チャレンジ日程の変更について
皆さま
いつもブログを読んで頂き、そして応援頂きありがとうございます。
この度、チャレンジ日程が変更になりましたので
以下ご報告させて頂きます。
★日程変更について★
サポート船と安全管理を調整する中で日程を変更いたしました。
現時点、実施日としては8月29日~30日を再設定しております。
※実施時間は最終調整中です。
海上保安部のアドバイスをもとに組立ておりますが
29日5時~30日1時の計画が濃厚です。
また、追ってご報告させて頂きます。
以上
《搬送クルー奮闘記》田口誠 リーダーとしての葛藤
今までの練習を否定された・・・
そんな一日でした。
まずは慣れている私が先導をして、手本を見せる。
そんな感じで順調にスタートができました。
暗闇の中を漕ぐのは私も初めてなので、
「離れないこと」「見失わないとこ」これを注意して併走しました。
霧があり視界はあまりよくありませんでしたが、風もなく波も穏やかだったので問題なくいきました。
80分経過したところで、チェンジ。
これは本番を想定して、80分交代でいこうと考えていること(食事が80分毎なので)
暗闇を体験してもらうこと、この2つの意図がありました。
江ノ島を折り返し。
だんたんと怪しい天気になってきました。
まずは風が強くなってきました。だんだんとうねりが入ってき、気付いたら浜の方に流されていました。
暗くて気付くのが遅くなっていましたが沖へ進路をとりました。
だが今度は霧が濃くなってきました。
沖に出すぎると海岸線の明かりが見えない。
でも沖に出ないと波にのまれる。
併走艇は見えない。かずやさんも見えない。つけてるライトも見えない。
離れてはいけない、見失ってはいけない、でも漕がなくては・・・
「なにが安全管理だ!意味を成してない!!」
自然の偉大さ、認識の甘さを痛感させられました。
そして最後はもう一度私にチェンジを。
しかしラダ-が効かない、見失う、もう1艇はいない(船酔いをつれて帰港)、最悪な展開・・・
でも明るいライトがある!!これをつけて向こうから見えるようにしよう!!
これが精一杯でした。
何とか合流し、浜に到着。もちろん中止。
無事でよかった。
今回反省すべき点そして今後の課題がより鮮明になってそんなトレーニングでした。
なにより本番でなくとよかったと。
まずは、「コンディション」
これは、情報収集不足。これに限ると思います。
今回の挑戦は、20時間という長時間。
いつ天候が変わってもおかしくない状況でのチャレンジです。
いままでの環境が良すぎたのでしょうか。
併走クルーとは別に、陸にいて常に海の状況をチェックする人。
これが必要でしょう。
そして「クルーの併走能力」
私はここを一番問題視してます。
本番もそうですが、一番近くにいるのは併走艇です。ここがしっかりしないと成り立たない。
ストレスを与えないように併走する事はもちろんですが、なにより本番は船とも併走しなければなりませんし、
もし離れてしまった時は、併走艇が最後の砦です。
安全は併走者にかかっているといっても過言ではないと思います。
今までは私一人で40kmまでのトレーニングを併走してきましたが、本番を一人でやることは不可能だと思っています。なによりも集中力を保たなければいけません。
20時間も集中できません。
しかし、今回のトレーニングで自分がずっとやった方がいいのかなと思ってしまいました。
なにより自分自身が安心できるというのが大きいかなと思います。
側にいないと見えないと心配になってしまいます。
でもそこは、全員で安心して信頼して出来る環境をつくっていかなければならないと思います。
OC1を2艇出したほうがいいかなとか、遭難を想定するとOC2がいいかなとか。
まだまだ考えることはたくさんあります。
あと1ヶ月。万全の体制で望めるよう起こりうる全ての事項に対策を立てていきたいと思います。
以上、長々とすいません。
田口誠
・バリバリの競泳選手で、過去学童新記録(小学生の日本新記録)なども保持。
全国中学校も優勝。
インターハイでは北島康介に破れ、惜しくも準優勝といった成績。
・鈴木一也とは小学生の時に選ばれたグアム遠征で出会う。
明治大学水泳部で共に同じユニフォームを着て、切磋琢磨。
・社会人になってからはCOCCのパドラーとして活躍。
・もの静かな性格だが、ひとたび競技になると、打って変わって情熱的な顔に変わる。
誰にでも親切で、やさしい性格。責任感が強い。
・現在、恋人募集中!
《搬送クルー奮闘記》玉野真也 心の叫び
《搬送クルー玉野真也の記録》
仕事が終わって、会社からダッシュで帰って
寮によってからそのまま茅ヶ崎へ。
21:09 茅ヶ崎駅に到着。
その後、伴漕クルー用の買出しにイトーヨーカドーへ向かう。
色々買い込んだが、2Lペットボトルが4本やたらと重い。
ところが、おにぎりが売っていない。早くもピンチ!!
時間も21:30になっていて、21:45のバスに乗り遅れると、遅刻。
せっかく伸びた頭髪が。。。
急いで、デイリーヤマザキに走り、おにぎりをあるだけ購入。
かずやさんに梅おにぎり必須と言われていたので、ドキドキしながらコンビニへ。
あった!セーフ!!!
こんな、綱渡り状態ではいけない。
今度からは余裕を持って、計画的にって。。。まだ50km漕ぐ前だった。
吉野家で晩飯の牛丼持ち帰りを購入して、バスに乗り込む。
その後、誠さんから10分遅れる連絡が。。。
牛丼を食う時間が出来た。ラッキー!!
バスを降りた瞬間、かいだ事のある鳩のにおいが、、、、。
同じクルーの鳩峰さん登場!!(嘘です。。。)
自転車に乗ったミネさんに重いペットボトルをお願いして、COCCに到着。
牛丼を食べてから、早速準備開始。まずは簡単なOC1(一人乗りカヌー),OC2(二人乗りカヌー)から用意。
そうこうしているうちに、TBSさんの撮影クルーも到着。
OC6(六人乗りカヌー)をみんなで準備して、カメラも撮影開始。
テンションもあがってきた。
OC6の準備が完了して、かずやさん登場。
事前打ち合わせをしていると雨足が強くなっていき、かなり降ってきた。
諸々、意識合わせをしていると0:40くらいになった。
●反省点①→0時出発と決めたのだから、0時出発を厳守しないと
雨が降ると、基本僕はやってる気になってテンションがあがるのだが、今回はいまいちあがらなかった。
伴漕OC1に誠さん あつしさん、景山さんも一緒に泳ぐ。
OC6に強めのドローが必要なのでふじおさん(1番)、たま(3番)、ミネさん(5番)カメラマン2人が6番シートへ。
カメラマンから色々注文を受けながら、18さんに近づいたり、遠のいたり。。。
パドルをしたり、休憩したり、夜光虫に興奮したり、雨がやみ、きれいな星空を見たり、ゆったりとした時間が過ぎていった。
OC1の誠さんはピッタリかずやさんの隣に。
なんかすごいなと思った。
俺だったら、パドルをかずやさんに刺したりして怒られちゃいそうだなと思っていた。
ま、でも俺がOC1を漕ぐ時は、明るくなってからだからと思い。
なんか少し安心していた。
●反省点②→もっと誠さんの漕ぎを見ておくべきだった。
でも、それは嵐の前の静けさだった。
二回目の休憩(80分)に近づいた頃、いきなりOC1の誠さんが「たま~。夜も漕いどくか~???」
「まじっ。。。明るくなってからと思っていたのに。」。。。NOとは言えず、
「いいっすね。よろしくお願いします。」
80分に差し掛かり交代の番が、誠さんから「泳いできて~!!」寒い海の中を泳いで、OC1へ。
こんな寒い海ずっと泳いでいるのは、やっぱりすごいなと感心しながら、OC1へ。
そこから交代してかずやさんと併漕しながら、OC1を漕いでいた。自分の中では、なかなかいい感じと思いながら江ノ島へ到着。
折り返してから、少ししたら40分休憩。
行きとスピード感が全く変わってしまったが、そこそこいけるなぁ。と自分ではそれなりの自信を持っていた。
そこから突然、嵐はやってきた。
R134沿いの明かりを頼りに茅ヶ崎へ漕いでいく。
でも、どんどん霧が濃くなっていて、岸の明かりがぼやけてきた進んでいる方向が分からなくなる。
●反省点③→コンパスが必要。出来ればGPSも)
その後、突如、カヌーのコントロールが出来なくなる。
後ろを見ると、あつしさんが後方に捕まっている。
怒鳴ろうかと思ったけど、あつしさんが年齢関係で先輩か後輩よく分かっていないので
「何も言えね~!!(北島風。すみません。。。)」
そうこうしているうちにかずやさんにぶつかる。
後で怒られるんだろうな~とビクビクしながら、漕ぎ続ける。
波・風が強くなっていくに連れて、かずやさんの真横がキープできなくなってきた。
前後しながらやっているとかずやさんに指導を受ける。
●反省点④→もっと練習しておくべきでした。
「練習だから、失敗してもいいから、これから気をつけて漕げ!!」
そうこうしている内にまた、あつしさんがカヌーの後方に捕まっていて、かずやさんにぶつかる。
「終わった。」と思った。
しかし「誠も色々やらかしてきたから、あんまり気にすんな!!」と言われる。
しかし、ビクビクでそれどころじゃない。
そうこうしているうちに、気づくとかなり岸まで来ていて、セットをもろに食らう。
こうなるともうパニック。
カヌーのラダーも利かなくなって、「かずやさん!!ラダーが利きません。」と叫ぶ。
また、あつしさんかと思いきやカヌーの後ろには誰もいない。波で結構流されていた。
よくよく考えると、そんなことかずやさんに言ってもしょうがない。
セットは食らうは、カヌーの向かっている方向は、全くわからない中、気づけば
かずやさんに先導される始末。。
落ち着いてみると左手に江ノ島が。。。沖に向かっているのか。。。
●反省点⑤→伴漕する自分達がパニックに陥ってはどうしようもないので、落ち着く為の目印や装備を考えなければ、星、月、風向き、コンパス、GPS等
その後、ミネさんに交代の予定だったが、思ったより荒れてきたので、慣れている誠さんへバトンタッチ。
と思いきや、頭につけていたフラッシュライトを渡し忘れる。ち~ん。
OC6に乗り換えて、急遽Tバーへ、明るくなり始めたが、カメラマンさんが船酔いになってしまったので、OC6だけ帰ることに。。。
その後、OC1誠さん、かずやさんが帰ってきた。
予想以上の、風や波の結果、中止になった。(12km)
いやぁ、かなりヘビーだった。いきなりこれでは、どうしようもない。
一応、事故なく終わったが、準備不足をまざまざと感じさせられた。
自分自身、静かな海での伴漕しか予測しておらず、天候の急変までは、考慮に入れていなかった。
前日に見た予報では、21時頃に雨は止み、風速3mくらいの中で漕ぐという予報を見て安心していた。
しかし、直前には変わっていた。出発前にかなりの量の雨が降ってきた時点で、気づくべきだった。
ただ、良い経験をした。準備に準備を重ねてこそ、スタートラインに立たせてもらえる。
それは、かずやさんも伴漕するクルーも同じこと。
6月にOC1で大島を往復できたのは、冬のかずやさんプレゼンツ30km鬼練習で、いろんなコンディションで、色々な経験を積めたから。
あと出発まで約1ヶ月だから、やれるだけの予測はして、出来るだけ、様々なコンディションに対応できるようにならなければ。。。
以上、長文失礼しました。
玉野真也
・COCC所属のアウトリガーカヌーパドラー。
・平日は日夜奮闘するサラリーマン。
某固定系大手通信系会社(シェアNO.1)勤務。
・しっかりしているんだが、どこか玉。。。ってバランスが憎めない
ムードメーカー。
・今回の大島プロジェクトでは搬送クルーと共に、対サポート企業関連業務を
引き受け、奮闘中。
Right time, right place !
去年ぐらいからずっとコンディショニングはカイロプラクティス「クローバー」のアンちゃんにお願いしている。
近所だからというのもある。
しかし、どんなトレーナーより素晴らしい腕を持っている。
ちなみにどうでも良い話だが、僕は他人に自分の体を触らすのが嫌い。
治療行為は薬でもあるし、毒でもある。
だから、本当に信頼できなければ、委ねられない。
信頼とは会話を基本として、トレーナーのスキル、経験、考え方、人間味。
持っている技術、問題解決の手法等々全てである。
高校から大学までは小沢先生に御世話になっていた。
しかし、先生がチーム北島に入り、忙しくなった事。
また、僕が茅ヶ崎に引っ越してからは中々タイミングが合わず行けなくなってしまった。
アンちゃんとの出会いは本当に偶然だった。
COCCマサさんの紹介。
でも、マサさんの紹介ならそれだけで信頼できた。
だから、行って見たわけだが、一発で惚れる位、凄い先生だった。
率直な感想だが、クリニックでアンちゃんが目指しているゴールは
「単純に患部をよくする」だけでない気がする。
それよりはもっとトータル的な「人間らしさ」とか「自然」とかそんなキーワード。
うまく例えられないが、仮に「今から海に入る」としたら、アンちゃんほどの腕の持ち主はいないだろう。
競泳の大会に出るなら、小沢先生なのかもしれない。
内容はカイロとマッサージの組み合わせ。
まず、ほぐしながら、整えてくれるという事。
これがいい。
普通のマッサージだと筋肉が開放状態になってしまうため
その後の練習でも締め直すのに時間がかかる。
また、カイロだけだと、筋肉疲労の取れ方がいまいち。
だから、そんなあわせ技だと聞いた時、ビビっときた。
でも、僕がアンちゃんを信頼する理由は他にもある。
アンちゃんは34年間サーフィンを続けている大ベテラン。
今は53歳だが、若い頃は300日/365日海に入っていたらしい。
また、毎年ハワイやマウイに3ヶ月ぐらい行ってたらしい。
(どうやって生活していたんだろう。。。笑)
形は違えど、常に自然の中で人間形成された大先輩。
そんなアンちゃんだから、話をしているとすげー勉強になる。
昨日の50kmの話もした。
でも、アンちゃんは
「自然て言うのはそういうもんだよ」
「だから俺も現役でやっていた時は毎日反省、後悔していた。
自分で責任を取らなければ、人間成長できない。」
「でも、そういう日もあれば、メチャクチャHAPPYな日もある」
「Right time, right place だから常にそこにいなければいけない。」
「Right time, right place」
「時と場所による」などという使い方をする言葉である。
「時」は「タイミング」を意味し、「場所」は地理的な場所だけでなく、状況、
"situation"をも意味する。
どちらも読み間違えると、つまり判断を誤ると、いい結果は出ない。
反対に、正しい判断をすればバッチリ決まって結果オーライである。
でも、そんな機会にはなかなかめぐり合えない。
また判断する経験はなかなか積めない。
だから、常に「海」にいなければならない。
そんなアンちゃんの教えである。
消化不良に陥っていた、僕にはすげー響いた言葉だった。
運も味方につけるもの!
猛反省はした、ピリオド打った!
だから、明日からも、気合入れて頑張ろう!
海と太陽はいつも見ている
夜光虫
そういえば、昨日は初めての経験もあった。
それは泳いでいる最中に夜光虫とめぐり合った事。
スタートの茅ヶ崎あたりにはいなかった。
ただ、泳いでいる手が水に入ると、引っ張られてきてしまう空気に光が反射し
キラキラ光って綺麗だった。
ただ、水泳において手が空気を捉えてしまう事は大きなマイナスなので(水がかけていない、
空気には浮力があるから重い)、「やべー、フォーム下手だな~」っと思って
出来る限り空気を入れないようにフォーム修正していた。
しばらくすると、また手が光をかいている。
「あれ?」っと目を凝らすが、やっぱり光の粒が手のまわりにいっぱいあって
キラキラしている。
昔は、夜の海だけに「(とうとう おばけでも)出たか?」と考えていたが
最近は何が現れても、割と動じなくなってきてるから、冷静だった。
意識レベルを落としていたのも良かったんだとおもう。
しかし、不思議。
これだけデカイ海なのに、手のまわりだけが光っている。
1~2㎜ぐらいなのかな~。。。
丸い、小さな粒がキラキラしている。
良く、お祭の時にあるケミカルライト!
そんな光加減が何かお祭みたいで、何か幻想的だった。
こっちはゾーン(瞑想状態)に入りたいんだが
何か、その様子が綺麗で、楽しくて。
ついつい覚醒してしまう。笑
「きっと、これが夜光虫なんだろうな~」っと思いながら
しばらくは、その幻想的な感覚に身を任せていた。
後で調べたのだが、夜光虫は物理的な刺激で光る海洋性プランクトン。
海にはまだまだ自分の知らない生物がいて、そして夜には夜の顔を持っている。
何か面白い!