ローム ミュージック ファンデーション スカラシップ コンサート Vol.36 | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

ローム ミュージック ファンデーション スカラシップ コンサート Vol.36

 

【日時】

2022年8月7日(日) 開演 15:00 (開場 14:00)

 

【会場】

浜離宮朝日ホール (東京)

 

【演奏・プログラム】

・太田 糸音[ピアノ]

ラヴェル : 夜のガスパール より 第1曲 オンディーヌ、第3曲 スカルボ

 

・向井 響[作曲]

向井 響 : 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ

 ヴァイオリン 土岐 祐奈

 

・香月 麗[チェロ]

メンデルスゾーン : チェロ・ソナタ 第2番 ニ長調 Op.58 より 第3、4楽章

 ピアノ 樋口 一朗

 

・有冨 萌々子[ヴィオラ]

ヒンデミット : ヴィオラ・ソナタ Op.11-4

 ピアノ 古海 行子

 

・吉見 友貴[ピアノ]

ショパン : アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22

 

 

 

 

 

ロームミュージックファンデーション スカラシップコンサートを聴きに行った。

京都および東京で毎年行われている、ロームの奨学生によるコンサートシリーズである。

 

→ Vol.14 石井楓子、内匠慧、務川慧悟ら

→ Vol.16 藤原秀章、金 ジャン ミッシェルら

→ Vol.17 加藤大樹、吉武優、佐藤晴真ら

→ Vol.18/19 石井楓子、黒岩航紀、水野優也ら

→ Vol.22 丸山凪乃、野上真梨子、樋口一朗ら

→ Vol.25 五十嵐薫子、小井土文哉、吉見友貴ら

→ Vol.27 古海行子、千葉遥一郎、藤原秀章ら

→ Vol.29 伊東裕、リード希亜奈、千葉遥一郎ら

 

 

 

 

 

どの演奏も良いものだったが、特に太田糸音の弾くオンディーヌは、この曲にかけては少々面倒臭いほどうるさいと自覚している私も唸らされる、細やかに和音の仕上げられた名演。

私の好きな録音である、

 

●天川真奈(Pf) 2015年11月25日浜コンライヴ盤(CD)

 

にも匹敵するところだった(あともう一さじの遊び心というか、幻想味のようなものがあれば匹敵していたと思う)。

スカルボのほうも良かったし、「夜のガスパール」は今後さらに磨かれて、彼女の強力な持ち曲になっていきそうな気がする(プロコフィエフのエチュードop.2のように)。

 

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 


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