ふんわりリボン  ウィーン、ハノーファ 、アウクスブルクの旅  ふんわりリボン

どういうわけか無性に『サロメ』が観たくなり、鑑賞💖

 

                                     (2023.09.22)

 

「サロメ」ってミステリアスで好きだなぁ。

 

 

     

     モロー 《出現》 水彩/紙 106 x 72.2 cm   オルセー美術館

 

ギュスターヴ・モロー美術館に何度か通ったとき、

何枚かあったサロメの絵がいたく気に入った。

 

それが心のどこかに残っていたのだろうか、

あるいは、かつて読んだフロベールの『ヘロディアス』の印象が強かったのだろうか?

 

多分、

両方だなぁ。

 

 

🌸🌸🌸

 雑学

 

戯曲『サロメ』(Salomé)は、1891年11月から12月にかけてオスカー・ワイルドのパリ滞在中にフランス語で書かれ、1893年にパリで出版された。

新約聖書を元にした作品。

イギリス本国では上演禁止となり、ロンドンでの出版は1894年。

 

しかしこれより16年前に、ギュスターヴ・フロベールが最晩年の短編『ヘロディアス』に、サロメを登場させている。

『ヘロディアス』は宿命の女、ファム・ファタールの元祖の伝記。

「ヘロディアス」はサロメの母で、

「サロメ」は預言者ヨカナーンの首を求めた。

「ヨカナーン」はイエス・キリストが出てくる前の預言者で、彼の死後もうひとりのキリスト(イエス)が現れるといわれていた。

したがってヨカナーンもキリストだそう。??この辺わかりづらい😭

 

ヘロディアスの夫アンディパス国王は、自分の地位を揺るがす預言者ヨカナーンの言葉の激しさと強さを恐れ、ヨカナーンを地下牢に幽閉してしている。

 

ヘロディアスも自分を魔女呼ばわりするヨカナーンに対する強い怨念が❣️

 

ヘロディアスの娘、サロメは誰をも惹きつける魅力のある少女。

 

ある日、

サロメの踊りに魅せられているアンディパス国王は、サロメの踊りの後、望む通りの褒美をやるとサロメに伝える。

サロメは母に尋ねる。

母は「ヨカナーンの首」と言い、サロメはそれを所望する。。。。

 

ってのが『ヘロディアス』のあらすじだったと思う。

本が手元にないので、不確か。

 

しかし、ここでサロメが母に尋ねることが私にとってはとても大切なポイント。

 

ヨカナーンに対すサロメの恋心からではなく、

母の怨念がヨカナーンの首を欲したわけだから。

 

 

 

遅まきながら戯曲、『サロメ』をググってみた🤣

 

🍒🍒🍒

ユダヤ の王エロドは、自分の兄である前王を殺し妃を奪い今の座に就いた。妃の娘である王女サロメに魅せられて、いやらしい目を彼女に向ける。その視線に堪えられなくなったサロメは、宴の席をはずれて、預言者ヨカナーン(洗礼名ヨハネ)が閉じ込められている井戸に向かう。預言者は不吉な言葉を喚き散らして、妃から嫌がられている。預言者との接触は王により禁じられているのだが、サロメは色仕掛けで見張り番であるシリアの青年に禁を破らせて、預言者を見てしまう。そして彼に恋をするのだが、預言者のほうは彼女の忌まわしい生い立ちをなじるばかりである。愛を拒まれたサロメはヨカナーンに口づけすると誓う。

エロドはサロメにしつこくダンスをしろと要求し、何でも好きなものをほうびにとらせると約束する。サロメはこれに応じて7つのヴェールの踊りを踊り、返礼としてエロドにヨカナーンの首を所望する。預言者の力を恐れて断るエロドだが、サロメは聞き入れない。あきらめたエロドはヨカナーンの首をサロメにとらせる。銀の皿にのって運ばれてきたヨカナーンの唇にサロメが口づけし、恋を語る。これを見たエロドはサロメを殺させる。

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そうそう、

オペラはこのオスカー・ワイルド版。

 

 

またまた、オペラ『サロメ』をググってみた。

 

🍒🍒🍒

サロメ』(Salome)作品54は、リヒャルト・シュトラウスが1903年から1905年にかけて作曲した1幕のオペラ(元々の記述はオペラではなく、「1幕の劇 Drama in einem Aufzuge」であるが、・・・台本はオスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」をもとに、ヘートヴィヒ・ラハマンが独訳したもの。

・・・・・

 

前奏なしの4場構成となっていて、第4場の「サロメの踊り(7つのヴェールの踊り)」が著名で単独の演奏や録音も存在する。ただし、劇の流れからするとこの部分はやや浮いており、前後の緊張感あふれる音楽・歌唱を弛緩させているという評価(例えばアルマ・マーラーによる批判など)も少なからず存在する。

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さほど長い作品ではないが、表題役のサロメは他の出演者に比べて比重がかなり大きく、ほとんど舞台上に居続けで歌うこととなる。また少女らしい初々しさと狂気じみた淫蕩さ、可憐なか細い声と強靭で大きな声といった、両立困難な演技表現が求められる。さらに前述した第4場の「サロメの踊り」の場面では、長いソロダンスを踊らなければならない(ただし、この踊りには代理のダンサーが立てられることもある)。これらのことから、サロメの表題役はドイツ・オペラきっての難役とも言われる。                Wiki

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そうです、

こんな感じのオペラを観ました。

 

観終わってちょっと不服だったのが、

堂々たるオペラ歌手が、

少女らしい初々しさを表現するのはやはり難しいよねということ。

視覚的にもね。

 

そして、現代風にとてもエロスを強調しているところ。

 

オペラ歌手に少女らしさを求めるのは無理なのかもね。

 

でも、「サロメの踊り」は踊ってましたよ。


好みはサロメが地下牢に幽閉されているヨカナーンの顔を見たさに監視役の衛兵を誘惑するのだけれど、

その衛兵が自決する場面かなぁ。可憐なんだ、衛兵が。

劇中、彼が横たわっているところには哀惜のようなものがずっと漂っていた。

贔屓のひきたおしかな😅

 

オーケストラが頑張っててね、

小声で歌っている箇所でも、おっかぶせるように鳴り響く❣️❣️

 

終わって、

オペラ通の友人に、

「オペラの伴奏っていつもあんなにガンガン来るの?」って尋ねたら、

あっさり、

「そうですよ」と返答があった。

 

そうだよね、

オペラは音楽も楽しむんだものね。

 

そんなこんなのオペラ鑑賞でした。

 

 

 

 

 

緞帳💕

何の場面なんだろうねぇ〜〜!?気づき

 

 

 

🍒劇場

ウィーン・フォルクスオーパー(Volksoper Wien) は、オーストリア・ウィーン9区にある歌劇場。ウィーンにおいては国立歌劇場に次いで2番目に大きな歌劇場であり、着席1,473人・立席102人を収容する。オペラの他、オペレッタ・ミュージカル・バレエ公演やコンサートなどの会場としても使用され、毎年9月から6月までのシーズン中に約300公演を開催する。劇場名の「Volksoper」とは「大衆オペラ座」のような意味である。ウィーン国立歌劇団のの本拠地でもある。🍒

 

 

 

このポスターを街中でよく見かける。

怖過ぎでしょ。

 

 

 

下車駅🚃

劇場は降りるとすぐ目の前😘

 

 

ウィーンの夜2日目はこうして更けて行くのでしたルンルンベル音符

 

 

 

2023.09.23  : 13,043歩スター

 

 

ルンルンベル音符🍒🍰🍖🍢🍻🍎🍡🍓🍌🍬🍦🍇🍣🍭🍷🍒🍰🍖🍢🍻🍎🍡🍓🍌🍬🍦🍇🍣🍭🍷🍒🍰🍖🍢🍻🍎🍡🍓                         🍌🍬🍦🍇🍣🍭🍷🍒🍰🍖🍢🍻🍎🍡🍓🍌🍬🍦🍇    🍣🍭🍷音符ベルルンルン

 

         ルンルン🍷宝石紫