19thPerformance
春の遺伝子
2020年度劇作家協会新人戯曲最終候補作品


ひさしぶりのテノヒラサイズの本公演。

4年ぶりということです。



【期間】 2023年10月20日(金)~22日(日) 全5回公演
【会場】 インディペンデントシアター 2nd
【脚本】 河合穂高
【演出】 小山裕暉
【出演】
あだち理絵子
川添公二
木内義一
田所草子
松木賢三
湯浅 崇
近藤輝一(黄色団)
【ストーリー・解説】
遠くない未来の日本。瀬戸内海の原発事故により中国地方東部が放射性物質により汚染され、帰還困難区域に指定された世界。事故から8年経過した頃、帰還困難区域で身元不明の男が発見された。男は記憶を失っていたが、遺伝子検索技術を用いて家族と再会できた。しかし、一向に記憶が戻る気配のない男に、男の姉は違和感を感じていた……。
【WEB】
https://tenohira2018.wixsite.com/tenohirasize



いつもとテノヒラサイズさんと全く違うテイストのお芝居。

何度か上演されている戯曲の様子。

ラストシーンは夢に出てきそうに怖かったです。


★★★☆☆

Shanghai Marionette OPERA

上海的傀儡 スピンオフ公演



縁あってスピンオフ公演のみ観に行きました。
久代梨奈さん出演で楽しみ。

【期間】 2023年10月13日(金)~15日(日) 全5回公演(スピンオフ1回を含む)
【会場】 近鉄アート館
【脚本】 三名刺繍(劇団レトルト内閣)
【演出】 佐藤香聲(銀幕遊學●レプリカント)
【出演】(観劇したスピンオフ編のみ)
遠藤智子
久代梨奈
渡良瀬眞椰
皆川楓
船橋綾香
紗河かりん
中川美音
【ストーリー・解説】
●本編
舞台は1930年代の魔都・上海。
この町を拠点に、中国大陸の支配を企む欧米の列強国。
一方、日本も満州国を建国し、上海への進出を狙う。
ある日、高級娼婦の館「春楼夢」に男と女が訪れる。
ひとりは満州キネマの理事長・甘崎、もうひとりは女優の桂蘭。
男は「ここで客をとらせて、官能を磨かせたい」と、彼女を預ける。
桂蘭は甘崎理事長に隷属し、支配されることを望み娼婦になる。
春楼夢には、上海をまざまざと生きていた娼婦たちがいた。
黒蜥蜴のマダム、盲目の娼婦・惜春、飛べない鳥の娼婦・化鳥、四馬路の三姉妹、そしてすべての娼婦を躾ける皓月。
桂蘭は春楼夢で欧米列強国の高貴な客と交わり、下賤な者に跪き、その調教は完成へ向かうが、ある日、そのシナリオがわずかに狂った。
月夜に照らされた男装の麗人との出会い。
その出会いは桂蘭を粛清劇へと導くのだった。
いよいよ桂蘭・主演の映画「虞美人橋の花火」の撮影がスタート。
ニセモノだと思っていた戦車や銃砲、兵士やエキストラたち、これらがホンモノとなって、撮影隊を襲ってくる。
どこまでが虚構で、どこから真実なのか。
すべては理事長・甘崎の仕組んだ罠、それに気づいた桂蘭。
叛乱を起こすのではなく、奴隷のままで、主人を支配する覚悟を決める。
それは、まざまざと生きる「上海」そのものだった。
●スピンオフ作品
1)本編出演のNMB48出身・久代梨奈と中川美音による配役シャッフル配役シーン。
  本編で気に入ったシーンを、二人芝居で再現。
  ◎出演:久代梨奈、中川美音
2)2023年6月に上演した「上海的幻影・化鳥篇」の再演。
  娼婦・化鳥の生い立ちや夢を詩的セリフとアジアンテイストな身体表現で描く。
  ◎出演:遠藤智子、久代梨奈、渡良瀬眞椰、皆川楓、船橋綾香、紗河かりん


 

 

生で、りなっち(久代梨奈さん)を観るのは2016年のチームM公演と判明。
美形で立派な大人になったね~。

 

スピンオフ作品なんで、やっぱり本編を観て楽しめる舞台だと思った。

それと娼婦の化身役を演じた遠藤智子さんがメインのスピンオフ作品だった。

★★★☆☆

近畿大学文芸学部芸術学科 舞台芸術専攻32期 卒業公演
ブルーストッキングの女たち




小ホールといいますが、凄く大きくキレイなホールでびっくり。
久しぶりの近大さんの本格的な舞台。
楽しみにしていました。

【期間】 2023年9月29日(金)~10月1日(日) 全4回公演
【会場】 八尾市文化会館プリズムホール 小ホール
【作】宮本研
【演出】 盛加代子
【出演】
石田好実
井上舞音
植田瑞穂
片山真奈
金本大空
神野萌花
榮花音
阪本愛梨
坂本ひなた
柴田光希
中隅芽依
西村充希
山下羽音
横田千明
吉井琴美
【ストーリー】
物語は平塚らいてう達が女性の自立を謳い文芸誌『青鞜(せいとう)』を立ち上げた翌年の1912年、大正元年から始まる。
伊藤野枝という一人の少女が平塚らいてうを慕い青鞜社を訪ね、九州から上京。
青鞜社には尾竹紅吉、神近市子ら女性の解放と自由を求める「新しい女たち」がいた。

国が押し付ける「女のあり方」に異を唱え続けた女性たちのそれぞれの結末とは。
【WEB】    https://twitter.com/kindai_engeki32


入学直後からコロナの流行で4年間を送ってきたという32期の皆さん。
オンライン学習ばかりでみんな集まって練習などなかなか出来なかったというこの世代の特別な思いのこもった卒業公演だったことでしょう。

舞台は大正時代。新しい女性としての生き方を模索するそれぞれの群像劇。
休憩をはさんで3時間という長丁場ですが、見ごたえがありとってもとっても楽しめ、とてもクオリティーの高い素敵な舞台でした。
ました。

今年観たお芝居の中で、一番面白かったように思います。

満点です。千秋楽でなかったらオカワリしたかったです。

★★★★★

神戸大学自由劇場vol.224 2023年度新人公演

Dear dreamers




ひさしぶりのジゲキさん観劇。
いつも大人数でクオリティーの高いエンタメ作品をみせてくれるジゲキさん。
今回は、オリジナル脚本みたい。
オリジナル脚本をジゲキさんで観るのは私は初めてだと記憶する。

【期間】 2023年9月23日(土)~25日(月) 全4回公演
【会場】 シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)
【作・演出】 藤峰シャロン
【出演】
桜木みわ
松林二刀流
柊響
あんびば(仮)
積木浦彩乃
がぶりえる
わふばに
カルーア社長
【ストーリー・解説】
ある夏の日、翔太は健二、光と共に幼馴染の恵那のアトリエを訪れる。彼らが夢について語り合っていた。その時、アトリエにあった恵那の肖像画の中から恵那そっくりの女の子が飛び出してきた!
あなたの「夢」は何ですか?
【WEB】  https://jigeki.amebaownd.com

 

 



う~む。期待が大きかったかな?

物足りなかった。脚本も「夢」「夢」「夢」で、暑苦しいく感じた。
コロナ禍で休部してた時期が長かったからかな。

まばらな客席も寂しく感じられた。

得意の大掛かりなエンタメ作品。ジゲキさんの復活を願っています。

★★★☆☆

劇団お子様らんち0公演
ガイアの夢




【期間】 2023年8月26日(土)・27日(日) 全3回公演
【会場】 大阪市立芸術創造館
【脚本】 原田裕史
【演出】 劇団お子様らんち0
【出演】
笑年A、木の子、着本弘、結羅のぞみ、石堂亜弥、大和田とみぃ(劇団明朗会計)、カノショー、優樹(《黒×剣》)、因幡優里☆YuRi(劇団・戦う女子/衣装屋☆YuRi)、林由紀(フラワー劇場)、森本和也、蒼紫唯(劇団無垢)、大塩静香(演読ユニットたまごのカンづめ!)、市川はるこ、犬神狼、マーガレット、福山暁、イカのすけ
【ストーリー・解説】
ロボット産業と医療の進歩は、老人介護する人々の生活から多くのわずらわしさを取り除く事となり『親の面倒を見る』事はもはや小さな苦労でしかなくなった…これは、そんな明日の時代の物語である。
【WEB】    https://www.facebook.com/profile.php?id=100093224325885&mibextid=ZbWKwL

 



お初見の劇団でした。

10年ぶりの本公演ということでか?出演者の年齢がパッ見ですが、高め。

お仲間に入れてもらいたい。w

★★★☆☆

Sh!nkiяo
舞台「いま、会いにゆきます」



 

原作も映画も拝見していたので、

舞台では、どうなるのかな?と

とっても楽しみにして行ってきました。

初めてのホールでした。


【期間】 2023年6月30日(金)~2日(日) 全5回公演
【会場】 阿倍野区民センター・大ホール
【原作】 市川拓司
【脚本】 広瀬翔
【演出】 金哲義
【出演】
秋穂 巧 ‥‥ 浅沼晋太郎
秋穂 澪 ‥‥ 川村那月
秋穂 巧(学生時代の巧) ‥‥ 安藤夢叶
榎田 澪(学生時代の澪)‥‥ 古賀柚奈
秋穂佑司 ‥‥ 武内ひなた(観劇回)(ダブルキャスト)
ノンブル先生 ‥‥ 川下大洋
職場の同僚 ‥‥ 丹下真寿美
吉村駿作
真田理希
石橋咲陽
オオサワシンヤ
奥田明日香
川端心太朗
久保結唯
黒住萌
こがちゃん
小山栄華
篠田明花
竹綱かなえ
たばるとも
中村美保
播磨孝起
平川裕作
三谷章博
宮﨑大空
山下真実
山田あかね

(観劇回ではない回の秋穂佑司 ‥‥ 加部愛里桜)
【ストーリー・解説】
大好きだった妻の澪が亡くなって1年、身体にさまざまな不具合を抱えた巧は、町の小さな司法書士事務所に勤めながら、6歳になる一人息子の佑司とひっそりと暮らしていた。再び巡ってきた雨の季節の週末、いつもどおりの散歩に出かけた町はずれの森で、この父と子二人に奇跡が訪れる。哀しい未来を知りながら、それでも 愛しい存在に向かって発せられる言葉。その深く強く優しい決意に、きっと心打たれるはず。市川拓司ワールドの原点をなす最上の恋愛小説。
【WEB】    http://www.prototheatre.com/


 

 

 

大きなホールで始まる前の暗い舞台を見てワクワクしました。

凄くこだわって作り込まれているように感じたからです。

本を読んだのも映画を観たのもだいぶ前だったので、ストーリーの細部は忘れていましたね。

 

原作にも登場する元教師のノンブル先生。映画・TBSドラマやでは一切出てこなかったらしいですが、この舞台では原作通り描かれていました。この役が舞台に深みを与えていたと思います。この役を演じた役者さんも上手かった。

 

今回唯一のダブルキャストだった佑司役、男の子の役を共に女の子が演じていたという。違和感なく溶け込んでいました。

 



雨模様のこの時期、毎日の雨も素敵に楽しく感じれる素敵な舞台でした。

評価は、ちょっとオマケして、満点です。
 

★★★★★

プロトテアトル 第12回本公演
悲しき玩具 Bang Bang




今回で3回目の観劇のプロトテアトルさん
公演会場もどんどん大きくなって今回は芸創でした。

【期間】 2023年7月1日(土)・2日(日) 全4回公演
【会場】 大阪市立芸術創造館
【脚本】 竹内銃一郎
【演出】 F.O.ペレイラ宏一朗
【出演】
小島翔太
豊島祐貴
ヤマナカサヨコ
大江雅子
岡田望
きゃな子(劇的☆ジャンク堂)
浜田渉
【ストーリー】
その“事件”はとある誕生日パーティーで起こった。競うように、狂ったように踊っている男女。響き渡る銃声。拳銃を置いて逃げ出す、ひとりの男。倒れたのは、町役場の広報で働く蛭間シンイチだった。
物語は、彼と瓜二つの自称ロケ・コーディネーターである高田サブローが現れたところから始まる。サブローは新見南吉の「花を埋める」という短編小説を映画化すべくこの地を訪れたのだが、シンイチが亡くなった日のことを知り、その話を盛り込もうと考えたらしい。
やがて、映画の制作担当者から、例の事件を同じメンバーで再現させてそれをビデオで撮るように頼まれたという彼は……
【WEB】    http://www.prototheatre.com/


 



体調が悪かったのか途中睡魔に襲われて、ウトウトしていまいました。
結果、ダンスシーンが妙に印象に残る結果に。(汗)

★★★☆☆

0F-ゼロフレーム
nameNamae




過去に2度ほど観て、面白かった印象のゼロフレームさん。

久々の本公演ということで観てきました。

【期間】 2023年6月23日(金)~25日(日) 全7回公演
【会場】 インディペンデント 1st
【脚本・演出】 帽子屋・お松(0F)
【出演】
まおりーた(0F)
岩田弘子(0F)
一ノ瀬あいみ
伊藤瑠南
金田侑大
勝賀瀬梨聖
土橋侑恵
八野加菜子
宮崎日菜花
荒木明穂(喜劇結社バキュン!ズ)
もえこぴーなっつ
【ストーリー&解説】
この世界にはバケモンがいる。
政府は対策部隊BAT(バケモンアタックチーム)を結成。
とりあえずのメンバーで、なんとなく見張らせた。
ある日、バケモンを退治出来るという人間の噂を知る。名前は「たかしゅ」
嫌がるたかしゅをバケモンの前に放り出す。近付くバケモン。目を逸らすBAT。
次の瞬間。バケモンと話し始めるたかしゅ。
バケモンと話せる、人間。それは、もう、キモいぜ。
たかしゅを見る目が音を立てて変わる。奇異奇異奇異。
0F、3年振りの本公演はISF(異物、さかしま、ファンタズム)!!!
【WEB】   https://twitter.com/zeroframe_0F

 

 



未来の物語。設定に理解が追いつかなかった。

過去の見せていただいた作品より衣装も地味だったな。

 

そんな中、後半グイグイ来た岩田弘子さんは声量あるし面白かった。

今回は評価は辛め。


★★☆☆☆

劇団☆kocho第45回公演
ものもの
~遠き日の世は儚く~




久しぶりのメイシアター。

小ホールは小規模ながら、見やすくて好きな劇場です。

珍しく夕刻の観劇でした。

【期間】 2023年5月26日(金)~28日(日) 全4回公演
【会場】 吹田市文化会館 メイシアター・小ホール
【脚本・演出】 桜さがみ
【出演】
あやかし/山女(あけび)‥‥さくらふう (劇団☆kocho)
主婦/タエ‥‥しょーじ(劇団☆kohco)
ものもの/水脈(みなまた)‥‥樹生せつな(HIKI殺陣YA)
村田チヨ‥‥星安(HIKI殺陣YA)
ユキ‥‥江星名海(HIKI殺陣YA)
辰次‥‥ひかる(HIKI殺陣YA)
邪々馬/風蘭(ふうらん)‥‥鈴木美里
サチ‥‥なかむらはるな
村田源之助‥‥田伏柾昭
水仙(すいせん)‥‥北あかね
土当帰(のだけ)‥‥よねつさや
イト‥‥谷侑子(OFFICE MINAMIKAZE)
山茶(つばき)‥‥糸井涼
小水葱(こなぎ)‥‥ひな
政太郎‥‥嵯峨山聖哉
清風(せいふう)‥‥竹本友萌
山脈(やまなみ)‥‥山本也実
村田徳左衛門‥‥浦田克昭
猫婆/緑土(りょくど)‥‥桜さがみ
【ストーリー&解説】
かつて、貧しさの故に実在したとされる、『姥捨て』。今も残る悲しい伝説をモチーフに、過酷な時代に力強く生きる人間と、それを見守る神々の姿を、殺陣、歌、舞をたっぷりまじえて描きます。2015年の「Kyoto演劇フェスティバル」において、最優秀賞と観客賞をW受賞した、『ものもの~物々しく物申すもののけの物語』を大幅に進化させた、kocho渾身の≪和風エンタメファンタジー≫です。
咲き誇る桜の風景と少女たち歌声。封印された物の怪たちの過去が今、解き明かされます!
【WEB】    https://kocho-degowasu.wixsite.com/sakura/

 

 

 

演者に若い女性が多く、とても華やかで明るく美しい舞台でした。

初見の劇団だったけど、とっても好印象。
楽しませていただきました。

★★★☆☆

タクラボ第1弾公演

神様お願い

 


楽しみにしていたタクラボ。

タクラボでは、宅間さんが再び小劇場に立ち返り「攻めた実験的な作風」を目指すことで、「もしかしたら空振りで楽しめないこともあるかもしれないな‥」と一抹の不安もありました。

ですが、東京公演も連日満席で盛況のようでした。

大阪公演も連日多くの方が訪れたと思います。

私は、毎年タクフェスを一緒に観る友を引き連れて、大千秋楽を観てきました。

【期間】 2023年5月16日(金)~21日(日) 全7回公演
【会場】 ABCホール
【脚本・演出】 宅間孝行
【出演】
阿部力
「みじんの家」来客‥‥井上新渚
「みじんの家」来客(元記者)‥‥浜谷健司(ハマカーン)
新興宗教「みじんの家」教組‥‥宅間孝行
信者‥‥守屋慎之介
信者‥‥東別府夢
信者‥‥鎌田優花
教組の娘‥‥矢野ななか(森未来さん降板に伴い)
新興宗教「みじんの家」に母を奪われた息子‥‥渡口和志
【ストーリー&解説】
富士山の麓に広がる避暑地にひっそり佇む癒しの空間。そこに誘われてやってくる人々と手厚く出迎える人たち。心地よい空間の中で、やってきた人たちは癒やされていく。やがて会話は、少子化や若者の貧困、政治の腐敗や戦争にも及んでいく。熱く交わされる想いに人々は次第に熱に浮かされていく…そう、そこは新興宗教「みじんの家」の教団施設だった!! 宗教とは?悟りとは?洗脳とは?カルトとは?そして人間の幸せとは?
タクラボ第一弾が切り込むのは禁断の宗教の世界!
TABOO溢れる問題作!?
【WEB】 https://twitter.com/Takuma_new2023/status/1648970541595000834?cxt=HHwWhIDUjZL-qOItAAAA


 

 

今回は初体験のNFTチケットシステムということで、予約初日に大きく躓き狙っていた特別シートはすぐにSOLD OUTでゲット出来ず、D列をなんとかゲット。それでもシアタードラマシティのような大きなホールじゃなくて舞台が近くが観れて良かったのですが、そんなことより作品が素晴らしかった。

さすが宅間さん作。

笑いを要所要所に散りばめテンポよく進む楽しい舞台ですが、あれやこれやの直近の時事問題をふんだんに盛り込みいろんな問いを観る側に投げかけてくる考えさせられる作品でした。演者の方は、宅間さんの舞台に多く出ているハマカーンの浜谷さんが出ずっぱりで早口でしゃべりっぱなし。特に光っていました。

初見の若い役者さんたちも良かったです。特に宗教に染まって家族を顧みない母を引き戻そうと試みる渡口さんの嗚咽には泣かされました。

最高の作品でした。文句なしの満点です。

★★★★★

次回のタクラボ第2弾は来年1月。残念ながら東京公演のみというアナウンスでした。

あまりに良かったので遠征も視野に入れたいと思います。

その前に12月のタクフェス「晩餐」。楽しみにしています。