イタリア、シラクーサ(シラクサ)は・・・
電車の折り込み広告で、旅の情報誌がありました。
それを見ると、シラクーサが挙げられていて、
「!?」と思ったので、今日は、シラクーサについて。
写真付きです(クリックで拡大)
その情報誌の表紙は、とてもお洒落でスタイリッシュな
女性が載ってましたが(中身はチェックしてません)、
シラクーサを始め、南は、
タオルミーナ、アグリジェント、パレルモ、マテーラ、
モンレアーレ、ポンペイ・・・
どこもお洒落をして行くようなところではないです。
ヒールなんて穿いていったら大変です。
私のように、バックパッカーが行くような雰囲気です
出身者で有名な人は、数学者であり物理学者でもあるアルキメデス。
アルキメデスが、
風呂の中で水が湯船から溢れるのを見て浮体の原理を発見し、
「エウレーカ(=我発見せり)」と叫んで裸で飛び出したのもこの町ですね。
聖ルチアにはついては以前にも書きましたが、聖ルチアもここの出身です。
サンタルチア港から、ナポリと思っていましたが、シラクーサです。
ルチアは、眼病と喉の病気の守護者です。
ルチアは、モテ過ぎてのが嫌で自らの目をくりぬいた説と
拷問の際にくり抜かれた説がありますが、
何れにしても、奇跡的に回復したそうです。
回復したものの、溶けた鉛を耳に流し込まれたり、火あぶりにされたり、
最後には、剣で喉を突かれて殉教したと言われてます
シラクーサは、日帰りならあまりお勧めしないです。
パレルモから、プルマンで片道3時間40分(休憩込)←19EUはかかります。
本数も少なく、時間に余裕がありません
バス停が若干見つけづらく、帰りに逃すと致命的です。
行きたい都市の一週間に走るバスの本数の関係で、
選択肢がなくて、ここにしたのですが、
「どうして、ここに来たのだろう」と一緒に訪れた
友達と話したくらいです
シラクーサは、海も遺跡もありますが、
海を楽しむなら、
アマルフィ、サレルノ、ソレント・・・です。
ただ、SITA社のバスには要注意で、
切符購入の際に、スタッフや周りの人に
「大丈夫か」散々聞かれました。
というのも、クネクネした細い道をひたすら蛇行運転なのです(酔い止め必須)。
時間に余裕があるなら、水上バスをお勧め
地元の人は、海はカンパレッラ岬を勧めてきました。
なんと言っても、私の中ではカプリ島が一番です。
遺跡を楽しむなら、
ローマのフォロロマーノでしょう。
南の遺跡なら、ポンペイ。
女の人にお勧めは、アルベロベッロです。
さて、古代地中海の大都市だったシラクーサ。
地球の歩き方には、「そぞろ歩きが楽しい」
とありましたが、そぞろ歩きどころではなくて、
バス停からネアポリ考古学公園まで早足で45分くらい歩きました。
泊まってしまえばよいのかもしれませんが、
泊まるほど魅力は感じませんでした。
見所の一つ、ドゥオーモを見ていたら、
また感想は違ったのかもしれませんが、
他の都市を楽しんだ後だったので・・・。
さてさて、バスで3時間40分、途中で放牧を見たりのんびりと。
バス停を降りて、ネアポリ考古学公園に向います。
花を付けた木々が立ち並び、
南イタリアは独特な色彩が美しいです。
ただ、一見とても綺麗ですが、ゴミが沢山落ちてました。
早歩き45分、
ネアポリ考古学公園に着きました。
まずは、
ネアポリ考古学公園の一番の目玉、
直径130m『ギリシア劇場』
「え?あれ?これ???」って思わないですか?
シチリアで一番大きいギリシア劇場で、
紀元前5世紀のものらしいですが、保存状態が良いとのことでした。
古代の石は、オルティジア島の要塞建築の際に
沢山持っていかれたそうです。
ここでは、実際に、ギリシア古典劇が開かれています。
足場など組んであり、ムードぶち壊しでした
遠くに見えた海の方が美しかったです
そして、カラヴァッジョが名づけた『天国の石切り場』には、
牢獄として使われていた洞窟、『ディオニュシオスの耳』があります。
私が豆粒のようです。
高さ36mあり、中は真っ暗でとても涼しく、音響効果が素晴らしいです。
中から外を撮ってみました
この耳の隣には、コルダーリの洞窟があります。
考古学公園は、石灰岩で地面が白く、目が痛くなるほどでした。
石切り場の周りは椰子やレモンの木が繁茂しています
こちらは、一度に450頭の牛が供物として犠牲になったとされている、
ヒエロン2世の祭壇。
最後に円形闘技場。
この家族が良い味出してました。
生搾り赤オレンジを飲みながらこの場を跡にし、
帰り際にアレトゥーザの泉に行くことにしました
このようにカッティングされた木が永遠と続いています
メンテナンスが大変そうですね
アレトゥーザの泉は、
パピルスが茂り、恋人たちの憩い場だそうですが、
あまりムディーではなかったです。
海沿いの道の方が魅力的でした
日光浴(?)している人が・・・。
小魚の群れも見えました
途中、
何故か無人のミニ遊園地がありました。
はい、長文すみません
シラクーサどうでしょう・・・?
私としては、雨土砂降りのチェファルの次に・・・・。
この日の帰りの出来事は、次に書きます