万物理論/G・イーガン
久しぶりのSF小説ということもあり、むさぼるように読んだ。法螺のような壮大なテーマと、特に後半のスリリングでスピーディーな展開が非常に良かった。惜しむらくは途中から先が読めてしまうことぐらいか。
裏返すと、無駄にページが多いと思う。特に前半は、いくら世界観を提示するためとはいえ、無理やりくっつけすぎだろう。伏線だと思って最後まで気を抜かずにがんばっていた人は、がっくり来るよ。ま、面白いからいいんだけど。
セーラはモサラのジョークをいつ知ったのだろうか。気になった。
ラスト、世界中で900万人が自殺した、というのは過小すぎるだろう。もっと多いはずだと思う。人間は、現実にはもっとずっと愚かな生き物だと思う。
TOEというキーのアイデアについても、読み終わって興奮が冷めてくるとちょっと無理やり感が出てくる。TOEが描ききれていないからだと思う。
著者: G・イーガン
タイトル: 万物理論
裏返すと、無駄にページが多いと思う。特に前半は、いくら世界観を提示するためとはいえ、無理やりくっつけすぎだろう。伏線だと思って最後まで気を抜かずにがんばっていた人は、がっくり来るよ。ま、面白いからいいんだけど。
セーラはモサラのジョークをいつ知ったのだろうか。気になった。
ラスト、世界中で900万人が自殺した、というのは過小すぎるだろう。もっと多いはずだと思う。人間は、現実にはもっとずっと愚かな生き物だと思う。
TOEというキーのアイデアについても、読み終わって興奮が冷めてくるとちょっと無理やり感が出てくる。TOEが描ききれていないからだと思う。
著者: G・イーガン
Effective STL/S・メイヤーズ
C++で有名な著者による、STLの有効利用に関する50項目のアドバイス。STLを使わなければならない人にとっては、有益な情報だ。STLには、ほんの少し書き間違えただけで、コンパイルエラーの出ないバグが発生しやすい、非常に神経を使わなければならないポイントが多数あるのだ。屋上屋を重ねる、もしくは砂上の楼閣、といった言葉が思い浮かんで仕方がない。はやく次世代の新しい処理系が標準となるのを願うばかりだ。
著者: S・メイヤーズ
タイトル: Effective STL
著者: S・メイヤーズ
リファクタリング プログラミングの体質改善テクニック/M・ファウラー
思っていたより丁寧に、リファクタリングの実際作業を、一手順ずつ明示してくれており、非常に分かりやすい。反面、かなりのページ数が、明らかなコードの羅列で埋まっている。いろいろなりファクタリングのプラクティスがあるので、ざっと読むだけでも役に立ちそうだ。1.1のころのJavaを具体例として解説しているのだが、読んでいると数年の間のJavaの変遷がうかがわれて、いい言語になってきたんだな、と思う。
著者: M・ファウラー
タイトル: リファクタリング プログラミングの体質改善テクニック
著者: M・ファウラー
Professionalゲームプログラミング/坂本千尋
MFCとC++もどきを使って、ゲームプログラミングの初歩を解説した本。あまりたいした内容ではないので、よくある類似の書を1冊持っている人はとくに読む必要はない。
ゲームに必要なベース技術をきっちり書いてあるわけでもなく、ゲームジャンルごとの固有のアルゴリズムを詳しく解説しているわけでもない、どっちつかずの内容。
著者: 坂本千尋
タイトル: Professionalゲームプログラミング
ゲームに必要なベース技術をきっちり書いてあるわけでもなく、ゲームジャンルごとの固有のアルゴリズムを詳しく解説しているわけでもない、どっちつかずの内容。
著者: 坂本千尋
学習とニューラルネットワーク/熊沢逸夫
初歩 的なニューラルネットワークの詳細な教科書。丁寧な記述は好感が持てる。練習問題と、その回答として、Cのソースが付いている点も初学者にはとても便利だ。
内も、パーセプトロンの解説から始まって、関数近似能力、学習理論、ボルツマンマシンと、一通りそろっている感じ。
著者: 熊沢逸夫
タイトル: 学習とニューラルネットワーク
内も、パーセプトロンの解説から始まって、関数近似能力、学習理論、ボルツマンマシンと、一通りそろっている感じ。
著者: 熊沢逸夫
マルチエージェントシステムの基礎と応用/大内東
マルチエージェントに興味を持った人が、まず始めに読むと良いと思う。ゲーム理論から強化学習、ニューラルネットワーク、GAなどを通説し、具体例を通してマルチエージェントの実際が良く分かる。
構成は読みやすく、意図して複雑すぎる内容ははしょってあるので、通して読みやすい。
著者: 大内東
タイトル: マルチエージェントシステムの基礎と応用
構成は読みやすく、意図して複雑すぎる内容ははしょってあるので、通して読みやすい。
著者: 大内東
Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編/結城浩
結城浩の本は、本当に、細かく親切に書かれていると感心する。こういう本を読むと非常に気分が良い。
スレッドについて初めて学ぶ人でも、躓きそうなところがこれでもか、と解説されている。本文で書かれ、コラムで書かれ、とどめに練習問題で書かれているので、いくらなんでもここまで繰り返し読めば、記憶に残りやすいだろう。
すべてのパターンや課題に、実際に動くサンプルソースがついているのもすばらしい。実際に動かして実感できる点は、特に初心者向けの本としては重要な点だ。もちろんCDROMも付いている。
著者: 結城浩
タイトル: Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編
スレッドについて初めて学ぶ人でも、躓きそうなところがこれでもか、と解説されている。本文で書かれ、コラムで書かれ、とどめに練習問題で書かれているので、いくらなんでもここまで繰り返し読めば、記憶に残りやすいだろう。
すべてのパターンや課題に、実際に動くサンプルソースがついているのもすばらしい。実際に動かして実感できる点は、特に初心者向けの本としては重要な点だ。もちろんCDROMも付いている。
著者: 結城浩
UNIXプログラミングの道具箱/工藤智行
UNIXでのプログラミングに欠かせない、多種ツールの解説。項目ごとに親切丁寧に解説があるので、初心者には便利。あまり古いツールは解説せず、新しく標準的なツールについてページを割いているので実用的。
著者: 工藤智行
タイトル: UNIXプログラミングの道具箱
著者: 工藤智行
知識と推論/新田克己
情報科学における知識と推論の分野について俯瞰して解説した書籍。初学者の教科書には最適かもしれない。中盤、述語論理の話が集中するので、論理学の本を別に一冊読んでおいたほうが良いかもしれない。
大筋では問題ないが、多少、誤植と内容のおかしなところが気になった。特にXMLに関する著者の認識はおかしいのでは。他には、ベイジアンネットの例題では計算を間違えている点など。だれもチェックしていないのかも。
著者: 新田克己
タイトル: 知識と推論
大筋では問題ないが、多少、誤植と内容のおかしなところが気になった。特にXMLに関する著者の認識はおかしいのでは。他には、ベイジアンネットの例題では計算を間違えている点など。だれもチェックしていないのかも。
著者: 新田克己