古代蓮の里~大好き行田市~2
今日、行田市古代蓮の里は、見ごろを迎えたようです。
私が訪れたときは、まだ早めでした。
ただ、日本画の世界ではないですが、見頃手前が花は美しいと思います。
空間の美について今日述べるつもりはありません。
ただ、東山魁夷の『月出ず』ではないですが、これから出てくる瞬間、
花で言うと、咲かせようとする瞬間が美しいと思います。
と、早めに訪れてしまった自分を弁護してみます(笑
今日から蓮の更新に移ります。
蓮は様々な意匠を纏いつつ、台座などといった仏陀を
連想させる蓮華として定着し、
多面的で高貴な蓮の魅力は私たちの意識の深いところに
根付いていると思います。
何せ蓮は、人類の誕生より遥か前の
一億4000万年以上も前から地球上に存在していたそうですから。
どうやって1億4000万年と分かったのか知りたいところですが、、、。
霊長類が出現したのは今から6500万年前、
700~2500万年前に、類人猿に似た動物が分布、
500万年前に、人類と、類人猿が分かれ・・・
猿人のアウストラロピテクスが400万年前出現。
それらが進化し、ホモ(ヒト)属となり、
所謂、“知性あるヒト”、ホモサピエンスは50万年前です。
ネアンデルタール人にいたっては、4~20万年前。
中学校の授業を思い出しますね。
歴史には疎いので、ここまでにして・・・。
とにかく、
蓮が一億4000万年前に存在していたということには驚かずにはいられません
蓮の歴史については、次回記載するとして、
今日は一日目に撮影した蓮を載せます。
確認したら残念なことに良い写真がありませんでした。
二日目の方が数段良いと思います。
二日目はまだまだ後の更新になります。
園内は、車以外で来る方は何時でも来場できます
ナント無料で蓮を見ることができます。
それらは、来て初めて知ったことです。
シャトルバスから降りるや否や、目の前に待ちに待った蓮が
咲いていて、それはそれは興奮しました。
蓮に触れられるのです。
蜂君いらっしゃい。
さよなら。
古代蓮の里には、41種の蓮があるそうで、
咲いているものは全て覚えていこうと思ったのですが、着いた時間は8時を過ぎていて、
一日のうちの蓮の見ごろ真っ只中、若干過ぎかけようとしていたので、
「あまりゆっくりしていられない」と、途中で断念しました。
分かる範囲ここに載せていこうとか思いましたが、
中途半端になるので辞めます。

冷たい泥水の世界から這い上がるかのように茎を伸ばし、この世のものとは
思えないような美しい色の花を咲かせる蓮に、
花の魂を感じ、その魅力に引き込まれました。
蓮についてですが、
花の中心部にできる花托(かたく)が特徴的で、
それが蜂の巣に似ていることから「はち巣」→「はす」と
呼ばれるようになった説があります。
蓮は、食用蓮と観賞用の花蓮の二種類に分類されます。
HPより
蓮の花ですが、寿命は4日です。
一日目、蕾の開花初日は、午前5時頃から太陽の光を浴び、
3,4cm開花します。
8時ごろには蕾に戻ってしまいます。
二日目、花の最も美しい日です。
午前7~9時頃に満開になります。
午前11時頃から閉じ始め、蕾の状態に戻ります。
三日目、花が咲いたときに実が生じるというこの不思議な花は、
二日目と同じように開花します。
ただ、花の色は光退色するようで、閉じかけたまま夜を迎えます。
二日目より、花の開きが大きいです。
四日目、7時には完全に開ききり、散り始めます。
花びらが落ちる瞬間は時が止まったかのように美しかったです。
儚く、潔く散っていきます。
昼には全ての花びらが散って、果托だけになります。
わらべうたの『ひらいた ひらいた』という歌をご存知でしょうか?
開いた、開いた、何の花が開いた
蓮華の花が開いた
開いたと思ったら、いつのまにかつぼんだ
つぼんだ、つぼんだ、何の花がつぼんだ
れんげの花がつぼんだ
つぼんだと思ったら、いつのまにか開いた
この歌は、蓮華草ではなくて、蓮のことだそうです
幼少時代歌ったこのうた、蓮のことだとはこの歳まで知りませんでした。
仏法で言われる因果倶時の比喩にも使われています。
法華経の『妙法蓮華』を連想しますね
蓮の育ち方を今日書くつもりでしたが、
またの機会にします。
次回から行田蓮や蓮の歴史の話に移ろうと思いますが、
書きたいことが山ほどあって、収拾がつかなくなりそうです・・・。