古代蓮の里~大好き行田市~4




展望台(1,2枚目の写真に写っています)から見える行田蓮です。




それが今回のメインになります
古代蓮の里~大好き行田市~3
蓮の歴史を書く予定でしたが、昨日の花の寿命からの延長で、
今度は蓮の芽から生長を追ってみようと思います。
芽が出る
蓮の実は、硬い果皮で覆われているため、自然発芽しにくいのですが、
自然の条件が重なると行田蓮のように発芽することがあるようです。
芽が伸びる
実の中には既に葉をつけた幼芽が折れ曲がった状態で収まっています。
生長とともに真っ直ぐ伸びていき、水面に浮かぶ浮葉となります。
浮き葉の直径は20~25cmだそうです。
余談ですが、スイレン科のオニバスの葉の直径は約2mです。
※蓮と睡蓮は別物です。
地下茎が出る
浮葉が4枚伸長すると、節の部分にひげ根もでてきて、
節から地下茎も伸び、また節ができます。
そこから葉芽が伸びて葉が生長していきます。
※レンコンは地下茎が肥大したものです。
巻葉が生長する
葉は左右から内側に巻いた上体で生長していくため、
巻葉と呼ばれているそうです。
水面から突き出る立葉と呼ばれる葉は、20~30cm程の
巻葉の状態で生長し、開閉を繰り返しながら開きます。
花と同じですね。
そのあと、立葉が開き、花芽がでてきるのです。
あとは、昨日記載した通り、4日で花が散り、
花托のみとなり、その花托のめしべが成熟し、果托となり
硬い果皮をもつ実がその中で生長するのです。
果托がまた水中に落ち、新たな命が育っていくのですね。
HPにもありますが、
果托はドライフラワーとしても使われますね。
私も実が沢山入っている果托を購入してきました。
その他詳しいことは、まだよくわかっていないので、
本を購入して勉強しようと思っています。
芽。
蕾。
昨日の記事に蓮の花の寿命を書きましたが、
この八重咲きは、本当に四日目午後には全部花びらが散るのでしょうか・・・。
4日目。もう直ぐ全て散り、果托だけになってしまいます。
次回は、行田蓮に移り、
一日目の見学は終了になります。
古代蓮の里~大好き行田市~2
今日、行田市古代蓮の里は、見ごろを迎えたようです。
私が訪れたときは、まだ早めでした。
ただ、日本画の世界ではないですが、見頃手前が花は美しいと思います。
空間の美について今日述べるつもりはありません。
ただ、東山魁夷の『月出ず』ではないですが、これから出てくる瞬間、
花で言うと、咲かせようとする瞬間が美しいと思います。
と、早めに訪れてしまった自分を弁護してみます(笑
今日から蓮の更新に移ります。
蓮は様々な意匠を纏いつつ、台座などといった仏陀を
連想させる蓮華として定着し、
多面的で高貴な蓮の魅力は私たちの意識の深いところに
根付いていると思います。
何せ蓮は、人類の誕生より遥か前の
一億4000万年以上も前から地球上に存在していたそうですから。
どうやって1億4000万年と分かったのか知りたいところですが、、、。
霊長類が出現したのは今から6500万年前、
700~2500万年前に、類人猿に似た動物が分布、
500万年前に、人類と、類人猿が分かれ・・・
猿人のアウストラロピテクスが400万年前出現。
それらが進化し、ホモ(ヒト)属となり、
所謂、“知性あるヒト”、ホモサピエンスは50万年前です。
ネアンデルタール人にいたっては、4~20万年前。
中学校の授業を思い出しますね。
歴史には疎いので、ここまでにして・・・。
とにかく、
蓮が一億4000万年前に存在していたということには驚かずにはいられません
蓮の歴史については、次回記載するとして、
今日は一日目に撮影した蓮を載せます。
確認したら残念なことに良い写真がありませんでした。
二日目の方が数段良いと思います。
二日目はまだまだ後の更新になります。
園内は、車以外で来る方は何時でも来場できます
ナント無料で蓮を見ることができます。
それらは、来て初めて知ったことです。
シャトルバスから降りるや否や、目の前に待ちに待った蓮が
咲いていて、それはそれは興奮しました。
蓮に触れられるのです。
蜂君いらっしゃい。
さよなら。
古代蓮の里には、41種の蓮があるそうで、
咲いているものは全て覚えていこうと思ったのですが、着いた時間は8時を過ぎていて、
一日のうちの蓮の見ごろ真っ只中、若干過ぎかけようとしていたので、
「あまりゆっくりしていられない」と、途中で断念しました。
分かる範囲ここに載せていこうとか思いましたが、
中途半端になるので辞めます。

冷たい泥水の世界から這い上がるかのように茎を伸ばし、この世のものとは
思えないような美しい色の花を咲かせる蓮に、
花の魂を感じ、その魅力に引き込まれました。
蓮についてですが、
花の中心部にできる花托(かたく)が特徴的で、
それが蜂の巣に似ていることから「はち巣」→「はす」と
呼ばれるようになった説があります。
蓮は、食用蓮と観賞用の花蓮の二種類に分類されます。
HPより
蓮の花ですが、寿命は4日です。
一日目、蕾の開花初日は、午前5時頃から太陽の光を浴び、
3,4cm開花します。
8時ごろには蕾に戻ってしまいます。
二日目、花の最も美しい日です。
午前7~9時頃に満開になります。
午前11時頃から閉じ始め、蕾の状態に戻ります。
三日目、花が咲いたときに実が生じるというこの不思議な花は、
二日目と同じように開花します。
ただ、花の色は光退色するようで、閉じかけたまま夜を迎えます。
二日目より、花の開きが大きいです。
四日目、7時には完全に開ききり、散り始めます。
花びらが落ちる瞬間は時が止まったかのように美しかったです。
儚く、潔く散っていきます。
昼には全ての花びらが散って、果托だけになります。
わらべうたの『ひらいた ひらいた』という歌をご存知でしょうか?
開いた、開いた、何の花が開いた
蓮華の花が開いた
開いたと思ったら、いつのまにかつぼんだ
つぼんだ、つぼんだ、何の花がつぼんだ
れんげの花がつぼんだ
つぼんだと思ったら、いつのまにか開いた
この歌は、蓮華草ではなくて、蓮のことだそうです
幼少時代歌ったこのうた、蓮のことだとはこの歳まで知りませんでした。
仏法で言われる因果倶時の比喩にも使われています。
法華経の『妙法蓮華』を連想しますね
蓮の育ち方を今日書くつもりでしたが、
またの機会にします。
次回から行田蓮や蓮の歴史の話に移ろうと思いますが、
書きたいことが山ほどあって、収拾がつかなくなりそうです・・・。
古代蓮の里 ~大好き行田市~1
7月3日、1泊2日で埼玉県行田市の古代蓮の里へ蓮を見に行きました。
行田市古代蓮は昭和46年の焼却場建設の工事で、
ヤンマーで土を掘り返す際、1400~3000年前の古代蓮が
偶然掘り返され、掘削によってできた場所に水が溜まって池となり、
自然発芽で次から次へと開花したそうです。
非常に珍しい例だそうです。
地元のうどん屋さん(元行田市議会議員、元労動組合員の方)のお話によると、
開花後、蓮の権威者・大賀博士に鑑定を依頼したそうです。
そして、行田市の蓮は、大賀氏の所有する蓮より古いことが発覚。
竹下 登が内閣総理大臣の頃、「ふるさとという所謂、「ふるさと創生1億円」の政策があり、対象となった約3900の村に
一律1億円支給されたのですが、
行田市は、1億円のうち7000万円を蓮の調査資金として、つぎ込んだのです。
10年かけて整備した結果、46億円をこの蓮に投資しているそうです。
そんな蓮を見てきたわけです。
実は、出発時には、古代蓮以外には、古墳と温泉があることしか知りませんでした。
古墳や温泉などの場所や行き方など調べませんでした
駅から離れた場所にある“古代蓮の里”へは行田駅からシャトルバスが
平日7:50、土日7:20から運行しているのですが、
蓮を見るのには少々遅いのです。
それで、宿泊に至ったわけです。
駅到着後、シャトルバスは平日7:20に出発すると勘違いしていた私は、
50分も早い7時に着き、「もっと寝られたのに」と1時間しか寝ていなかったので
少し後悔をしましたが、駅を出たところに、
『行田市観光案内所』なるものが設置され、そこが朝早くに開いていたのです。
ラッキーとばかり、ここで、予定を大まかに立てることにしました。
そこの2人の女性と仲良くお話をさせていただき、
自転車をレンタルできることなど朗報がありました。
利根川の大堰があることも知り、訪れたいと思いましたが、
バスも電車も通っていないので、断念しました。
蓮ばかり撮影している素人の方が写真をくださったそうで、
「せっかく来たんだから。一枚持っていってください」と
4,5枚のうちの1枚を選らばせてくださいました。
まだ誰にもあげていなかったそうです。
一泊二日で、地元の方々にいただいたものを載せます。
観光案内所でいただいたのは、右下の一枚です。
幻想的で美しく、感動しました。
右上は、蓮の里で写真を撮っている方とお話をし、車まで戻って写真を
持ってきてくださって、
「せっかくだから持っていって。遠慮しないで全部持っていって」
とご自身が古代蓮の里で撮影した蓮の写真をいただきました。
去年、古代蓮の里の写真コンクールで佳作を受賞しているそうです。
今回応募した作品まで頂いてしまいました。
鮮明なお写真で、どんな拘りを持って撮影したのか伺いました。
その他も非売品で、手打ちうどん屋さんでいただきました。
物々交換をしているわけではないですが、私が人からよく物を貰ってくるので、
母には“わらしべ長者”と言われています・・・。
今日は、写真の整理の関係で、蓮以外のものを載せます。
古代蓮の里には、蓮以外にも花が咲いていました。
黄色の百合も綺麗で、アップで撮影することにしました。
すると、デジカメの画面を見ると百合の中に緑色のものが見えました。
ズームすると・・・。
アマガエル!!!
百合がアマガエル君のお家になっていました。
虫もお休み中です。
虫はいなくなり、アマガエル君は、どんどん前に出てきます。
ピョン。
私が邪魔をしてしまったようで、お家からいなくなってしまいました・・・。
アマガエルが大好きだった幼い頃の記憶が蘇ります。
ミズカンナ。
ミズカンナは、
北アメリカや熱帯性部アフリカ原産の湿地に生える多年草。高さ2m程度。
と表記されていました。
こちらは、アサザ。
「浅々菜」が転じてアサザになり、ジュンサイと同様に
さて、
次回から、蓮の更新になります。
現地で勉強したことを交え、載せていこうと思います。
更新数が今までで一番多くなること必至・・・
行田市にお住まいの方々の優しさや蘇った古の蓮の美しさに魅了され、
私は行田市が大好きになりました。
素晴らしい行田市について、少しでも伝わればと思います。
ありますか?
また制作などとは関係のない話ですが、皆さんは本をよく読みますか?
私は全くといってよいくらい読みません。
中学生の頃は、
カフカ『変身』『審判』
『ソフィーの世界』
『アンネの日記』
『アルジャーノンに花束を』
『24人のビリーミリガン』など
読みましたが、
20歳過ぎて、
ノンフィクションの
“Still me”
“Desert Flower(The Extraordinary Journey of a Desert Nomad)”
“Burned alive”
の三冊を読んだくらいであとはドキュメンタリーなど小説ではないようなものしか
読んでいないような気がします。
“Still me”は、
スーパーマンに出演していたクリストファー・リーヴの小説です。
医療単語が多くあったような記憶があります。
ある程度その手の単語には強いと思っていたのですが、読みにくい箇所がありました。
他の二冊はとっても読みやすく、1,2日で読めます。
“Burned alive”は日本でも話題になって、ご本人がテレビ出演を
されていたと思います。
大変ショッキングな内容になっています。
三冊全て号泣しました。
あと読んだ本は、パーキンソン病や幸せについて書かれた
マイケル・J・フォックスのノンフィクション小説ぐらいです。
他は覚えていないだけかもしれませんが・・・。
最近は、フィクションものにもまた興味が出てきました。
中学生の頃から読み続けていれば、今よりは国語力があったのに・・・
と残念に思います。
日本語英語問わず、何かお勧めの小説がございましたらお教えいただけないでしょうか。