!
ご覧のようにビシッ!と姿勢を正したお出迎えは本当に清々しく気持ちの良いものです。
社員研修参加人数は、驚くなかれ、この日だけで160名。
静岡県内の各会館から「お食事サービス」、「ご案内、ご誘導」にかかわる社員、パートさんが集合。
会場後方には白衣姿の調理関係者もズラリ。
葬祭業界の研修は、(亡くなった人が友を引く…という迷信があったことから通夜、葬儀がない)「友引前」「友引」に行われることが多く、今回は友引前の夕方18:30~研修スタート。
調理担当の方々は精進料理や法事料理の調理、また後片付けを終えて着替える間もなく駆け付けてくださったのがよく分かります。
日々忙しい中、調理スタッフ、お料理を配膳する女性スタッフらが一同に介し、改めてチームワークの大切さをお互い再確認頂くことが研修の最大テーマ。
愛する人を亡くし、悲しみと絶望の心理状態の中、お葬式を迎えるご家族にとって二日目の葬儀を終えてのお食事の場は緊張からやっと解放される場。
だからこそ精進落としの食事内容はもちろん、使われる器、色合い、また、その場の雰囲気、配膳スタッフの優しい気付いや声かけ、儀式を終えて会館を後にされる際の丁重な立ち居振舞いは大変重要なのです。
この日は21時に会食サービス研修が終了。
お客様の心の状態を読んだきめ細かい調理、配膳、ご案内はきっとお客様の心に残ることでしょう。
実演・新しい葬送のスタイル

午後3時から葬祭関係者の皆さんを前に「新しい葬送のスタイル=無宗教葬」の模擬、実演をさせて頂きました。

懇意にしていただいているフルート、チェロの奏者も参加。
余談ですがチェロは映画「おくりびと」放映以来、お葬式での演奏依頼が殺到したそうです。
本格的な生演奏を式次第の随所に盛り込み、仏具の展示会場はにわかにミニコンサート会場に。

地方ではまだまだ無宗教スタイルのお葬式は少ないとはいえ、お客様のニーズがあればすぐに対応できるか否かが企業の信頼に、さらにはお客様の口コミに直結します。
地方でも核家族化が進み、菩提寺離れが進みつつあると聞きました。
また、転勤で都心から地方にご家族とともに移り住む方もいらっしゃいます。
転勤先で、もしもの時は無宗教スタイルで…と事前に希望されるケースもありました。
お客様のご要望で創られたという純白の上品な式壇。式次第はやがて、お客様からのリクエスト曲、石原裕次郎さんの「我が人生に悔いはなし」の生演奏にあわせ献花へ。
フルートとチェロが奏でる音色は全国からいらした関係者の方々のお疲れを癒してくれたのではないでしょうか。
実演をご覧いただいた葬祭関係者の皆さんからは、
「お客様からの問い合わせがあっても的確なアドバイスができるよう更に学びたい」、「改めて音楽の必要性を感じた」などお声を頂戴しました。
音楽はその方の生きてきた時代や感性、ライフスタイルを物語ります。
私なら…好きなアーティストは「エンヤ」と答えます。
皆さんはいかがでしょうか。
浅草・春の展示会花盛り
本日から浅草の各所で春の恒例、葬祭業界対象の仏具展示会が行われています。
まさに桜の花は満開を迎え、春風がとても心地よい一日。
本日は浅草の中でも特に老舗の仏具店が多い田原町の展示会場からお声をかけていただき、「お客様アンケートによる良い司会、悪い司会講座」のセミナー講師をつとめさせていただきました。
本日の講座のポイントは好感度有り無しの葬儀司会の差とその原因。
その中で「アクセント」の重要性にも触れました。
アクセントがおかしいと「言葉の意味合い」が全く違ってきます。
失敗が許されない葬儀司会の場合、アクセントひとつで故人のイメージが違う…とクレームになってしまうことも。
また、単語だけで読む時と文章の中で読む時とではアクセントの違う場合もあり要注意。
私は関西出身のため、アクセントを矯正するのにたいへん苦労しました。
皆さん、下記のアクセント大丈夫ですか?正確なアクセントで読んでみてください。
「あの方(かた)の肩がよいので洋服の型がくずれない」……意識して読んでみると案外難しいものです。
さて、明日、明後日は浅草産業貿易センターにて無宗教葬進行の実演を行わせていただきます。
生演奏はフルートとチェロによる絢香さんの楽曲からクラシック♪まで。
参加いただいた皆さんの心癒されるひとときになれば嬉しいです♪