ミニチュア制作 La Petite Fleuriste -81ページ目

イタリア、シラクーサ(シラクサ)は・・・

電車の折り込み広告で、旅の情報誌がありました。

それを見ると、シラクーサが挙げられていて、

「!?」と思ったので、今日は、シラクーサについて。

写真付きです(クリックで拡大青空の写真


その情報誌の表紙は、とてもお洒落でスタイリッシュな

女性が載ってましたが(中身はチェックしてません)、

シラクーサを始め、南は、

タオルミーナ、アグリジェント、パレルモ、マテーラ、

モンレアーレ、ポンペイ・・・

どこもお洒落をして行くようなところではないです。

ヒールなんて穿いていったら大変です。

私のように、バックパッカーが行くような雰囲気ですバッグ

 

出身者で有名な人は、数学者であり物理学者でもあるアルキメデス

アルキメデスが、

風呂の中で水が湯船から溢れるのを見て浮体の原理を発見し、

「エウレーカ(=我発見せり)」と叫んで裸で飛び出したのもこの町ですね。


聖ルチアにはついては以前にも書きましたが、聖ルチアもここの出身です。

サンタルチア港から、ナポリと思っていましたが、シラクーサです。

ルチアは、眼病と喉の病気の守護者です。

ルチアは、モテ過ぎてのが嫌で自らの目をくりぬいた説と

拷問の際にくり抜かれた説がありますが、

何れにしても、奇跡的に回復したそうです。

回復したものの、溶けた鉛を耳に流し込まれたり、火あぶりにされたり、

最後には、剣で喉を突かれて殉教したと言われてますドクロ


シラクーサは、日帰りならあまりお勧めしないです。

パレルモから、プルマンで片道3時間40分(休憩込)←19EUはかかります。

本数も少なく、時間に余裕がありませんあせる

バス停が若干見つけづらく、帰りに逃すと致命的です。

行きたい都市の一週間に走るバスの本数の関係で、

選択肢がなくて、ここにしたのですが、

「どうして、ここに来たのだろう」と一緒に訪れた

友達と話したくらいです汗


シラクーサは、海も遺跡もありますが、

海を楽しむなら、キラキラ

アマルフィ、サレルノ、ソレント・・・です。

ただ、SITA社のバスには要注意で、

切符購入の際に、スタッフや周りの人に

「大丈夫か」散々聞かれました。

というのも、クネクネした細い道をひたすら蛇行運転なのです(酔い止め必須)。

時間に余裕があるなら、水上バスをお勧め船


地元の人は、海はカンパレッラ岬を勧めてきました。

なんと言っても、私の中ではカプリ島が一番です。

遺跡を楽しむなら、

ローマのフォロロマーノでしょう。

南の遺跡なら、ポンペイ

女の人にお勧めは、アルベロベッロです。

 

さて、古代地中海の大都市だったシラクーサ

地球の歩き方には、「そぞろ歩きが楽しい」

とありましたが、そぞろ歩きどころではなくて、

バス停からネアポリ考古学公園まで早足で45分くらい歩きました。

泊まってしまえばよいのかもしれませんが、

泊まるほど魅力は感じませんでした。

見所の一つ、ドゥオーモを見ていたら、

また感想は違ったのかもしれませんが、

他の都市を楽しんだ後だったので・・・。

 

さてさて、バスで3時間40分、途中で放牧を見たりのんびりと。


bus

バス停を降りて、ネアポリ考古学公園に向います。


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花を付けた木々が立ち並び、

南イタリアは独特な色彩が美しいです。

ただ、一見とても綺麗ですが、ゴミが沢山落ちてました。

 

早歩き45分、

ネアポリ考古学公園に着きました。


scene

scene

まずは、 

ネアポリ考古学公園の一番の目玉、

直径130m『ギリシア劇場!!!!


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「え?あれ?これ???」って思わないですか?


シチリアで一番大きいギリシア劇場で、

紀元前5世紀のものらしいですが、保存状態が良いとのことでした。

古代の石は、オルティジア島の要塞建築の際に

沢山持っていかれたそうです。

ここでは、実際に、ギリシア古典劇が開かれています。

足場など組んであり、ムードぶち壊しでしたハートブレイク

 

遠くに見えた海の方が美しかったです海


そして、カラヴァッジョが名づけた『天国の石切り場』には、

牢獄として使われていた洞窟、『ディオニュシオスの耳』があります。


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私が豆粒のようです。

高さ36mあり、中は真っ暗でとても涼しく、音響効果が素晴らしいです。

中から外を撮ってみましたCaplio R6 BK


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この耳の隣には、コルダーリの洞窟があります。

数十年前までこの洞窟で縄をなっていたそうです。

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入れません汗


考古学公園は、石灰岩で地面が白く、目が痛くなるほどでした。


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石切り場の周りは椰子やレモンの木が繁茂していますき


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こちらは、一度に450頭の牛が供物として犠牲になったとされている、

ヒエロン2世の祭壇。


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最後に円形闘技場。


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この家族が良い味出してました。


生搾り赤オレンジを飲みながらこの場を跡にし、

帰り際にアレトゥーザの泉に行くことにしましたキラキラ

 

このようにカッティングされた木が永遠と続いています木木木


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メンテナンスが大変そうですねはさみ


アレトゥーザの泉は、

パピルスが茂り、恋人たちの憩い場だそうですが、

あまりムディーではなかったです。


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海沿いの道の方が魅力的でしたキラキラ

 
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日光浴(?)している人が・・・。


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小魚の群れも見えましたい魚魚


途中、

何故か無人のミニ遊園地がありました。


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はい、長文すみません汗

 

シラクーサどうでしょう・・・?


私としては、雨土砂降りのチェファルの次に・・・・。


この日の帰りの出来事は、次に書きます筆

 


お洒落好き

就職(転職)祝いにDolce&Gabbanaのパンプスをいただきました。

少しサイズが小さい気もしますが、ラッキーキラキラ

Strassとベルベットの組み合わせ。

偏平足なので、長時間は穿けそうにないです。


dolce

dolce


制作が捗らないので、今日はDolce&Gabbanaのことでも書きます筆

Yちゃんは多分殆ど見た写真ねえ…

 

今は、他に大切なことがあるので、

あまり興味がなくなりましたが(収入も減りました)、

少し前までお洒落が大好きで、よくDolce&Gabbanaの

洋服を購入していました。


Dolce&Gabbanaは、

Domenico DolceとStefano Gabbanaの

ゲイカッポーのイタリアブランドですイタリア

アヤシイ広告が多いですね。

ビックリするようなものが沢山あります・・・。

生理的にちょっと・・・汗

激しくないものを小さく載せます。


dolce


有りがちですが、最初にジーンズが好きになって、

そのうち仕事に使えるのでスーツやシャツに興味がいきました。

最終的には、キャミソールに落ち着きました音譜


全体的にDolce&Gabbanaの素材は、そこまで高級ではないです。

それと、破損し易いですドクロ

チャックが壊れ易かったり、ボタンやスタッズが取れやすかったり・・・ハートブレイク

チャックは、4回お直しに出してます。


コレクションでは、2006ssが一番好きです。

白のレースが本当に素敵です。

http://www.style.com/fashionshows/collections/S2006RTW/complete/thumb/DGABBANA?trend=&page=1

 

以下、購入したもので、気に入っているキャミソールを

アップします。

これが2006ssで一番のお気に入りです。


dolce
(右のキャミは2回着ただけで、レースが解れてボロボロになりました)。


dolce

 

髪がボサボサですね・・・。

クルミボタン物凄く縫合が甘く(仮縫いのよう)、すぐ取れるので、

縫い直しました。
 

これも2006ssです。


dolce

他のシーズンものでは、

着るには勇気がいりますが、

シャーリングが沢山入っていて、

着るとラインが綺麗なこれも好きです。 


dolce
dolce



dolce

これは、確かハル・ベリーも着てました。

そうよね、Yちゃん!?

 

ドレッシーなキャミソールは、

ジーンズを合わせて、崩して着るのが好きですドキドキ


Dolce&Gabbanaのサイズって不思議です。

36サイズで緩かったかと思えば、

38サイズでピチピチだったり・・・。

 

購入は、昔は西武デパートが多かったのですが、

なくなってしまったので、

銀座店で購入してました。

銀座店や他の店舗でないものが、銀座リステアにあったりします。

それと、ファミリーセールは良いですねビックリマーク

半額以下が多いですし。


シーズン落ちでは、このサイトがお勧めです。

通販は、試着できないので不安ですが、

ここは返品可能。

http://www.yoox.com/home.asp?tskay=050D2086  

年に数回、約80%OFFをやっていて、

セルジロッシなどは、転売で儲けることができます。

 
 


作品完成しました。

チャンス



何か行動を起こす際、その前進を阻むのは、
それまで得た知識や経験・体験を過信すること。

それらが、先入観、固定観念、はたまた盲信へと変化し、

またとないチャンスを逃すことがあります。

私には今までありすぎました。

とても勿体ない事をしてました。

ただ、それも変えられない運命だったのだと思っています。


得た知識、経験・体験は良いものも悪いものもなくなりません。

刻まれています。

それが必要なものであれば、あとから、繋げば良いのです。

言うは易しですが、

知識、経験・体験などを片隅に置いて、頭をクリアにさせ、

新しいことに取り組むことが大切だと最近思います。

子供のように、気になったことは何事も取り組みたいと思います。 


先入観は恐ろしいです。

自分は先入観などあまりないほうだと過信していましたが、

大間違いでした。

あらゆる場面で点在しています。

自分と同調する事柄、他人の意見だけを取り入れようと

してしまいがちですが、それでは得るものが少ないかもしれません。

悪意を持つ人、私を良く思わない人、違う視点を持つ人・・・

そういう人たちの言動に対する自分の反発心の中に、答えがあったりします。

確かに人であれ、事柄であれ、同調するものは心地よいです。

勿論、波長が合わない友達やパートナーは欲しいとは思いません。

ただ、批判も快く、且つ素直に受け入れる心が欲しいのです。

誰かを変えるのではなく、自分を変えたいのです。

同調して不平・不満・愚痴を吐くのではなく、

神経を研ぎ澄ませ耐えるのでもなく、

全てを優しさで返せるような強さが欲しいのですドキドキ



さてさて、余計なことばかり書いてますが、

ヒペリカム×オールドローズの制作予定が、

ガラリと変わりました。

そして、昨日完成しましたブーケ


今回新しく行ったことは、


バラの花びらの色調調整、葉っぱのフワフワした素材感、

リボンを入れたことです。

とてもシンプルですにこ


バラは花ビラの枚数が多いので、今までで一番大きくなりました大
今回も思った色が出なくて、次に課題が残りましたが、
これはこれで良しとしました。 


クリックで拡大します虫眼鏡

pink

pink

一円玉がないので、手のひらに乗せました。

pink

『幸せローズ』の色ではないですねバラ


私には珍しく、ショッキングピンクの色が出てます。

元はバイオレッド系の色なのですが、

薄めたらショッキングピンクになりましたビックリマーク

リボンとバラの中央の色と合わせています。


全体的に前回の作風が残ってます。


 

今、ちょっとスランプです。

イメージしているアレンジではなくて、
全く別のものを作ろうと思います。

頭の中をクリアにさせたいです青空




ミケランジェロ@フィレンツェ 2

去年訪れたときは、

アカデミア美術館は、撮影禁止だったので、

購入した絵葉書(スキャナ故障の為撮影)や海外サイトなどから

写真はアップします画像ボタン

著作権などについては、メールいただければ該当の写真は

外させていただきます禁止

 

アカデミア美術館には、

ミケランジェロの未完のピエタも通路に並んでいますが、

メインは、勿論ダヴィデ像で、一番目につく場所に飾られています。


以下、全てクリックで拡大します。


david

david


david

ダヴィデ像は、

ダヴィデがゴリアテ岩石を投げつけようと狙いを

定めている場面だということは言わずもがなですが、

本物を見る前まで、緊迫したというより優雅で落ち着いた

印象がありました。

小学校のときに、教科書で見た印象です本

それよりも、恥ずかしいと真っ先に思ったものです・・・ハートブレイク


ミケランジェロに限らず、角度や照明によって

表情や雰囲気なども違って見えることがよくあります。

それは、微妙な違いであったり、そうではなかったり・・・。

確かに正面から見ると、横顔ということもありますが、

右側から見るより険しい表情の中にも優雅さがあるような・・・。


ダヴィデ像は、 

下からみるように作られたと言われていますが、

それでも、バランスが悪いように思えますビックリマーク

強調したい部分を大きくしたこともあるのかもしれません。

これくらい真下から見ると良いと思います。

david
 

いや、これは真下過ぎますね。


david
 

これくらいでしょうか。


イタリアに行ったのは、10か月も前のことなので、

汚いメモ書きと記憶を辿って書いていきます筆 

 

とにかく、この作品は、

筋、筋肉、血管、骨、肉感、喉仏、鎖骨・・・

力強くも細かいビックリマーク

 

david

 

臆することなく、静かに闘志を燃やす姿は、

美しいです。

 

正面を見ると、ゴリアテが遠そうな雰囲気がしました。

ぐる~っと回って観察することにしましたひらめき電球


 

向かって左側を見ると、

首が不自然に太くて長いのが目につきます目

髪の毛の量が多く、後ろ毛が首の付け根まできているため、

頭がより一層大きく見えます。

また、手の筋と筋肉を強調したかったためか、

身体と比べて手がとても大きいです。

そのバランスに疑問持つ方が多いと思います。

すみません、写真からは分らないですね・・・ダウン


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david

 


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向かって右側から見ると、

頭の大きさは然程気にならず、

表情表現に重きを置いているように見受けられます。

眉間に皺を寄せて、口角にも緊張が走り、

遠くを見つける険しい表情・・・メラメラ

石を持った右手の先までにもピリピリとした

緊張が走っているように感じました。


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タモリが出ていた番組『トリビアの泉』でもやってましたが、

ダヴィデ像の瞳部分は、他に例を見ないハート型で彫られていますハートハート

 

そして、後ろ側

型のラインから、背中のラインが美しい!

肉感も素晴らしい!

残念ですが、それがよくわかる写真が見当たりませんでした。


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モリモリ。
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角度によってしなやかに見えます。


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ダヴィデ像で今回終わってしまいました・・・汗


芸術は、見る者に感性を問う・・・


それは、どんな作品にも共通しています。


日本の美術は、西洋のものよりそれが謙虚に出ています。


日本美術、特に日本画には、余白が多く、故に余白の美について、

よくテーマにされます。

描いた人と鑑賞する人と一体となって感じるところに日本の芸術があり、

その一体感は余白によって成されるところが多いと私は思います。

観た者の感性や教養を問う高尚さ。

和歌や俳句は最たるもので、できるだけ言葉を削って

表現して、後は余韻として読む人に想像してもらいます。

受ける側に参加してもらうのです。

西洋の美術は、我が強く、参加する隙がないものが殆どだと思います。


ミケランジェロのダヴィデは、彼自身の表現したいことが、

これでもかというくらい表現されているように感じます。

そういった圧倒されるような参加拒絶型の芸術も好きですドキドキ


私は、観察力もあまりありませんし、語彙力も然りです。

ミケランジェロのように分り易い芸術も捉え方がおかしいかもしれません。

とは言え、私が感じた範囲内でまたブログに書いていこうと思います。


粘土の作品が完成したので、明日は

写真を撮ることができるのであれば、アップします。


ミケランジェロ@フィレンツェ 1

昨日、彫刻について少し触れたので、ミケランジェロについて書きます。


今日は、フィレンツェにあるミケランジェロの作品編で、

3、4回に分けて書きます。


写真は旅で6,000枚程撮っているので、

掲載するものを絞るのは容易ではありません。

建物や美術品は細部までクローズアップして撮っていますが、

今回は、全体を撮ったものを選びます。

 

ミケランジェロの作品に移る前に、

まずは、フィレンツェの街並からかなり大雑把に。。。


フィレンツェの色は、ヴァーミリオンの瓦の朱色。


クリックで拡大できます。


florence


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(ジョットの鐘楼)


クーポラの463段の階段を上がった先に見える朱色に染まった絶景。

クーポラどころか、上れるところは片っ端から上りました。

寒色の空と暖色の街並のコントラストが美しかったです音譜


ミケランジェロ広場から見るフィレンツェの街並も目に焼き付いてますメラメラ


真下の写真の巨大なクーポラは、着工から完成まで170年かかってますドクロ


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こちらは、

怒りと恐怖、憎しみに満ちた凶暴さがうかがえるシニョリーア広場。


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(午前)

 


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(午後)


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メデューサの首を掲げたペルセウス・・・


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サビニの女の掠奪。


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その他、ドナテッロのレプリカ、『ユディトとホロフェルネス』、

『コジモ一世騎馬像』、『ネプトゥヌス』など・・・


この広場では、”Millemiglia"というイベントが開催されていて、

他の都市でもよく見かけました。


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こちらダヴィデとヘラクレス。


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ミケランジェロの

ダヴィデ像が称賛されると、政府は対なるヘラクレスを

依頼しますが、政府とメディチ家の抗争で、

作者は結局はバンディネッリになってしまいます。

バンディネリがミケランジェロに負けじと作ったのが顕著に表れている作品です。

ダヴィデの隣に置かれて気の毒に見えましたハートブレイク

 

本物のダヴィデは、アカデミア美術館にあります。

私がかなり小さく見えますね。

レプリカと言えど、大理石です。


レプリカは、ミケランジェロ広場にも!

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こちらもシニョリーア広場にあるパラッツォ・ベッキオ(政庁館)。


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ピエトラ・フォルテ(ピエトラ=石、フォルテ=強い)の石の量感、

強固さをヒシヒシと感じる建築物です。

 

ジョット、ブルネレスキ、ピサーノのことにも触れたいのですが、割愛します。


サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。


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ミラノのドゥオーモ、ローマのサンピエトロ大聖堂と並ぶ大きさビックリマーク

大理石を外壁に使うのは教会のみですが、

この教会に使った大理石は一体どれほどのものなのでしょう!!

白とピンク、緑のドリコロールが美しいですキラキラ


聖堂の中や、他の建物のことなども書いていきたいですが、

それは他にブログを設けて書こうと思いますひらめき電球

 

大まか過ぎますが、キリがないので次から、彫刻に触れますアップ