古代蓮の里~大好き行田市~4 | ミニチュア制作 La Petite Fleuriste

古代蓮の里~大好き行田市~4

昨日漸く睡眠といえる睡眠をとり、復活しましたアップ
更新したブログを確認したところ、助詞や敬語を始め、
訳の分からない日本語を連発しておりました・・・。
いつもいつも読みづらくてすみません。

さて、今日は蓮の歴史について触れていこうと思います。

先日記載させていただいた通り、
1億4000万年前から地球に存在するとされる蓮は
6世紀、仏教とともに尊い花として日本に知れ渡ることになります。
それまで、日本では蓮は信仰とは無縁だったそうです。
仏教が伝来したことによって、
蓮は寺院や武具を装飾する花として伝わり、
極楽浄土としての蓮華文(図案化された蓮の文様)になり、
仏教においては最も尊ばれる花として今日伝わり続けています。
因みに、蓮の文様として代表的なものは、
東大寺「蓮華形香炉台」などがあり、
江戸時代になると
九谷や伊万里などの陶磁器にも蓮が書かれています。
こちらも余談ですが、
一番大きな蓮といえば、東大寺の大仏が座る青銅製の
蓮華座です。
東大寺を訪れた際、是非注目してみてください目


文章ばかりではつまらないかと思いますので、
行田蓮の写真を載せます。


古代蓮の里

古代蓮の里

古代蓮の里,行田蓮

古代蓮の里,行田蓮

古代蓮の里,行田蓮


古代蓮の里,行田蓮

古代蓮の里,行田蓮

古代蓮の里,行田蓮

HPには記載されていなかったと思いますが、
古代の蓮の持つ特徴を備える行田蓮。
特徴として、

・葉心角は120~130°と小さい
・葉頭における切れ込みが大きい
・花径は25~28cmの大型
・横から見た蕾が楕円形
・花びらの色はやや濃い紅色で条線は不鮮明

                              資料館より

ということが挙げられるそうです。


古代蓮の里,行田蓮

古代蓮の里,行田蓮

古代蓮の里,行田蓮


古代蓮の里,行田蓮



にょきにょき


古代蓮の里,行田蓮



展望台(1,2枚目の写真に写っています)から見える行田蓮です。

以下2枚はクリックで拡大します虫眼鏡


古代蓮の里,行田蓮

よくよく見ると、行田ハスと書かれている田んぼも発見ビックリマーク


古代蓮の里


資料館(展望台利用可)の入場料は400円だったと思います。
ここの資料館はとても工夫を凝らしていて興味深かったです。
勉強させていただきました音譜


再び日本における蓮の歴史の話に戻します。


法隆寺の阿弥陀三尊像、十一面観音像、半跏思惟菩薩像・・・

蓮、蓮、蓮・・・

日本で比較的初期に書かれた蓮の花は、
法隆寺の金堂壁画の阿弥陀浄土図とされています。
平安時代に入ると貴族達は、
阿弥陀信仰の極楽浄土に憧れて、絵巻物、曼荼羅図などに
蓮を描かせていますが、
鎌倉時代になると、中国の蓮池水禽図の影響を受けて、
信仰とは直接関係のない自然の姿として、
蓮を主題とした絵画が描かれています。

蓮は昔から日本に自生していますが、
高僧達が生薬として使用していた蓮根や蓮の実から
妙連や白君子小連などが開花したと言われているそうです。
江戸時代中期には、中国から色々な品種が輸入され、漢詩人の
山本北山によって不忍池で観蓮会も催されています。

松平定信の蓮好きは有名だったそうで、
築地の別邸「浴恩園」(今では跡地になっています)に全国から
多数の蓮を集めて蓮図譜を描かせています。
それが江戸後期のことですね。
そのうち、20種がいまでも伝わり、現在、日本国内では350品種以上の
蓮が栽培されています。
世界には400種以上あるとされています蓮
日本には300種の蓮を栽培している公園もあります。
そちらにも訪れる予定でおります(記事にもするつもりです)。

次回は、古墳や温泉などを挟み、
その後に夜明けからの蓮の写真を載せていこうと思います。
それが今回のメインになります