三等フランソワーズ
第4回30GP優勝記念公演
クリスマスギャロップ
 
 
今年ラストの観劇は、三等フランソワーズさんとなりました。
初観劇です。
 
【期間】2019年12月20日(金)~22日(日) 全5回公演
【会場】インディペンデント1st
【脚本・演出】中川浩六
【出演】
 
一果 ‥‥ 澤井里依(舞夢プロ/EVKK)
花(一果のクラスメイト)‥‥ 本多真理
ジュン(一果の父)‥‥ 中川浩六
聖美 ‥‥ 木山梨菜
キャシー ‥‥ 山下春輝(ギヴ・ザ・ブロン)
マリー ‥‥ 美香山響(meyou)
 
【ストーリー】
クリスマスにとあるバーで繰り広げられる、
見苦しい父と、愛くるしい娘の、息苦しいものがたり。
3年前、初めて30GPにスタッフ推薦で選ばれた「クリスマスギャロップ」を、
新劇場の?落としに寄せて、仕立て直した作品。
 
 
 
 
冒頭からボーイッシュで吐き捨てるようなセリフの本多さんとクールに受け流す澤井さんの会話劇が実に面白かった。
女装の2人、美香山さんの絡みもテンポよく面白い。
先のDOOR公演で澤井さんとも絡んだ木山さんも好演。
また、なんといっても公演前のMCや終演後のながーいおしゃべりに中川さんの人柄を感じた。
まだまだ、観たいので演劇を続けてくれたらうれしいです。
 
★★★★
劇団ユニットWOW!!
動くな点P!
 
縁あって観劇に、久しぶりの音太小屋。
「ねたごや」と読むのですね。
今回知りました。(汗)
 
【期間】2019年12月13日(金)~15日(日) 全5回公演
【会場】音太小屋
【作・演出】長尾ジョージ
【出演】
坂ノ上竜也
花香まち
月之香玲衣
響美沙緒
大和永佳
上本康義
石田果鈴
横山晃士
酒井 励
【ストーリー】
誰もが悩まされたことでしょう。関数問題「点P」
この厄介な点Pが様々なハプニングを惹き起こす「動くな点P!」
さてはてそのハプニングの結末とは?
20代~60代幅広いキャストでのヒューマンコメディ!
ぜひお楽しみくださいませ
【WEB】 https://twitter.com/NtCSUHkedZXlea7
 
 
 
上図のように、点Pは長方形ABCDの辺AD上をAからDに動く点である。
AP=cmのときの△ABPの面積をcm2とするとき、以下の質問に答えなさい。
[1] の式で表し、の変域も答えなさい。
[2] AP=11cmのとき、△ABPの面積を求めなさい。
[3] △ABPの面積が35cm2のとき、APの長さを求めなさい。
 
こんな数学の問題を中学生時代に誰もが解きましたよね。
今ならチンプンカンプンでも、当時は解けていた気がします。
 
この点Pを、パートナー?プロデューサー?、などなど、いろんなPたちが人を振り回し、繰り広げるドタバタコメディー。
イライラしながら「動くなP!」と叫び出すキャストたち。
 
演じているキャストは、皆楽しそうで、点P」という発想は面白かったのですが、賑やかでワチャワチャ感だけで…、もうひとつ響くものを汲み取れませんでした。
 
★★☆☆☆
studio D2 プロヂュース vol.27
袴垂れはどこだ
 
 
縁があり、こちらへも千秋楽にお邪魔しました。
 
【期間】2019年12月5日(木)~8日(日) 全5回公演
【会場】浄土宗應典院 本堂
【脚本】福田善之
【演出】DD加藤
【出演】
小金井宣夫
桐山 篤
白石幸雄(イズム)
坂本良徳
松原佑次(遊劇舞台二月病)
慶雲(劇的集団まわりみち’39/げきだんS-演s?)
三澤健太郎(ボイスタレントプロダクションボズアトール)
小山ゆうま(いいむろなおきマイムカンパニー)
真嶋秀典
土肥希理子
石田麻菜美(遊劇舞台二月病)
福辺蓉都
鈴木ありさ(演劇集団よろずや)
和中香穂
【ストーリー】
時は、平安から室町時代のどこか。場所は、決して裕福でない寒村。都では「袴垂れ」なる盗人の大将が出没。この盗賊、神出鬼没。とても役人の手におえる男でなかった。
ある日、この寒村に飢えてやせ痩けた旅の坊主がやってきた。親切な村人たちのあつい介抱にもかかわらず、やがて彼は死んだ。死に際に旅の坊主は村人たちに“いつか袴垂れの党がやってきて、苛政に苦しむ村人たちを救ってくれるはずだと言い残す。
この物語はここからはじまる。
 
 
村が舞台の時代物、広い舞台だし殺陣シーン満載なのかな?と思いきや、会話中心の舞台でした。
ストーリーもちょっと地味に感じてしまって、刺さらなかった。
すいません。
 
★★★☆☆
劇団未来 第137回公演
第47回大阪劇団協議会フェスティバル参加
まほろば
 
初めて観る劇団ですが、縁あって行ってきました。
場所は大阪市城東区京阪「野江駅」近く。稽古場を兼ねているようなスタジオで、横長の舞台はかなり客席が近いどの席からも見やすい舞台でした。
 
【期間】2019年11月29日(金)~12月8日(日) 全12回公演
【会場】未来ワークスタジオ
【作】蓬莱竜太
【演出】しまよしみち
【出演】
ミドリ(長女)‥‥ 片桐洋子
キョウコ(次女)‥‥ 肉戸恵美
ユリア(キョウコの娘)‥‥ 池田佳菜子
ヒロコ(母)‥‥ 三原和枝
タマエ(祖母)‥‥ 金澤百合子
マオ(近所の小娘)‥‥ 前田都貴子
【ストーリー】
どこかにある田舎町の旧家。遠くから笛や太鼓の音がかすかに聞こえている。かつて地元の名家として知られた藤木家には男の跡取りがない。宴会の準備をする母ヒロコは、娘ミドリの突然の帰郷に驚きと苛立ちを隠せない。そんななか次女キョウコの娘ユリアまでもが前触れもなく現れる。祖母タマエが温かく見守るなか見知らぬ近所の子供マオも加わり、久しぶりに顔を合わせる家族たち。赤裸々な会話は歯に衣着せることはない。やがてミドリは衝撃的な告白をするのであった。
 
 
岸田國士戯曲賞受賞の結構有名な戯曲なのですね。
無知で知りませんでしたが、すごくすごく面白かったです。
こじんまりした小さな小屋ながら、古めかしく細部まで作り込まれた藤木家の木造の和室の舞台美術も見事でした。
最前列で観ていたのですが、手を伸ばすとキャストに触れられる距離ながら、横長の舞台はかなり見やすかったです。
上手と下手のセリフの応酬では、テニスのラリーを見ているように左右に首を振っての観劇となりましたが、それだけ近く舞台の世界と一体になれたような気になりました。
祭りの夜、本家に集った女たちが織りなす赤裸々で軽快な6人の女性だけの会話劇。
女性だけしか出てきませんが、男性の影を感じつつ進む舞台で、不自然さは全く感じません。
本当に良く出来たお話で、メジャーなところでは今年の4月にもシアタードラマシティで高橋恵子さんらで上演されているようですね。知らなかったです。
もちろん、観ていないわけですが、今公演もとてもとても素敵な素晴らしい舞台でした。
耳を澄ませば、祭囃子が来そう。
これだけ質のいい舞台を間近で観れるのは、ほんと小劇場の醍醐味ですね。
あちこちから、すすり泣く声も聞こえ感動しました。
 
また好きな劇団が増えました。
満点です!
 
★★★★★
大竹野正典没後10年記念公演
あみゅーず・とらいあんぐる vol.27
笑箪笥
 
 
昨日のタクフェス「流れ星」観劇の後、翌日の今日。
まだ昨晩の舞台の余韻に浸って居たく、記憶を上書きしたくないな。
と少し思いましたが、面白そうなので来てみました。
ここんところ毎年見ている「あみゅーず・とらいあんぐる」さんの定例公演。
今回は外部の演出家を迎え、大竹野正典戯曲を上演するようでいつもと毛色が違うものが観れそうで行ってきました。
 
【期間】2019年12月6日(金)~8日(日) 全5回公演
【会場】ウイングフィールド
【脚本】大竹野正典
【演出】ゴン駄々吉(三俣婦人会)
【出演】
父 ‥‥ 九谷保元
母 ‥‥ 笠嶋千恵美
一郎(長男)‥‥ 中嶋悠紀子(プラズマみかん)
サチコ(長女)‥‥ 原 由恵
黒服1 ‥‥ 条あけみ
黒服2 ‥‥ 思い野未帆
主婦1 ‥‥ 黒木保子
主婦2 ‥‥ 中村ゆり
【解説】
あみゅーず・とらいあんぐる 今回は「ぼつじゅう」企画に参加!
(大竹野正典没後10年記念公演、略して「ぼつじゅう」)
大竹野さんの「犬の事ム所」時代の初期作品「笑箪笥」をお送りします。
三俣婦人会のゴン駄々吉氏を演出にお迎えして、どうするどうなる!
【演出家のことば】
家族が箪笥の上に次々に登っていく。
一体コレはなんなのか。
『笑い笥』は不可解で溢れている。
その不可解は時にチャーミングで、時に怖ろしくもある。
兎に角へんな生きものがたくさん登場する。
しかしこの作品にはネコを鍋で煮る母とか、
親友はパンダの父と云ったキャッチ―な登場人物は皆無。
『笑箪笥』のそれはもっともっと地味である。
どの側面を取ってみてもまさに人間そのもので生々しい。
愉快な誤読を重ね、若かりし大竹野さんが書いた奔放すぎるト書きを含め、あみゅーず・とらいあんぐるは元気を武器に立ち向かっていこう!と思う。
お客さんと一緒にこの生きものらを大いに笑い愉しみます。
大竹野さん、ごめんなさい。あはは。
 
 
大竹野戯曲は、自ブログでググって観ると今回で5回目でした。
過去に観た作品は 「リボルバー」 「山の声-ある登山者の追想- 街編」 「Kのトランク」 「夜、ナク、鳥」
「Kのトランク」での今公演も出演している中村ゆりさんの熱演が強く印象に残っています。
 
今回も、前説からおばちゃんパワー全開の中村ゆりさんが可笑しかったです。相方の黒木さんも中村さんに負けず劣らず、おばさん臭キツメで可笑しかった。
 
本編は、長男・長女と両親の4人の家族の物語。
最初、長男が宗教まがいの箪笥の呪いにかかり、真夜中一人箪笥に登りうずくまるようになる。それはやがて妹に伝染し、そしてまたひとり母親へと伝染する。
毎夜繰り返される箪笥に登りうずくまる儀式。
 
元来は箪笥によじ登る演出を今公演では上記の写真にあるような頭の上に箪笥のクッションを付けて表現。
舞台上の四角い木枠の家族内の物語。家族という閉鎖的な中で変な方向へ突き進む不可解で倒錯的な世界。
どのキャストも真剣そのものの熱演で、世界観を共有でき面白かったです。

★★★★
タクフェス第7弾
流れ星
 
 
初めてこの演目を観たのは関学「演劇グループSomething」さん、その2年後同じく関学の「狸寝入」さん。
どちらもとってもとっても良くって、大いに笑って泣かされました。
今回で3回目!
それも本家の宅間さん演出で、タクフェスとしては、初。
この日を指折り数えて待っていました。
主演は田中美佐子さん、夏子のイメージにピッタリ!
魔女役の飯豊まりえさんは、存じ上げなかったんですが、40万人のフォロワー数ということでビックリ!
幸運なことに発売直後に予約したチケットは4列目ゲット!
 
【大阪公演期間】 2019年12月4日(水)~8日(日) 貸切公演を含め全7回公演
【会場】 シアタードラマシティ
【脚本・演出】 宅間孝行
【出演】※観劇回のキャストです。
星野夏子 ‥‥ 田中美佐子
魔法使いマリー ‥‥ 飯豊まりえ
徳田夏子 ‥‥ 柳 美稀
内藤ヨージ ‥‥ 富田 翔
中富先生 ‥‥ 三津谷 亮
ボン ‥‥ 冨森ジャスティン
田淵兼子 ‥‥ 近藤くみこ(ニッチェ)
一平くん・信彦 ‥‥ 松村 優
どんぴさん ‥‥ 越村友一
小田ヨウコ ‥‥ 遠藤瑠美子
駒村さん ‥‥ 若林元太
徳田慎太郎 ‥‥ ダンカン
星野謙作 ‥‥ 宅間孝行
【ストーリー】
東京の片隅にある古びた下宿屋「徳秀館」。星野謙作と夏子の熟年夫婦が営んでいるが、2人の間は冷え切っていた。そんなある日、会話らしい会話もなくいつものように出かけた謙作は、出かけた先で突然倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまう。
それから初七日を終えたある夜、夏子の前に突然、魔法使いだと称すマリーが現れ、夏子の願いを四つ叶えてくれるという。半信半疑の夏子だったが、人生をやり直すため、謙作と結婚をする前の時代にタイムスリップをすることに。
そして夏子とマリーは、1970年、昭和45年へ。
…果たしてマリーの正体は?目的は?夏子の知らなかった事実が、次第に明らかに…。
 
 
ストーリーオフィシャルサイトからのコピペを上にも載せています。
また、初めて観た関学「演劇グループSomething」さんで、あらすじを書きましたが、もう一度感動を辿りたくてもう一度書いてみた。
 
1910年。星野謙作と妻 夏子が営んでいる年季を感じさせる古びた木造下宿屋「徳秀館」が舞台。
冷え切った関係の40年連れ添った熟年夫婦の会話で始まる。妻に「お茶!」と言う謙作に、渋々重い腰を上げ露骨に嫌な顔で応じる 夏子。昔からの顔見知りのドンピさんが近所の新聞を回収に回ってきた。ドンピさんに愛想よく対応するも、仕事を終え帰っていくとまた2人の重苦しい空気に包みこまれる。
商店街の福引で当たったんだ」と言って夏子の眼の前に茶封筒置くも、つれない素振りの不機嫌な夏子。はかなく床にひらひらと落ちる茶封筒が2人の冷めた間柄を物語る。夫が居るだけで不愉快なようだ。「亭主元気で留守がいい」ってことだろう。
いつものように「手間だろうから、夕飯は外で食ってくる」と言って出かけた謙作。
 
だが、出先で事故に遭遇、帰らぬ人となってしまう。
その後通夜・葬儀・初七日かとバタバタと日々は過ぎ、少し落ち着いた謙作の死後10日目に夏子の前に突然魔女は現れた。魔女はマリーと名乗り「四つのお願い」を叶えて上げると夏子に宣言する。ただし、死んだ人を生き返らせることと人を殺すことはできないという。信じない夏子に、マリーはステッキを一振り、椅子を天高く持ち上げて見せ「はい、1つ目のお願い終了」と宣言する。
「2つ目の願いは?」のマリーの問いに、熟考しひらめいた夏子は「私は夫に騙された。夫により追い出された40年前にここで下宿していた中富先生との恋を実らせたい。」と言う。
夫は、家や私をほったらかして一人休日は山登りに出ていくのだと不満を吐露する。それに恋も引き裂かれ騙されて結婚したのだと訴える夏子。
「40年前に戻って私の人生をやり直したい。」と願う。

ということで、ステッキを一振りで物置をタイムマシーンに変え、約40年前の大阪万博の開催された1970年へタイムスリップ!1970年の「徳秀館」に、マリーと共に降り立つ夏子。
服装が時代遅れて野暮ったいとその頃の服装に変わってしまってると笑い合う2人。
生前の父 慎太郎や当時の下宿人の面々が懐かしく、もちろん意中の人、中富先生も居た。
そして、当時の若く可愛い自分(夏子)にも出くわし、惚れ惚れ。当時の夏子と中富先生は、お互いに照れながらも恋に発展しそうなイイ感じの会話に、未来から来た夏子はテンションマックス!自分自身を始め、懐かしい当時の面々に話しかけ、ドン引きされる。(笑)
父 慎太郎を前にマリーは夢野マリーと名乗り、夏子はその母 夢野夏美と名乗る。(以降 未来から来た夏子は夏美と記します)ここで住み込みで働かせて欲しいと頼み込む慎太郎は夏美に亡き妻の面影をみつけ、「どこか似てるなぁー」とポロリと呟く。(当たり前ですね。母娘なんだから(笑))
人手不足解消はありがたいが借金もあり「金は出せない」という慎太郎だが、「食事と住むところさえ与えてくれれば給与は要らないから」という2人の申し出に快諾する。
そして、ここへ謙作が現れ2人の出会いのシーンが再現される。
マリーに「最悪だった初対面を」を観ていてという夏美は、部屋の奥へ消え、謙作が黒人とのハーフでアフロヘアのヨージをしたがえて慎太郎の借金を取り立てにやってきた。来客に夏子がお茶を入れ、平謝りに「借金は待ってくれ」という慎太郎に「すぐに払えと」すごむ謙作。父が責め立てられることに苦しむ夏子だが、マリーが「ここで2人も住めば?どうせ返済してもらえないなら、借金を毎月の家賃で相殺して徐々に返済してもらえば?」との提案。シブシブながら納得する謙作。ヨージと共にここでその日から住み込むことに…。
「映画が大好き」という夏子は、中富先生と映画などでデートを重ねる。同じ屋根の下で暮らす中で徐々に気になる存在になり、密かに想いを寄せる謙作も中富先生と張り合うつもりはなく2人の関係を見守る。また謙作は映画関係者の友達がいるらしく「どんな映画でも好き」という夏子に、今度チケットを「プレゼントしてあげると約束する。
ある日、1人出かける謙作に上着のボタンのほつれを見つける夏子。「そんなのいいよ」という謙作を諭し、針と糸で手早く縫い付ける家庭的な夏子。その際の謙作に映画のチケットのお礼にちあきなおみの「四つのお願い」のレコードをプレゼントすると告げる夏子。2人の仲も急接近。それを見守る夏美は不愉快に違いない。謙作には夏子を近づけたくないのだから…。
 
ここで脇役のキャストを紹介。
実は実家がブドウ農園のお金持ちで東大一筋の8浪くらいしてるど近眼の万年浪人生、駒村。
自らの執筆の詩集を路上で売る、実は傷つきやすい詩人、兼子。
何かといえば「LOVE & PEACE」と叫び、ジョン・レノンを崇拝する、ボンとヨウコ。
すでに紹介済みだが、英語教師ながら休みの日には科学雑誌を読み漁る秀才、中富先生。
中富先生を師と仰ぐ大学生の一平君。
などの下宿人の面々に近所の「ドンピシャ!」が決め文句の古新聞古雑誌回収を生業とするドンピさん・慎太郎が加わってのドタバタで、笑いどころが満載で展開される。
ここらへんは、舞台の笑いどころでお腹が捩れるほど笑かされる。
兼子の「志集」(詩集)の朗読会。
怪しすぎる駒村くんの言動。
ボンとヨウコの恋の行方などなど…。
 
ある夜、謙作が居間に夜ひとりで居るとマリーが現れて不思議な隕石の話をしだす。
ずっと昔、凄い力を持った星が地球に激突。その欠片は粉々になってあちこちに飛び散った。それらの破片の石はよく見ると☆の印がついてて山などどこででも見つけることができるという。それを88個集めると魔女が目の前に現れ、1つだけ願いを叶えてくれるという。但し人を生き返らせることと殺すことはできないとらしい。
それをしてしまうと、魔女自身が流れ星になってしまうのだとか…。
「流れ星はみんな魔女なんだろう」と信じがたいマリーの話だが、夢のある話を聞いて夜空に想いを馳せる謙作だった。
 
そんな中、近所で小さな爆弾を利用した爆破事件が起こる。一番に怪しまれるのは、東大志望のガリ勉 駒村で警察に任意同行を求められ連れていかれる。やがて容疑が晴れて釈放されるも、真犯人がわからないまま、モヤモヤと日々が過ぎる。
ある日、謙作が中富先生に借りた本の続きが見たく我慢できなくて留守中の先生の部屋を外から覗き、一人とんでもないものを部屋の中の様子を目の当たりにする。
そう、爆破事件の犯人は中富先生だったようで、部屋の中は爆弾づくりの部品などで溢れていたようだ。科学雑誌を購読していたのもそのためだったようだ。
中富先生に詰め寄る謙作に「私は今の社会を変えたい」と、自らの活動を真っ向から主張する。「暴力で何も変わらないよ」と説く謙作に「よりよい国家を創るため、仲間とこれからも行動を共にする」と告げ、話しは平行線に。「好きな女一人を守れないのに…」と追い打ちをかける謙作に暴力を振るわないことを約束して中富先生は出ていく。その際、「夏子を守ってあげて欲しい」と謙作に気掛かりな想いを託す。
その後、中富先生は、意見の違いからか仲間からのリンチに合い殴り殺されることに…。だが力尽きるまで中富先生も暴力を振るわなかったと慎太郎から聞く。そして、この事実は夏子にだけは教えないで欲しいとお願いする。
それを陰でそっと聞いている、マリーと夏美。
知らなかった真実に驚く夏美は涙するも、それに乗じて「謙作さんはいい人だ!」というマリーに、「あなたに何がわかる? ずっとほっとかれて、私はあの人と40年連れ添って来たのよ!」と、それでも謙作に対する積年の恨み事をマリーに訴える。
すると、マリーは「謙作さんの本当の胸の内を教えてあげる。それが3つ目のお願いでいいですか?」と静かに呟く。夏美は頷き、それから数十後へ再びタイムスリップ。
 
数十年後の「徳秀館」は、世代が変わり、一平の息子 信彦が登場。荷物を置いて新宿への行く道を謙作に尋ねる。母と同様に志集を売りに行くという。そう、一平と金子は結婚していたのでした。母譲りだと苦笑いの謙作。駒村は東大を断念し実家の広大なブドウ農園を継ぎ、毎年謙作の元へブドウが届いていた。
ふと一人になった下宿の居間で「丁度いい」と謙作は大事そうに重そうな箱を取り出す。
箱を開けると88個の石が入っていた。
夏美が「休みのたびに一人で山へ行って、家を顧みない」と謙作へグチは、この石を集めるためだったのだ。
「やっと集まったぞ」と謙作が言うと、暗闇に石たちは光だし、マリーがそこへ現れた。
「やっぱり魔女だったんだ」と謙作。しかし、マリーには何のことだかわからない。1つだけ願いを叶えてやるというマリーに。
「これまで幸せにしてやれなかった妻に私が死んだら、妻の前に現れて『四つのお願い』を叶えてやって欲しい。こんな願いは無理かい?」と問う。
「大丈夫!」あっさり受け入れてマリーは、「なぜ『四つ』なの?」と問い返す。
自分が妻から初めてプレゼントされたレコードがちあきなおみの『四つのお願い』だったと打ち明ける謙作。
「自分が死後、バタバタするだろうから、10日後あたりの落ち着いた日に妻の前に現れてくれないか。」とお願いする。
このやりとりは陰で聞いていた夏美、いや夏子は、初めて夫の深い愛を知って、泣き崩れる。
そして四つ目のお願いとして、「もう一度、夫謙作に逢って想いを伝えたい。」と懇願するのです。
 
そして、我に返ると冒頭のシーンが繰り返される。
ドンピさんが現れて古新聞を集めに来た。
「あ、あの日だ!」と独り言をつぶやく夏子。
謙作が「お茶!」と呟く、あの日と全く同じなのに、感じ方が全く違う。両目から溢れ出す涙を拭うのに必死な夏子。
「ご飯は、外で食べて来た方がよさそうだな。」という謙作に、
「用意しているから、必ず帰ってきてね。」と夏子。最期の会話とわかっている夏子は泣けて泣けて仕方がない。
そこへ持ってきて「福引で当たったんだ。」と茶封筒を渡される。冒頭のシーンでは見向きもしなかった封筒だが、今度はしっかり受け取り開けてみると中には映画のチケットを入っていた…。
もう、胸が引き裂かれそうな想いの夏子の心中が痛いほどわかる。
「今までこんな私と長年連れ添ってくれて、本当にありがとう。」と、四つ目の願いの目的を果たす。
「じゃあな」といつものように出ていく謙作。
真っ暗になっていく舞台、空だけ明るい。そこへ一筋の流れ星が滑るように流れて…(幕)
 

冒頭のシーンから、やっぱりラストを知ってるだけに、胸を打つものがありました。
やっぱり良く作品だと、しみじみ思いました。
主演の田中美佐子さんは、やっぱりいいですね。
過去に戻ったシーン、過去の自分や懐かしい面々にオバちゃん的にガンガン話しかけに行くのはほんと可笑しかった。また「あなたは、そのままでいい。将来ビッグな女優になるから」と兼子に予言したり、お節介を焼くところも絶妙で面白かったです。
でも、自分がもし過去に戻っても同じように自分に助言したり、懐かしい顔にはしゃいでしまうだろうなと思います。
それでも、若い頃の自分も悩み苦悩し決断し日々生きているのだから、それも尊重しないとね。
マリー役のまりえちゃんも良かったね。
夏美が悪役のレッテルを貼る謙作を自分の目で観察。彼の言動、例えばアメリカ軍の父と売春婦の母という両親の元に生まれ「アイノコ」と幼少期に虐められ育ったヨージに「あいのこは『愛の子』だから…と励ますエピソードなどから心の温かい人だと判断し、謙作の夏子への恋の後押しする。
魔女の話の会話や二人きりで交わすマリーと謙作の会話のシーンはどのシーンもとても素敵でしびれました。
 
あと、3回目にして気づきました。
ラストシーンで流れ星が流れます。
これはずっとタイトルにもなっているし、この舞台を象徴する演出として観ていましたが、深読みすると4つ目の願い事を叶えた直後の流れ星。
もしかしたら、マリー自身が流れ星になったのかもしれませんね。
 
マリーが言ってましたよね。
人を生き返らせることと殺すことはできないとらしい。
それをしてしまうと、魔女自身が流れ星になってしまうのだとか…。
そう考えると、マリーは謙作の愛の深さに ほだされ魔法を使い、謙作を事故から回避し生き返らせ夏子の待つ徳秀館へ無事に帰らせたとも、とれますね。
それを想像すると…、謙作と夏子、2人はその後どのように過ごしたのかな?
きっと幸せに過ごしたことでしょう。
と、考えもつきません。
 
観劇後も感動を引きずる素晴らしい舞台でした。
また、学生劇団などでこの演目を観れることを楽しみにしています。
宅間さん演出じゃなくても、ぜんぜんいいので関西の劇団でもやってくれないかなー。
その時は、マリー役は澤井里依さん。駒村さん役は、元2VS2の長橋さんとかで観れたらいうことないです。(笑)
 
 
もちろん満点の星。

★★★★★
應典院舞台芸術祭 Space×Drama×Next 2019参加公演
DOORプロデュース7
てのひらに声

~私の言葉で誰かの世界を変える物語~
 
 
澤井さんがでっかく告知フライヤーに載るDOORプロデュース公演。
久しぶりのDOORの公演に行ってきました。
 
【期間】 2019年11月28日(木)~12月1日(日) 全6回公演
【会場】 浄土宗應典院 本堂
【作・演出】 虎本 剛(ステージタイガー)
【楽曲提供】 伊沢ビンコウ
【出演】
近藤麻衣(新任の介護職員)‥‥ 澤井里依(舞夢プロ/EVKK)
西崎文江(主任介護職員)‥‥ 是常祐美(シバイシマイ)
坂東みちる(男性介護職員)‥‥ 早川丈二(MousePiece-ree)
城之内陽子(ベテラン介護職員)‥‥ 猿渡美穂(宇宙ビール)
田村 雅(若い介護職員)‥‥ 植木歩生子(劇団「劇団」/ゲキゲキ)
松井綾子(車椅子事故を起こす介護職員)‥‥ 木山梨菜(三等フランソワーズ)
山下清美(実は劇団員という介護職員)‥‥ 小川十紀子(遊気舎)
川島貴行(地方市議会議員)‥‥ うえだひろし(リリパットアーミーⅡ)
【ストーリー】
介護職員・近藤麻友(30)はデイサービスセンター『つながり』に新たに転属となる。しかしそこではベテランや新人、正社員やパート…働く職員同士で立場や考えが違い、日々揉めごとばかり起きていた。そしてついにセンター内で車椅子の転倒事故が発生、より職員間の溝が深まってしまう。見かねた麻友は「もっと思っている事を話しましょう」と、職員間の意見交換会を開催する。お互いに話し合い、人といのちに寄り添うとは何かを模索する中、やがて麻友自身の過去と『つながり』にやって来た本当の理由が明らかになり…。
【WEB】 https://tobirawoakeru.jimdo.com/
 
 
今回のお話は、高齢者が生活するデイサービスセンターが舞台。
入居者の情報をスタッフ全員で共有し、入居者たちが気持ちよく健康に毎日を過ごせるようにと頑張るスタッフたちの奮闘を描く。
 
デイサービスセンター「つながり」に転職してきた近藤麻友30歳。テキパキと身の回りの世話をスピーディーにこなすより、入居者の気持ちに寄り添い、聞き上手に立ち回ることで、心の支えになろうと努力する。
だが、スタッフ仲間では彼女のその振る舞いのため、トイレ掃除や風呂掃除など実質的にしんどい仕事が他のスタッフに結果として割り当てられることに、ベテラン職員などからは不満の声が出ていた。また、職場より趣味の演劇稽古に力を注ぐスタッフなども居てスタッフ同士でギクシャクと溝が深まる。
そんな中、入居者を転倒させてケガをさせてしまう事件が起きる。全責任を感じて小さくなる1スタッフ。責め立てるスタッフ。
スタッフの信頼関係が揺らぐ中、「もっと話をしましょう」と、意見交換会を提案する近藤麻友。
彼女の全職場での出来事が明らかにされていく…。
 
人の気持ちになり、寄り添うということ。
どんな効き目のあるお薬なんかより、それぞれにはそれぞれの事情があり、その人の気持ちになり話を聞く」という、寄り添うということが、一番の安らぎに、心の妙薬になるのではないかと、物語では説いていく。
 
とってもとっても優しい、丁寧に紡がれた心温まるお話でした。
小劇場では腕のある役者さんばかりで大いに笑い泣かせてもらいました。みなさんお上手だ!
特に、スタッフ間の心を繋ごうと動き回る是常さんやビシーッと引き締まる男前なセリフを吐くマウスの早川さんが素敵でした。
 
★★★★
 
さて、次回の観劇はいよいよ、待ちに待ったタクフェス「流れ星」。
大好きな作品で、先日脚本を読み返し、予習も万全。
 
この「流れ星」のナビゲータ役の魔女マリー。
澤ちゃんにオファーがこないかなーと願ってる。
おぼろ」のおきよちゃん役のように、誰よりも輝くことは間違いないと密かに思っています。
 
 
 
点滅して冬
まつげにかかる灰
 
 
「老い」「認知症」「介護」というようなワードが並ぶ、重いテーマの作品のよう、縁があって観に行ってきました。
 
【期間】2019年11月23日(土)~24日(日) 全5回公演
【会場】ウイングフィールド
【脚本・演出】和田見慎太郎
【出演】
山口優子 ‥‥ 高田彩美
宮下洋司(優子の弟)‥‥ 本田哲男
山口 透(優子の息子)‥‥ 間宮大貴
山口 茜(透の妻)‥‥ 雛野あき
エウタナシア協会員 ‥‥ 和田見慎太郎
【ストーリー】
山口透は母・山口優子が認知症であることを知った。
記憶が薄れていく中、自らの積極的安楽死を望む母。
透は母の孤独や苦しみを想い、葛藤しつつも母の意志を尊重することを決める。
認知症が進む母や妻の茜と共に、日常が少しずつ崩れていく不安を抱きながらも"終わり"に向かって歩み始める。
【WEB】 https://twitter.com/tennmetsushite
 
 
若い人達ばかりのキャストで「認知症」がテーマ。正直、大丈夫かな?と…不安でそれほど期待をしていなかったのですが、いい意味で見事に裏切られました。
若い人ばかりの劇団だとありがちな早いテンポの会話のラリーが続き、時には激しくぶつかって…というような会話劇ではなくて、ゆっくり言葉を選び、終始穏やかに一定のテンポで進む会話劇でありました。こう聞くと眠そうになりそうに思うかもしれないが、物語にすんなりと入り込め、胸が締め付けられるような舞台でした。
ストーリーは上記にもあるが、こんな感じ。
認知症が少しずつ酷くなっていくこと自覚し、息子夫婦迷惑を掛けたくないと願い息子夫婦と同居することやホームケアセンター入ることより、自分で人生を終わらせたいと願う優子。
認知症が急速に進むことに狼狽する息子、更に安楽死を母が望んでいると知り更に心を乱される。
嫁は夫に母との同居をさりげなく求められ、結婚時の約束通り自分たちの生活スタイルを変えたくないとの理由から、「子供は作らない」「義母と同居はしない」と最初は突っぱねるも、義母の心情に寄り添い。「お母さん、一緒に住みましょう」と心優しい嫁。
職業を医師とする弟は、姉に安楽死の手伝いをする協会員に不信感を感じるも、協会員の誠実さや姉の意思の固いことにから、医師の立場よりも姉の気持ちに寄り添い安楽死を受け入れていく。
安楽死協会の会員を含め、それぞれキャストが言葉を穏やかに綴り、思いやりに溢れる一つの家族の重い決断を丁寧に書いている脚本を見事に演じきって、素敵な作品に仕上がってました。
サリngROCKさんがどこかで、べた褒めしてたけど、ほんと良く出来た脚本で和田見さんの次回作にも期待します。
もちろん、それを見事に昇華して演じきった役者たちも素晴らしかった。
満点です。
 
★★★★★
テノヒラサイズ 18th Performance
憧れのデコラティブライフ
 
 
久しぶりにHEP HALLへ行ってきました。
昨日の初日には、あの元トップアイドルのキョンキョン観劇に来ていたということです。
ビックリ!!!
 
【期間】2019年10月25日(金)~27日(日) 全5回公演
【会場】HEPホール
【脚本・演出】湯浅 崇
【出演】
平 凡太郎 …… 川添公二
レイちゃん …… あだち理絵子
謎の男 …… 木内義一
兄貴 …… 松木賢三
子分 …… 辻 凪子
柳 …… 田所草子
大槻 …… 湯浅 崇
坂田 …… 井之上チャル
新 …… 畦田ひとみ
大家さん …… 福山俊朗(はひふのか/syubirotheater)
【解説】
昨年、結成10 周年を迎えたテノヒラサイズ。
新たな11年目はゲストさんをお迎えして、すっかりお馴染み、湯浅崇による新作「憧れのデコラティブライフ」をHEP HALLにて上演するくま。
どうぞご期待くださいくまー
【ストーリー】
僕は波瀾万丈とは程遠い人生を歩んできた。
ものすごく良い事も、ものすごく嫌な事も起こらない、そんな人生。
いろんな事に巻き込まれる人を羨ましく思ったりもした。
唯一、僕の人生での大波はいい感じの彼女と出会った事。
ところが最近、彼女の様子がおかしい。
男の影がちらつく。
ノン波瀾万丈人生から一転、僕の人生が装飾的になった。
家の中に知らない男がいる。女も出てくる。
幽霊とか泥棒とかどんどん現れて部屋の中には総勢 10 名がひしめいている。
素朴な人生を 180 度変えられた男のおかしくて切ない物語。
嗚呼、憧れのデコラティブライフ!
 
 
 
 
テノヒラサイズさんのメンバーは、個別に客演で舞台に出ているのは何度も観ていますが、本元のテノヒラサイズ公演は初見でした。
従来の公演では舞台美術も凝らず、舞台の背面はプレーンな黒幕みたいな感じらしいんですけど、今回はマンションの一室のセットをガッツリ組んでいましたね。
とあるマンションに住む平凡な暮らしを送るサラリマン。
「今日は仕事で遅くなる」と妻に伝え家を出た。
だが、残業しなくていいことになり、早く自宅へ帰ってきた。
自宅マンションに入ると、なんと妻がパンツ一丁の見知らぬ男とソファに腰かけ見つめ合っていた。
驚く男と動じない妻と全裸男!
これはただのプロローグ、普段平々凡々と過ごしてきた男の日常は一瞬にして一転。
更に驚くことが次から次に起こって…
どのメンバーも皆さんお上手で安定した笑いが続く舞台でした。
面白かったなぁ~。
私の観た回は、公演後アフタートークもあり、後藤ひろひとさんを交えて、ほぼほぼ全キャストが出て来てのトークで裏話が聴けてこちらも面白かったです。
来年の次回公演は、この後藤さんの作・演出で再演公演をされるようでこちらのお話もあり興味深く聴けました。
面白そうで、行ってみたくなりました。
 
 
★★★★
ACTMENT PARK Vol.6
-From Broadway with Love-
(ブロードウェーより愛を込めて)
 
 
元々、13日の夜公演に行く予定だったのですが、台風19号接近により公演中止に。
翌日のお昼14日千秋楽に振り替えてもらって、観てきました。
というか、体感してきました。
元タカラジェンヌも出演という、飲みながら食べながらのテーブル席で観る贅沢な舞台でした。
 
【期間】 2019年10月13日(土)~14日(日) 全2回公演
【会場】 ベロニカ(大阪市都島区)
【脚本・演出】 岡本一馬
【出演】
花陽みく
川辺 結
藤村 聡
尾崎 潤
寺本有唯
岡本一馬
中尾周統
中聡一朗
荒田未来
藤田悠未
【解説】
1930年代、スウィングジャズに揺れるブロードウェー。ミスターショービジネスことプロデューサーのニックが手がけるステージショーに、大女優のマーゴを迎え、今日もステージSTAFFは大忙し。プロデューサーや客席案内係など、舞台裏で活躍する人々の姿を描いた、この作品。今回もやっぱり、何かが起こる!!とある仕掛けで、気づけばあなたが登場人物!?“観る”だけではなく“感じる”ことができる新感覚のステージで、日常の中では味わうことのできないスリルと感動をあなたに!どこまでが芝居でどこからが現実なのか、ギリギリの境界線を攻めた、客席全体を巻き込んだ新感覚・体感型エンターテイメントショー!老若男女、文句なしに楽しめる、美酒と料理に酔いながら、歌って踊って芝居して!ACT(芝居)×AMUSEMENT(娯楽)を楽しめる場所、それが、ACTMENT PARK!!
会場全てを巻き込んだ新感覚・体感型エンターテイメント『ACTMENT PARK』が、2019年、秋
大幅にスケールアップして、再び日本に登場!
IT'S SHOW TIME!!
【WEB】 https://www.actmentpark.com/
 
 
入場時に、パンフレットや演劇のチラシなどと一緒に、受付嬢のアナウンス「指示があるまで手紙を開けて読まないでください」と予約された名入りの手紙が入った紙袋を受け取り、エスコートされたテーブル席へ着席。スパゲッティをオーダーしてしばらくすると、舞台は始まりました。
360度、どこからセリフが飛んでくるかわからい、客席にも一人演者が居ました。テーブル席であっちをみたり、こっちを見たりで忙しかったです。
受付時に渡された手紙には、舞台途中ある事件が勃発し登場した探偵とともに、観客全員で謎を解いていこうとい趣向の手紙でした。それぞれ役割が違って、ある探偵のアクションを合図に立ち上がってセリフを吐くもの。袋の中に入ったお面を被らされるもの、アイテムを仕込まされてもの、舞台へ上げさせられるものなど、さまざまな形で舞台に参加する趣向になっていて、あちこちで笑いの渦が起こっていました。
前日の夜公演が休演ということもあり、客席はほぼ満席。その座席を割ってキャストがあちらへこちらへと走り回り、ちょっと窮屈ではありましたが、賑やかで楽しめました。
 
たまにはこうゆう趣向の変わった舞台もいいね。
ブロードウェーの華やかな舞台裏を描いた作品でしたが、したたかなヒロイン役:川辺 結さん(写真右下)がメチャメチャ美しくまた可愛かった。
 
★★★☆☆