カプリ島
最近12~13時間労働が続いているので休憩のときにブログを書いてます。
読みにくかったらすみません
今日はカプリ島について書きます
去年の6月1日、イタリア滞在22日目、カプリ島に行きました
同行してくれた友達は2回目のカプリ島。
以前は、波の影響で青の洞窟には入れなかったとのこと
この日は、早朝曇りで、テレビで見た天気予報も曇り後一次雨
晴れて波が少ないことを祈り、ドキドキしながらカプリ島に向かいました
フェリー15ユーロ(去年高騰していたユーロ。1ユーロ178円)。
船を降りると雲は多いものの、晴れてきて日差しも強くなってきました
雲が少なくなるにつれ、不安な心を一掃するかのように
雲の隙間から洩れる日差しはキラキラと放射状に広がっていきました。
私達は期待で胸がいっぱいになります
マナーの悪い日本人のツアー団体がやたらと多く、あまりにも身勝手で、
周りに迷惑を掛けてました。
フェリー下車のときにはバーゲンセールのように、
周りの観光客を気にせず、場所取りをする人が殆どでした
早く青の洞窟へ入りたくて急いで走り、ぶつかっても気にせず、
すれ違った外人にI’m gonna hate youと言われていましたが
全く聞こえてなくてボートへ突っ走って行きました。
それを見て、同じ日本人として恥ずかしく、申し訳ない気持ちになりました
現地には青の洞窟行きの島巡りツアーがあり、私達は申し込みました。
出発時の海は、濃紺に近い濃いコバルトブルー。
濃紺になったり、鮮やかな青になったりと、
陽の入り具合や、水深の変化によって、色が違います。
朝の風は、少し冷たくて心地良かったです。
岩の上に、銅像が!
岩と海との境目は褐色のような赤茶色もしくは紫色に変色しています。
岩や、崖の層は、斜めに入ったり緑が多かったりと色々な種類がありました。
巨大な崖が目の前に広がります。
自分の小ささがわかり打ちのめされ、飲み込まれるようでした。
ところどころ、こういった銅像がありました。
波は決して穏やかではなく、正直青の洞窟に入れるか心配でした。
入れなかったときのために今を楽しもうと思いました。
天敵から逃れるためでしょう、山羊の群れが崖にいます。
バスクリーンのようで、自然が創る海ではないように見えます。
そして、この後、いよいよ青の洞窟付近に着きます
まだこの地点で入れるか分りませんでした。
載せた写真は、撮ったうちの少しなのですが、多過ぎましたか?
明日はこの続きを書きます
感動した彫刻2
ボルゲーゼ美術館のことを書くと長くなりそうなので、
彫刻の作品のみできるだけ簡潔に書きます
昨日の続きで、ボルゲーゼ美術館内のベルニーニの作品。
ベルニーニ(ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ)は彫刻家としても建築家としても
名を残しています。
ローマのサンピエトロ大聖堂の建築物が一番有名かもしれません。
ルーブル宮殿の改築計画にも携わっています。
ベルニーニの彫刻は、繊細で艶かしく美しい作品です
感情が露呈し、肉感的で美しい曲線、そしてねじれの多用・・・
まずは『プルトンとプロセルピナ(Rape of Proserpina)』について。
題の通りの作品です。
冥府の王プルトンが大地の女神ガイアの娘プロセルピナに一目惚れし、
冥界に連れ去ってしまう場面です。
涙を流しています。
離さなじとするプルトンの荒々しい手はプリセルピナの腿に食い込んでいます。
左から見ると、プロセルピナは跳び上がっているように見えます。
ご覧の通り、様々な技巧が使われています。
因みに私がイタリアで最も感動した彫刻はミケランジェロのピエタですが、
ミケランジェロはベルニーニの作風が嫌いです。
ベルニーニは瞬間瞬間を捉え、動きがあっても
それ以外の何物にも変化し得ないからです。
前回の『アポロとダフネ』の感想の中で“時が止まったよう”と書いたのは
それは、ミケランジェロにとっては好ましくないものです。
とはいえ、私は両者の彫刻が大好きです。
ボルゲーゼにあるベルニーニの彫刻は、
『アポロとダフネ』、『枢機卿シピオーネ』、『真実』、『太陽』、
『アエネアスとアンキセス』、『雌山羊アマルテア』
『プルトンとプロセルピナ』、『フランス王ルイ14世騎馬像のためのテラコッタ習作』
『ダビデ』です。
『ヘルマフロディトゥス』はルーブル美術館に移されています。
躍動感のある『ダヴィデ』、
子供、成人、老人の肉質を捉えた 『アエネアスとアンキセス』も名作です。
ダヴィデより、こちらの方が好きかもしれません。
こちらは、20歳のときに彫り始めたものです。
ボルゲーゼ美術館の目玉の一つに
アントニオ・カノーヴァ の『パオリーナ・ボルゲーゼ』という作品があります。
ドレープが美しく、クッションも大理石とは思えません。
木製の台座の中に仕掛けがあり、この彫刻は回転します。
鑑賞者は、動くことなく堪能できるのです
アレッサンドラ・アルガルディの『眠り』という作品も
素晴らしいので載せたかったのですが、写真がありませんでした。
前述したように長くなるので絵画は省きますが、ボルゲーゼ美術館にある絵画として、
ベルニーニ『自画像三部作』、ラファエロ『降架』・『一角獣を抱く貴婦人』、
バッサーノ『最後の晩餐』、ルーベンス『ピエタ』、コレッジョ『ダナエ』、
アルバーニ『春・夏・秋・冬』、
ティツィアーノ『柱のキリスト』・『アモールに目隠しするヴィーナス』・
『聖愛と俗愛』などの名作もあります。
カラヴァッジォの作品も豊富です。
『果物籠を持つ少年』、『ゴリアテ(自画像)の首を持つダヴィデ』
『聖ヨハネ』、『バッカスに扮する自画像』、『馬丁たちの聖母』
『聖ヒエロニムス 』・・・。
この中では、『馬丁たちの聖母』が一番好きです
ベルニーニの作品にエクスタシーを感じる聖テレジアの作品があるのですが、
それもそのうち載せようと思います。
でもやはり、私は、『アポロとダフネ』の作品が好きなのです
感動した彫刻
訪問ありがとうございます
流し読みでも、あなたの貴重な時間を割いていただいたことには
変わりありませんので、とても嬉しいです。
今日は、私の大好きな彫刻について書きます
日本ではあまり知られていない彫刻家です。
実際に見て、とても感銘を受けました
その彫刻はローマのボルゲーゼ美術館にあります
ここに行く数日前訪れたバルベリーニ宮
(国立古典絵画館、ベルニーニの建築作品)で館員に
話し掛けられたのですが、その方は、以前10年程ボルゲーゼで働いていたそうで、
仕事中なのにボルゲーゼの素晴らしさを熱く語り、そしてバルベリーニ宮にある絵、
一枚一枚解説してくださいました。コーヒーまで御馳走になりました
そういう経緯もあって、ボルゲーゼには並々ならぬ期待を抱いてました
ボルゲーゼ美術館は、枢機卿且つ芸術家のパトロンである
シピオーネ・ボルゲーゼが建てました。
素晴らしいコレクションの数々にナポレオンが手を出したほどです。
ここは完全予約制です。
2時間毎の入場で、人数に制限を設けています。
これが外観です。

この美術館は広大なボルゲーゼ公園の中にあります。
朝はマラソンしている人がたま~にいるくらいで人は殆どいないです。
ローマを訪れたときは、たまたま文化週間で館料がタダの美術館が多かったです。
ticketeriaで予約した日は月曜日で、普段休館日なのですが、
文化週間ということもあって、休館日ではないのかと思いました。
不安なので、再度問い合わせたら休館ではないとのこと。
ところが~~~~~やはり閉まってました!
予約をして訪れた人は、皆文句を言って騒ぎになっていたので
館内からスタッフが出てきて、一階だけ開けてくださいました
電気は付けず、15分間のみ。
そんな中でも、私はとても感動し、次来るときのために、ターゲットを絞りました。
予約して遙々日本から来たというのに、あっという間で、
私は館員にもっと見たいと訴えたのですが、
鼻の先であしらわれ、周りの人達に慰められました
幸運なことにローマは約一か月先の最終日にも訪れる予定だったので、
その日に空きがあることを祈り、
苦情+再予約でメールしましたが、見事に何度も何度も何度もスルーされました。
しつこく思われたのか、暴言を吐かれたり、、、。
違う名前で漸く予約を取ることができました。
そして、堪能したボルゲーゼ美術館
私の目当ての一つ、ベルニーニの“アポロとダフネ”
VIPしか撮影が認められていなかったので、写真が撮れませんでした。
公式っぽい写真を載せます。
アポロはエロスから弓矢で射られ、ダフネに恋をします
アポロからの求愛から逃れるためにダフネは、
河の神に自分の姿を変えてくれるよう頼みます。
この作品は、アポロが追いつき、
手が届くところで月桂樹に変えられてしまった瞬間を捉えた作品です。
アポロのハッと驚き、悲しみかけた顔。
風が吹き、時が止まったかのようです。
見てください、この繊細さ。
葉や枝は折れそうなくらい細かく、奥行きもあります。
指の先から月桂樹に変わっていき、足までも変わりつつあります。
写真ではなんでこうなのってくらい実物は本当に素晴らしく、
私はその場に張り付いてしまいました。
以下の写真も、海外サイトから拾ってきました。
余談ですが、これはベルニーニが24歳から彫り始め、26歳の頃に完成した作品です。
勿論、この間に他の作品『ダヴィデ』や『プルトンとプロセルピナ』なども作成しています。
今度、ベルニーニのその他の作品について書きます
それと『プルトンとプロセルピナ』などの写真を載せます
デビュー?!
今日は陽が照っていたので、撮影しました。
今回は、今までで一番シンプルです。
前
後ろ。
上。
プリンが寄ってきたので、目の前に持っていくと、またもやクンクンしました。
どうやら大丈夫そう・・・。
またプリンに喰われてしまいそうなので、話を戻します。
花瓶のバラ・・・
水が入っているようにしました
瑞々しさを表現したかったのです。
残念ながら、花瓶は市販のものです。
そのうち、ガラスも制作しようと思っています。
今日のブログのタイトルなのですが・・・。
六月にあるジャパンギルドのショーに出展しようか迷ってます。
人の勧められると、悪い気はしません。
まだ技術面を向上させてからと思っていたのですが、
思い切って出してみるのも良いかもしれません。
出展費用もあるので、まだ迷い中なのですが、
出すなら早くしないと間に合いません。
ショーの場所は浜松町です。
去年の11月、その浜松町のショーを見に行って、それから
制作することを決心しました。
ギルドの他にも2つ組合みたいなものがあるのですが、
初めて知ったのが、ギルドなので、何かの縁
入るとしたら、ギルドです
コレに喜んでくれた友達。
私の母は、私が物心つく前から、私に手作りのものをよくくれました。
私が知らないところで作って、驚かせてくれるのです。
つい先日も、ジェニーちゃんの服が沢山出てきました
大人になった今見ても細かくもしっかりとした作りで見惚れます
手作りだからこそ、伝わるものがあって、
今でも心の片隅にあったそのときの記憶や想いが蘇ります。
一生私の中に居座り続ける温かい気持ち・・・
そんな私も、人に作ったものをプレゼントするのが好きです。
貰った人は迷惑なのかもしれませんが。
パソコン内の写真の整理をしていたら、懐かしいものが出てきました。
10年近く前のものでしょうか。
大切な友達にプレゼントするものをコピーしてそれをカメラに収めたものです。
クリックで拡大します
フラッシュで反射してしまっていますね・・・。
写してませんが、下にドライリーフなどで文字を描きました
グリーティングカードなので、そんなに大きくはないです。
当時は、特にお小遣いを貰っていなかったので、お金がなかったということもあるのですが、
その友達は手作りとは無縁の家庭だったので、
どうしてもその友達の誕生日に何か作ってプレゼントしたかったのです
子供らしからぬ色彩感覚が認められて、5歳位から絵を少し習っていたのですが、
世間というものを知るにつれて、一般的な色彩感覚になり、直ぐにダメになってしまいました。
そういうこともあって、絵を描くのは得意ではないのです。
とはいえ、誕生日カードがどうしても作りたくて・・・
図書館にあった本からピンときたものを真似して、水性ペンで細かく描き込みました
上の写真はコンビニのモノクロコピーでしたものなので、立体感が分らないと思いますが、
リンゴや周りの羽、木、白雪姫は全てボール紙のようなものに貼って
凹凸をつけ、コラージュのように貼り付けてます。
垂れ下がる線も、裁縫箱にあった糸を使いました。
カードの中に、ハッピーバースデイの曲がかかるように仕掛けを作り、
ボタンを押すと曲が流れます
喜んでほしくて、一生懸命つくりました。
そして、喜んでくれた友達の顔は、時が止まったかのように
今でも鮮明に覚えていて、忘れられません。
まだこれ持っていてくれているかな。
一生懸命作ったものが、無残な状態になっているのは悲しいことです。
思えば、小さいころから、ず~っと何かを作ることが好きなのです。
なんであのままずっと何かを作らなかったのだろうと思うのですが、
今こうやって粘土を作っていることが私の喜びです