ミニチュア制作 La Petite Fleuriste -48ページ目

ピサ 3

こちらも前回から間が空いてしまいました。


今回でピサのレポは終わりです。


ドゥオーモから入ります。

このドゥオーモも世界遺産に登録されています。



入り口の扉(聖ラニエリの扉)が奥に見えます。




角度を変えて。

こちらがファサード(正面。入り口ではなく出口)です。





このドゥオーモは、シチリアパレルモ沖でサラセン艦隊を撃破した記念として

そして聖母マリアに捧げるため、1060年代にブスケードの手により制作が始まり、

ライナルドに引き継がれ、50年の歳月をかけて建てられたものです。



ピサ・ロマネスク様式最高傑作とされ、

柱列の並ぶ白大理石の伽藍、入り口の

聖ラニエリの扉(こちらもボナンノ・ピサーノ作)が印象的です。


正面のタンパンに聖母マリアがあり、ロマネスク像も並んでいます。





聖ラニエリの扉は、入り口の扉なので、

時間により開いたり閉まったりしていたような気がします。


元々は、出口の扉3枚もボナンノ・ピサーノが制作したものの

火災で焼失してしまっていて、今あるのはジョヴァンニ・ボローニャが

制作したものだと聞いたことがあります。

ただ、旅行関係の本を見ると、3枚の扉はボナンノ・ピサーノとあります。


こちらは、三枚のうちの中央扉です。

『キリストの生涯』。
青銅で、イタリア・ロマネスク彫刻の代表作といわれています。


ピサ、ドゥオーモ



以下、内部に移ります。



ラテン十字の造りですね。


ピサ、ドゥオーモ



黒と白の縞模様のアーチが美しいです。

二層になっていますね。

円柱の殆どが戦利品でパレルモの古代遺跡から運ばれてきたそうです。


内部も至るところに東方文化が反映されています。

木製の格天井はイスラムの影響を受けています。


ピサ、ドゥオーモ



鮮やかな色合いのステンドグラスから内部に入ってきた光は、

非常に繊細で、全体の美しさを引き立てていました。


ピサ、ドゥオーモ



中央には“王座キリスト”の金色のモザイクがあり、とても目立っていました。


ピンボケしすぎなので、載せませんが、

祭壇にある十字架のブロンズ像と天使の燭台は、ジャン・ボローニャ作。

『マーキュリー』や『サビニの女の掠奪』はこちらで。

http://ameblo.jp/globular-cluster/entry-10095369075.html

両サイドの柱には、アンドレア・デル・サルトの絵があります。



ピサ、ドゥオーモ

そして、右側に吊るされているブロンズのランプが、

有名な“ガリレオのランプ”と呼ばれているものですが、これは嘘です。

この揺れ動くランプから“振り子の法則”を発見したとされていますが、

法則の発見の後にこのランプが制作されています。





そして、ランプの左側に見える大理石のプルピト(説教壇)は、

ジョヴァンニ・ピサーノによるもので、

イタリアゴシック彫刻を代表する作品です。




6本の柱と彫刻で飾られた支柱の中央には、

“信仰・希望・慈愛”を表現した彫刻があります。

劇的な構成と人体ゴシック的表現が称えられているそうです。

そして、新約聖書を基にした明暗法効果による

見事な8面パネルのレリーフに圧巻。

固い大理石と、迫力のある彫刻はその丸みを帯びた8面のパネルの形と

円形の台・支柱により、調和が取れているように見えました。


モザイクのタイル




モザイクといえば、アラブ・ノルマン様式のノルマン王宮のパラティーナ礼拝堂や

同じくアラブ・ノルマン様式のモンレアーレのキオストロ(中庭)や

ドゥオーモのモザイクが目に焼きついています。

モンレアーレのドゥオーモの扉もボナンノ・ピサーノによるものです。

それもそのうちここで載せようかと思います。



ピサのドゥオーモ内部には、その他、ルクセンブルグ皇帝ハインリヒ7世のお墓や、

ジョヴァンニ・ピサーノの父の説教壇や弟子の墓碑などなど

見所はありますが、私はピサ自体にそれほど興味がなく、

有名だから取り敢えず行ってみた程度だったので、詳しいことは書けませんし、

この辺にしておきます。


午後は、時間があったので、近郊のルッカへ行きました。

ロマネスク・ゴシック様式のドゥオーモ、ルッカ様式の

サン・ミケーレ・イン・フォロ教会は、ピサのドゥオーモや

バッティステロ(ピサ2の記事で書きました)との共通箇所が多かったので、

次回外観のみ載せようと思います。



癒されに行きました。3

昨日のケロリンですが、写真を撮っていました。





写真では分かりにくいのですが、

奥にいるラッコちゃんが上体を起こして、頭に被せたりしています。




ケロリンは、ハンズやロフトで入手できるそうです^^



この小動物は何だったのでしょう。



マングローブに生息する動物だそうです。




ちょろちょろ素早い動きをしていて、写真が撮りづらかったです。



エイ。








餌付けショーも館内では一時間に一回行っていました。


お姉さんの登場です。








一度餌をあげれば、こんなことになります。

お姉さんが見えません。




先程載せたエイですが、嗅覚が鋭いため、餌の匂いを感知すると、大興奮します。




ちょっと怖かったです(笑



あとは、クイズをしたり、

巨大なウツボや小さめのサメを抱きかかえながら泳いだり、

見ていて面白かったです。

子供たちの驚いた表情も微笑ましかったです。



アシカショーも見ました。

ラスト18時の回に間に合いました。





アザラシ、アシカ、トド、オットセイ、、、、

似てますよね。


Wikipediaで違いを調べてみました。


アザラシとアシカの違いは、アシカには耳たぶがあって、

アザラシには耳穴しかないこと、

アザラシは後肢が発達しているものの前肢が発達していないので、

陸ではイモムシのように移動するということなどが挙がるそうです。

アシカは前肢が発達しているそうです。

だから、前肢で拍手などもできるのですね。

(下の写真はボールを鼻に乗せながら拍手している写真です)


トドもアシカに似ていますね。

トドはアシカ科ですが、体重は6倍以上のようです。

あと、オットセイ。

オットセイはアシカ科で、アシカより小ぶりで、

ビロード状の体毛が密生しているとのことです。


勉強になりました。



このショーでは、子供が輪投げに挑戦したりもしていました。

アシカ君は、子供の手を見て、タイミングを計っていました。

私も昔やったことがあるので、女の子が挑戦しているとき、

当時の自分を思い出しました。

成功させなきゃっていう義務感と、ちょっとした怖さがあったと思います。

堂々と健気に頑張っているアシカが立派過ぎます汗



これは、会場の子供が出した足し算の問題に答えたアシカ君です。

1~10までの足し算ができるとのことです・・・。





お兄さんが、メスアシカの体重を教えたときの恥ずかしがる姿も

とっても可愛かったです。

歯を見せて笑う芸も披露していました。

それらの芸ができるまで大変だったでしょう。


大人になって見ても楽しいショーでした。



外にはペンギンのコーナー。




ペリカン。






残念ながら、楽しみにしていたマンボーは暗くてよく見えませんでした。

小さい頃見たとき、

体の大きさや死んだような寝姿、下半身がなくなってしまったような姿に

驚いたことを今でも覚えています。

当時、確かサンシャイン水族館にはマンボウは3匹くらいいたのですが、

今は1匹しかいないようでした。

水族館でマンボウを育てるのは難しいそうです。

理由として、泳ぎが下手で水槽に体をぶつけて弱ってしまったり、

食べるのが下手だということが挙がるとのことです。



今月一杯、18時を過ぎると館内が真っ暗になります。
懐中電灯で魚を観察します。




写真では微弱なライトに見えますが、そうではなく、

強めの光で、目に入ると痛いほどのものでした。
ここには魚だけではなく、アザラシなどもいます。
円らなアザラシの目にライトを当てているカップルが何組も居て、
胸が痛くなりました。
癒されに来ましたが、切なく思う場面もありました。

「このマイワシは小さな水槽でグルグル回って一生を過ごすんだ・・・。

弱って死んだら、また他の元気なマイワシが追加されるのかな・・・」など。

中には、保護された魚や動物もいるかもしれませんが。

とはいえ、やはり
海の魚や動物について子供の興味関心を喚起するのは有意義ですが、

魚や動物が可哀相に思えたのも事実です。
そういえば、「こんな狭いところで、可哀相」という感情は

幼稚園の頃にも思っていたことでもあります。

でも、ゴマちゃんもペンギンも魚たちも皆大好きでした。

大人になってもやはり水族館は好きでした。



おわり。

癒されに行きました。2

昨日は、
三大欲求の食欲、睡眠欲、性欲のうち、
ラッコの食欲と性欲を載せました。
ラッコの水槽には三回見に行き、調度その三つを見ることができました。
五大欲求というと、これに排泄欲と呼吸欲(!)が加わります。
動物的要素の強い生理的欲求から先をいこうとする思考に基づく欲求、
言い換えれば、
行為行動の動機を観察するなど人間性の強い現代社会における欲求定義は、
マズローの自己実現理論(人間は自己実現に向けて成長する生きものだ)、
五大欲求ですね。
大学生の頃、ピラミッドの図式を勉強させられたことを覚えています。
テスト対策程度の勉強はしたのですが殆ど覚えてません汗
とにかく、
ピラミッドの一番下の土台が、
生理的欲求(生理上の五大欲求などはこれに含まれますね)、
その上を安全欲求(EX:衣、住など)、親和(所属愛)の欲求(EX:他者と関わりたい)、
次に自我(自尊)の欲求(EX:他者から尊敬されたい)、頂上に自己実現の欲求です。

どんどん上の段階を求めていくわけです。
現代社会では、多くの人間が、生理的欲求と安全欲求を満たしていますね。
時代などによって、どの段階が重視されるか異なっていますが、
今の社会では、心に対する欲求が一番求められ、
実際問題、社会風潮などを考えても最重要事項ではないでしょうか。
日本行事など生活におけるものを除き、宗教とは関わりのない生活をしていますが、
仏教における五慾、六慾の話もいずれしたいです。

長くなりましたが、
三大欲のうちの 

ラッコ ~睡眠編~

です。

自然のラッコはケルプなどを体に巻きつけて寝るようですが、
水族館のラッコは・・・。








メスが寝ぼけてました。



昔の銭湯にあるケロリンの洗面器を抱えています。
頭に被ったりもしていました。







昨日の“食編”で書き忘れましたが、
ラッコは一日、自分の体重の1/5~1/4の餌を食べるそうです。



YOUTUBEで手繋ぎラッコを思い出しました。





手を繋ぎ直すところにキュンとしました。
7歳のオスと17歳のメスのカップルです。
詳しくはこちらで。
http://www.narinari.com/Nd/2007057458.html




魚。

水面の上と下で鏡のようになっていました。



水の中ではなく、空中に浮いているようにも見えました。




こちらは熱帯魚たちです。
鱗というか、滑らかな魚のスキンといったような感じでした。
人工的な蛍光色のような鮮やかな色に、目を奪われました。
とても俊敏な熱帯魚たちでした。









こちらは、ぬぼ~っとして、ゆっくり動いてました。






小学生の頃、
メダカ(繁殖が良い意味でも悪い意味でも印象的でした)、グッピー、
ネオンテトラ、ミニチュアふぐ、ベタ(一匹5000前後。高いものは1万円近く)、
などなど沢山飼っていました。

ネオンテトラが大好きで、これを見て懐かしく思いました。






記憶が喚起され、そこに新たな印象が加わりました。


次回で終わりにします。

癒されに行きました。1

昨日の夕方~夜にディベートに参加させられ、ちょっと疲れたので、

今日の夕方は、サンシャイン水族館へ癒されに行きました。

サンシャインの水族館は小学生の頃来たきりです。

他の水族館も行った覚えはありません。


入場すると直ぐに、大きな群れをなすマイワシの水槽があります。








こんなところには外敵はいないのですが、習性は変わらないのですね。

動きのある魚は写真に撮るとどうもブレてしまいますハートブレイク

適切なモードがあるのかもしれませんが、使いこなせていないので、

分かりませんでした。














そして、ここに着ました。






幼い頃、好きだったラッコです。

見ていて、ほのぼのしたので、張り付いてず~っと見てました。



ラッコ  ~食編~




水槽の汚れと傷が激しくて、これが限界でした。


むしゃむしゃ




ガブガブ








「もっともっと」




「もっとくれよ」




「くれよ~~~」





「くれってば~~~~」




バタバタ




4本足(2本足+足びれ?)で歩くラッコは衝撃的でした・・・。


「千と千尋」のキャラクターに出てきそうだと思いました汗



次は、 


ラッコ  ~抱擁(交尾)編~



ガシッ




ガブッ




ガブガブ



「・・・」




ビックリしました・・・。


気がついて、撮るのはやめました。




水滴に魅せられて 2

昨日の記事のケイトウですが、

正式には、トサカケイトウというそうです。

先程知人に教えてもらいました。

その他、

ヤリケイトウ(私のケイトウのイメージ)、羽毛ケイトウ、

玉ケイトウとケイトウは4種類なのですね。

そういえば、小さい頃、玉ケイトウも羽毛ケイトウも見た記憶があります。



それはそうと、

また、途中で終わらないように昨日の続きを。


雨や水滴が吸収した光によってハレーションを起こさないコツってあるのでしょうか。

デジカメで可能なのでしょうか。




ダリア








ダリアは萎れてきていました。



こちらは、百日草




日日草、百日草、千日草(千日紅)。。。



千日紅とは見た目が全く違う百日紅(サルスベリ)







どうして、これをサルスベリと読むのでしょう。

猿も滑ってしまう猿滑なんて名前だと理解できるのですが・・・。



百日紅絨毯



百日近く咲き続けると言われていますが、脆く散ってしまうようなイメージがあるのは

私だけでしょうか。



桔梗





ゴマの花





これもボケてますが、瓢箪






楽しみにしていた向日葵は、今年4日が満開だったそうで、もう萎れていました。





この向日葵の種類は、八重向日葵で、ゴッホの向日葵ですね。

印象派はあまり好きではないですが、ゴッホの『ひまわり』は好きです。

『ひまわり』12点のうち、

新宿の損保ジャパン東郷青児美術館の『ひまわり』、好きです。

50億だか60億で落札した『ひまわり』ですね。


安田火災が東郷青児美術館、そして、損保ジャパン東郷青児美術館に・・・。


東郷青児・・・。


「東郷青児が日展、日本美術を駄目にした」

「工藤静香や八代亜紀、タレントが賞をとるのは東郷青児のせい」

とも言われていますが、

あまり否定できないと私は思います・・・。

院展なんていうと実力を認められたっていうのがありますが、

日展はどうでしょう。


東郷青児の娘さんの絵も・・・。

筆の跡がないエアブラシは・・・。


『ひまわり』の前に描かれた迫力があるタッチとしては『にんにく』です。

今はどうか分かりませんが、八重洲のブリジストン美術館にありました。

あの絵、大好きです。




また話が逸れました。













向日葵さん、お疲れ様でした。