少し時間が経ってしまいましたが
どうしても、ちゃんと、時間があるときに、言葉にしておきたくて。
最後まで、いつも、ありがとう。
わたしにとってこの場所は、
常に何かに追われている現実から少し距離をおいて、
自分を取り戻すことができる、とても大切な場所でした。
2月2日、葉山の『HIMADA COFFEE』さんが
実質、店舗での営業を終えられました。
最終日、次にこの道を歩くことがあるのかなと思いながら
いつもどおり、逗子からのんびりお散歩しながら葉山まで。
先月顔を出したときに在庫切れしていた、ねじまき雲さんのメキシコ。
「次回は必ず！」なんて、何気ない口約束だったけど
どうしても、このまま果たさずにバイバイはしたくなくて。
いただくことができてよかった。
最後は、カモミールとバターのスコーンと。
パックリ割れた“オオカミの口”に沿ってふたつに割って
少しずつ口に含んでは
遠くに香るカモミール華やかな香りとバターの甘みを探しながら
記憶に留める。
通常営業最終日だったこの日。
寂しさもありつつも、すごく嬉しかったのは
いつもはほとんどひとりで、ただゆるゆると過ごすだけだったこの場所で
大好きなひとの笑顔にたくさん出会えたこと。
みんなが「お疲れ様」と声をかけながらも
お別れのさようならじゃなくて、
これからも変わらず、街でつながっている感じが
とてもあたたかくてやさしくて、この場所らしいなって。
はじめてここに来た3年前から
常に、静かに、ゆるゆるゆるゆると流れる時間と
いつもまっすぐ接してくれる店主、"KCさん"が
ガッチリ、かたくかたく心を掴んで離さなかったHIMADA COFFEE。
穏やかな時間の中に感じる、KCさんの生き様には
いつも心から尊敬ばかり。
自分を貫きとおすって、かんたんなことじゃない。
HIAMDA COFFEEに出会えたことで
わたしは今、こうして
“自分”を表現する勇気をもらえた気がしています。
何度言っても足りないくらい、感謝ばかり。
いつもいい時間を、ありがとう。
本当に本当にお疲れさまでした！
これまでの記事
08｜スコーンとアイスコーヒー
05｜スコーンとメキシコ
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神奈川県三浦郡葉山町堀内975
046-874-7211