丹生川上神社について、下社、上社、中社の前編と、長々と書いてきましたが、ついに最終章です
下社についてはこちら⇒
上社についてはこちら⇒
中社の【前編】はこちら⇒
水の神様を祭る丹生川上神社。
三社巡ってみて、けた違いに情報が多かったのが中社でした
それでは丹生川上神社 中社の後編を書いていきたいと思います
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おさらい
丹生川上神社 中社は奈良県の東吉野村にあります
正式には「丹生川上神社」であり、下社、上社は別の神社という扱いではあるものの、三社で「官幣大社丹生川上神社」としてきた歴史から、今も繋がりを持っている。
主祭神は罔象女神(ミヅハノメノカミ)
水一切を司る神様です
丹生川上神社は戦国時代から明治にかけて所在不明となっていましたが、研究調査で「蟻通神社」と呼ばれている神社が「丹生川上神社」という事が認められ、再び丹生川上神社として列格されました
今回は本殿のある敷地から少し離れた場所にある参拝どころを紹介します
看板も立っているのでわかりやすいです
敷地を出て左側へ歩いていくと分かれ道が出てきます。
右の赤い橋を渡ると本宮さん
左側に直進すると東の瀧
本宮へ向かう赤い橋は「蟻通橋(ありどおりばし)」という名前でした。
本殿側にはひらがなで
本宮さん側には漢字で
これは所在不明とされていた時の丹生川上神社の名前「蟻通神社」に関係しているかと思います
本宮さん
本社から離れた場所に「本宮さん」と呼ばれる旧社地の丹生神社が建っています。
ちいさな敷地ですが、立派な杉も立っており、彌都波能売神(ミヅハノメノカミ)をお祀りしています。
こちらは重要文化財となっているようで、天武天皇が白鳳4年(675)に初めて社殿を建て、創祀されたものが丹生神社だそうです
木霊杉
本宮さんの向かいには木霊杉という大きく穴の開いた杉が立っています。
中に入ってみましたが、温かく異世界に来たような感覚でした
木に包み込まれるって、そうない経験だと思うので、参拝の際はぜひ入ってください
神武天皇聖蹟
木霊杉と同じ敷地内に神武天皇の聖蹟が建っていました。
こちらは昭和15年2月7日に皇紀2600年を記念して建てられたものだそうです。
東の瀧(ひむかしのたき)
龍神が棲むと言われる東の瀧へは、蟻通橋を戻り、先ほどの分かれ道を東の瀧方面に進みます。
カーブの先に赤い吊り橋が見えてきます
「ゆめはし」
すこし山道を歩くと架け橋が出てきます。
この橋の左側に東の瀧があります
「東の瀧」
すごく綺麗な水で、底が見えていました。
水が落ちる音と風圧が体全身で感じる事ができて、浄化されていく感覚でした
拝殿で授かれる「龍玉」に願いを込めて滝壺に投げ入れるという参拝方法もあります。
写真を撮り忘れましたが、この滝の反対側は川となっており、高見川(丹生川)・日裏川・四郷川の3つの川が合流して、紺碧の深い淵が形造られています。
ここを「夢淵(ゆめぶち)」と呼び、神武天皇が戦勝祈願のため丹生川上の地で厳瓮(御神酒を入れる瓶)を夢淵に沈め、お酒に酔った大小の魚が流れる事により勝利を占われた伝承地とされているそうです。
この時、水面に浮いて流れ出た魚こそが「魚」に「占」と書く「鮎」なんですよ
来た道を戻らずに奥へ進むと、少し上ったところに小さな祠がありました。
こちらは山の神「大山祇神(オオヤマツミノカミ)」が祀られていました
キャンプ場の脇にあったので、賑やかに楽しむ人々をひっそりと見守ってくれているのかなと思います。
忘れずに参拝してもらいたいですね
そして、ここも大切な見どころですが、東の瀧の上を渡ることが出来るんです
滝を見ていた時に、奥に橋が架かっているのが見えていたので来てみました
橋の上から見た滝の上流
正面から見る滝と違って、すごく静かで穏やかでした
東照宮と水神様
本殿から本宮へ行く道中にポツンと建っている社殿があります。
こちらには徳川家康公をお祀りする東照宮、上社のご祭神である高龗神・下社のご祭神である闇龗神をお祀りする水神社があります
御朱印
お待たせしました!中社の御朱印です。
通常の御朱印
こちらは500円のお納めです
もちろん、直接御朱印帳に書いていただけますが、私はファイリング派なので書置きで頂きました。
2月限定の切り絵御朱印
こちらは800円のお納めです
こちらは毎月絵柄が変わる切り絵だそうですので参拝の月によって変わります
もうひとつ、切り絵御朱印があるのですが、今回は頂かずに帰りました。
次に参拝する際は頂きたいなと思います
授与品は公式HPにも載っていますのでご確認ください
三社巡りの御朱印
下社から始まり、上社、中社と頂いた三社巡りの御朱印です
色紙は吉野手すき和紙が使われており、しっかりとした紙です。
色紙は1,000円となっており、どの神社からスタートしても大丈夫です。
最初に色紙を頂いた神社の御朱印が押された状態でいただくので、あとの二社では御朱印のみいただく形になります。
御朱印は各社ともに500円のお納めですので、最初は色紙も含めて1500円のお納めとなります
下社の神職さんに教えていただいたのですが、三社巡り終えた色紙は、一年後に返しに来る必要はなく、額縁などに入れてお家に飾り続ける方がご利益を頂けるそうです
大事にお祀りくださいとの事だったので、額縁に入れて部屋に飾りました
B4サイズの額縁がちょうどいいサイズ
私は1日で三社を回りましたが、別日に分けて行くのも良いかと思います
御朱印以外にも、お守りや御霊守の三社巡りもあるので、気になった方は公式HPをのぞいてみてくださいね
三社巡りについてはコチラ
まとめ
いかがだったでしょうか?
丹生川上神社と言っても中社だけでこれだけの参拝どころがあります
下社はお馬さんに会えるし、上社はダムを見下ろすほどの高い場所。
中社は本殿の敷地だけでも広いのに更に敷地外にも参拝どころが盛りだくさん
でも、すべて回ったからこそ感じたのは、どこも外せない、三社で「丹生川上神社」だという事。
時間が無いから一社しか行けないという方は、中社の「丹生川上神社」へ行けば間違いないかと思います
ただし、拝殿と本宮さんだけは必ずどちらも参拝してくださいね
他の参拝どころは、すべて回らなくても気になった場所へ参拝すると良いかと思います
気になったということは、呼ばれているという事だと思うので
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
みなさんの神社仏閣巡りの参考にしていただければ幸いです
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