古代蓮の里~大好き行田市~3
蓮の歴史を書く予定でしたが、昨日の花の寿命からの延長で、
今度は蓮の芽から生長を追ってみようと思います。
芽が出る
蓮の実は、硬い果皮で覆われているため、自然発芽しにくいのですが、
自然の条件が重なると行田蓮のように発芽することがあるようです。
芽が伸びる
実の中には既に葉をつけた幼芽が折れ曲がった状態で収まっています。
生長とともに真っ直ぐ伸びていき、水面に浮かぶ浮葉となります。
浮き葉の直径は20~25cmだそうです。
余談ですが、スイレン科のオニバスの葉の直径は約2mです。
※蓮と睡蓮は別物です。
地下茎が出る
浮葉が4枚伸長すると、節の部分にひげ根もでてきて、
節から地下茎も伸び、また節ができます。
そこから葉芽が伸びて葉が生長していきます。
※レンコンは地下茎が肥大したものです。
巻葉が生長する
葉は左右から内側に巻いた上体で生長していくため、
巻葉と呼ばれているそうです。
水面から突き出る立葉と呼ばれる葉は、20~30cm程の
巻葉の状態で生長し、開閉を繰り返しながら開きます。
花と同じですね。
そのあと、立葉が開き、花芽がでてきるのです。
あとは、昨日記載した通り、4日で花が散り、
花托のみとなり、その花托のめしべが成熟し、果托となり
硬い果皮をもつ実がその中で生長するのです。
果托がまた水中に落ち、新たな命が育っていくのですね。
HPにもありますが、
果托はドライフラワーとしても使われますね。
私も実が沢山入っている果托を購入してきました。
その他詳しいことは、まだよくわかっていないので、
本を購入して勉強しようと思っています。
芽。
蕾。
昨日の記事に蓮の花の寿命を書きましたが、
この八重咲きは、本当に四日目午後には全部花びらが散るのでしょうか・・・。
4日目。もう直ぐ全て散り、果托だけになってしまいます。
次回は、行田蓮に移り、
一日目の見学は終了になります。