オプションカプラーがあるというので

RC90では利用したことはありませんでしたが、NC750Xにはオプションカプラーという増設機器用に何も接続されていない空きACC配線があらかじめあるそうです。

Dユニット+の取り付けは棚上げしていますが、ナビスマホ用にUSB電源の設置は喫緊の課題なので、こちらから配線してみました。

この位置にあるカプラーですね。

ワイヤーシールで埋めたオスカプラーに挿して固定してあります。

型番の特定がなぁ

このカプラー、住友電装の040型HXだとするサイトがあるようですが、メーカーのカタログを見れば分かるように040型HXに4極はありません。

同じくメーカーのカタログを確認すれば、外観図から住友電装の040型HV/HVGだと分かります。

コストに影響してしまうのかも知れませんが、メーカーは製品に型番を刻印して欲しいものだと思いました。

というかですね、2本しか配線しないなら2極のカプラーを使ってくださいよ。(RH09では3本配線されているっぽいが)

例えば060型HXの2極なら、K-CONにラインナップがあるから市販品として入手経路が格段に増えるのです。

まぁこれはオプションの増設機器側のカプラーも変更しなければならなくなる問題も抱えているのでしょうが・・・。

メスカプラー側の配線色が緑と黒だったので、ホンダの配線色パターンからアースとACCだと判断してオスカプラーを作成しました。

ギボシについては接続するカエディアのUSB電源に合わせて104型(φ3.96)にしたけど、Dユニット+はギボシが103型(φ3.55)なので統一感が無くなってしまうなぁ。
(キタコのサイトによると、103型がホンダ用で、104型がヤマハ・スズキ用となっていますね。)

まぁ配線長には余裕を持たせて作ったので、場合によっては統一のためギボシを切り落としてつけ直せばいいけど。

とりあえずミドルカウル以外も外してみよう

Dユニット+をどうするか未定のまま、検討材料のため1回サイドを丸裸にしてみることにします。

サイドカバーについては、シートを外して2つのプッシュリベットを外すと、後はゴム穴に突起が刺さっている感じでした。

(目立つボルト2つは、銀色のパーツと黒色のパーツを結合する用途に使わていて関係ありません。)

引っこ抜けそうなところを強引に引っ張ってどこかの突起が抜ければ、自由になった隙間から他の固定個所を探していきます。

外すとこんな姿になります。

ステップ近くの突起だけは、下から上に向いていて方向が違うので気を付けましょう。

あと、リア側はシートカウルの下に潜り込むような形になっているので、突起が抜けたら最後はサイドカバーをフロント側にずらすようにして外します。

この部分にあるツメが取り付けの際に入れ難い。

本来は後からシートカウルを被せて取り付ける手順を想定しているのかも知れない。

シェルターについても、ラゲッジの蓋を開けたら出てくるネジ、シートを外したら出てくるネジ、サイドカバーを外したら出てくるネジの3つを外せば簡単に取れます。

ただ、カウル側に配線が固定されているので、クリップ(でいいのか? 名称がよく分からない)も外す必要があります。

シェルターはここにツメで引っかかっているくらいかなぁ。

作業を終えて

最初にミドルカウルを外した際は難儀だと思いましたが、それ以外はアッサリ外れた印象でしたね。

それだけに、やはりフロントウィンカー基部を別パーツに分割しなかったのが解せない

側面裸状態のNC750X(RH23)です。

バッテリー端子も見えているし、やっぱりDユニット+を取り付けるのはラゲッジ横(何かパーツを2つ付けるスペースがあって、1つしか付いていない辺り)が安牌なのか?

ただ、新しいものを配線する度にミドルカウルとサイドカバーとシェルター全て外すのは作業性が悪いなぁ・・・。

サイドカバーは別にミドルカウルを先に外す必要はないし、もうちょっとサイドカバーの隙間に入れれそうな空間が無いか確かめるか。

とりあえず電熱の配線が必要になる時期まで保留。

 

【関連】

NC750X(RH23)のカウル外し方_続くか分からないその①

 

RH23はラゲッジ蓋のマウントレールが無くなったので

花見ツーリングに向けてとっととスマホマウントやUSB電源を取り付けたいのですが、通販でポチったパーツ類の一部部品が在庫なしで取り寄せ扱いのため、先に届いた物から処理して行きます。

RC90でドライバックをマウントレールに取り付けて宿泊ロングツーリングでの積載量の補助としましたが、RH23ではマウントレールも無くなったので、サイドバッグを取り付けることにしました。

マスツーリングで他のメンバーはフルパニア率が高く、ツーリング先でガシガシ土産物買うのが羨ましかったんですよねぇ・・・。

(自分は、ヘルメットをしまう都合上トップケースは空けておきたい。)

という訳で購入したのがキジマのWP02です。

選択したポイントは

  • 防水(内部ドライバッグによる防水ですが)
  • リアシートに巻かないタイプのベルトが付属
  • 中芯入りで、型崩れし難い

です。

1点目は、急な雨でレインカバーをかける必要が無いようにです。

雨対策に関してはSHADの3Pフィッティングでサイドパニア導入も非常に悩んだのですが、スペインのSHAD本家サイトを見ると1番薄いSH38Xでも横幅96cmになるようなので諦めました。orz

2点目はもちろん、NC750Xの給油の都合です。

3点目はサイドバッグサポートが無いので、タイヤと擦れる危険性を考慮してとなります。

メーカーサイトに背面側の写真が無いので不安でしたが、1枚板状になっていてホッと一安心。

ただ、この「下部用装着保護ベルト」は酷いですねぇ。

バックルの付属漏れではないですよね?

ドリンクホルダーなんか要らんから、もっと取り付け部品を充実させて欲しい。

車体への固定

グラブバーを利用してNC750Xに取り付けると、このような感じです。

左右のバックルはグラブバーぎりぎりで、長期的に運用してみないと問題無いかちょっと分かりませんね。

リア側の固定ベルトはグラブバーからすっぽ抜けないよう、上からマジックテープのベルトを巻いています。

真ん中のバックルは、反対側のグラブバーからベルトを伸ばしてくるようなことでもしないと利用できそうにありません。

そうなるともうベルトを自作する必要があり手芸の世界ですが。

下部のDカンについては付属ベルトは使用せず、サイドバッグの取り外しを考慮しカラビナとパラコードで張っています。

(パラコードは自在結びでスライドさせて長さ調整)

トップケースフィッティングがある程度サイドバッグサポートになっているのですが、もう少し下を押さえないとサイドバッグを安定させられないんですよねぇ。

(固定ベルトをループベルトではなくただの巻ベルトに交換したら、バックルの位置をもう少し上に持って来れるだろうか?)

RC90からRH23へ乗り換えました

NC750X(RC90)の走行距離が98,000km弱なので100,000kmを達成したかったのですが、新しいNC750X(RH23)に乗り換えました。
理由は2点ありまして。
1つは100,000km到達しようとするとGW休暇のロングツーリングまで乗り続けることになり、そうするとロングツーリングに備えてフィルタ込みのオイル交換や昨年の車検時にサボったブレーキフルードおよび冷却水の交換を行うのが面倒くさい。
もう1つはその後に梅雨時期を避けて買い替えると、車検時期が夏になってしまうことです。
(現在のRC90は車検の切れ目が8月末なので、ユーザー車検がクソ暑い。)
春先は花粉症で遠出することはあり得ないので車検時期にするには適しており、いっそ乗り換えてしまおうかと。

乗り換えにより環境再構築が必要

そして本題。
RC90はバッテリー搭載位置がラゲッジスペースの前でしたが、RH23(というか先代のRH09からか)ではラゲッジスペースの後ろに変更され、バッテリー周辺の空きスペースが乏しいです。
(RC90はヒューズボックスがバッテリー横にあり、バッテリー上の空きスペースに社外USB電源の変圧回路とか余った配線とか色々押し込めることができた。)
電装品をどう付けようかとカウル外しにチャレンジして呆れ果てたので、思わずblogに記事を起こしてしまいました。

とりあえず試行錯誤でカウルを外してみる

RH23は先月発売で当然まだ情報が無いので、とりあえず行き当たりばったりにやってみたのですが...
まず目立つサイドの六角ネジを外しまして、
RC90での経験から、クチバシ裏のプッシュリベットを外します。
これで後は見えるところに固定していそうな部分が無いため、ゴム穴に突起が嵌っているだろうことを信じてカウルを引っ張ります。
(残った シェルター に思いっきり自分が映っていたので写真は省略しますが、外したミドルカウルのリア側半分はこの形で留められていました。)
そしてヘッドライト周辺は、これまたRC90と同様、爪が引っ掛けるようになっているのでフロント側へスライドさせる感じで外します。
しかしここでトラブルです、最後にウィンカーの辺りだけが外れません!
フリーになった部分の隙間から覗き込むと、どうもウィンカー周辺とミドルカウルは一体成型されているっぽい。
そうなると、ここのネジも外さないといけないのか?
スクリーンが邪魔なので、先にスクリーンを外さなアカンやんけ!
さらにウィンカーもカウルに付いてくるので、いちいちウィンカーの配線も外す必要が出てくる。
銀色の部分から外側だけ外れれば楽なのに、一気に作業が大変になりました。
まぁこれがビンゴで、ようやくミドルカウルが外れました。
(ウィンカー配線のコネクタのロック解除法が初見で不明だったため、コネクタを固定していたハーネステープを外しています。)
デイトナのD-UNIT+を設置したいのだが、いい感じのスペースも無いのでシェルターも外してラゲッジスペースの横辺りの空間を確認しなきゃだな...
ちょっとショックでやる気が尽きたので今日はここまで。

ホンダのカウル設計担当者を小一時間問い詰めたい

上に書いているように、銀色の部分を境にパーツが分割されていると、格段に整備性が良くなるんですよ。
何で赤く囲った部分を車体に残るようにしないかなぁ...
フロントウィンカー周りを別パーツに分割しても、そのパーツから固定用に足を伸ばせばちょうど共締めできそうな位置にボルトもあるので、カウル設計時に分割が難しいことも無かっただろうと思うのだが。
(ウィンカー配線のコネクタは、またやる事を考慮してハーネステープではなくマジックテープでベルト固定しています。)
カウルの銀色の部分と黒色の部分をバラして、赤線部分でカットしようか悩んだわ。
 
【関連】

構造的欠陥

トップケースの蓋には、フルオープンしてヒンジをへし折らないようストッパーが付いています。

これが樹脂製のため経年劣化で硬くなり、たいてい冬の寒い朝に出発しようとトップケースを開けると、曲がった状態で固まったまま破断するのです。

GIVIもSHADもストッパーについては補修部品を出していますが、思うところがあって自作で補修しました。

上が補修したストッパー、下がオリジナルのストッパーです。

このオリジナルのストッパーは長さを測るためヒートガンで加熱してなるべく真っ直ぐにした後ですが、普段トップケースの蓋は閉まっているから「くの字」型に曲がった状態で固まってしまっています。

不満点が正にココで、経年劣化すると曲がり癖がついているため蓋の開度が不十分になり、蓋を開けた状態をキープできないですよ。

補修については、折れたストッパーを端の部分だけ切り落とし、ドリルで穴を開けてパラコードを通しています。

パラコードだとピンと張るので、蓋は後ろ側に十分倒れて開けた状態がキープされます。

(オリジナルのストッパーは、曲がり癖があっても蓋の開度を十分にするためにもう少し長さがあるべき。)

なおストッパーが1つのトップケースなら気にしなくて大丈夫ですが、パラコードを縫い留めるのが手作業なので左右にストッパーがあるケースでは長さを揃えるのがなかなか難しいです。

パラコードではなくチェーンとかを使った方が左右を合わせ易そうですね。

また見た目を気にしないなら、補修自体プーリーだけにしてテグスで結んでしまうのが手っ取り早い。

(初トップケースのSH33ではそうしていました。)

メーカーも補修部品を出すくらいなら、樹脂の弾力任せの棒ではなくNC750Xのラゲッジスペースのようにナイロンベルトにすれば良いのに...
(あるいは百歩譲って棒のままでも、素材をシリコン等の軟樹脂に変えれば改良できそうなものですが。)
少なくともSHAD製品はSH33、SH40、SH47と使ってきて、全てのトップケースで破断を経験しています。