東大理系の難化がとまらない~国立医学部との比較 | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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先日、難関国立大学の距離感を示すため、主要大学工学系学部の2023年入試河合塾合格者平均偏差値比較をし、東大理Ⅰが図抜けている点を指摘しました。

 

 

 

 

 

 

昨年も、ここ数年、東大理Ⅰは難化しているとの記事を書きました。

 

 

今日は、昨年も実施した東大理系と国立医学部の難易度比較のアップデイトになります。

 

 

 

 

すべての国公立医学部の合格者平均偏差値(河合塾記述模試:英数理科2科目の総合偏差値:国語入っていません。)と共通テスト平均得点を一覧表にしています。

赤字が理系学部、赤字以外は医学部医学科になります。前年比も併記しました。

 

もちろん、河合塾偏差値で各大学間の難易度を適切に測れるかという論点もありますので、あくまで参考値。

医学部は定員が少ないので対策をしっかりしないと合格しにくい部分もあり、そう単純ではないと思っています。

 

それでは、どうぞ。

 

国立医学部 偏差値  前年比 共テ 前年比
東大理Ⅲ 76.8 -1.1 834 3.2%  
京都 75.2 -1.6 818 3.7%  
大阪 73.6 -0.4 806 3.9%  
東大理Ⅰ 73.4 0.3 810 4.0%  
医科歯科 73.4 1.8 813 7.7%  
東大理Ⅱ 72.3 0.4 792 4.1%  
九州 72.3 0.7 803 5.9%  
名古屋 71.3 0 784 2.2%  
東北 71 0.5 772 4.7%  
奈良県立医科 70.8 0.8 764 4.2%  
大阪公立 70.7 0.6 768 3.8%  
京都府医 70.5 1.6 775 8.7%  
千葉 70.1 0.4 781 6.3%  
神戸 70.1 0.9 781 4.4%  
---------------偏差値70------------  
北海道 69.8 -0.3 787 4.5%  
横浜市立 69.4 -0.7 763 3.0%  
名古屋市立 69.1 0.4 752 5.5%  
岡山 69.1 0.8 767 5.5%  
山梨 69.1 0.8 769 7.0%  
新潟 69 1.3 740 5.9%  
広島 68.9 1.4 764 6.3%  
京都工・電気電子 67.9 -0.4 768 6.2%  
筑波 67.8 0 771 5.2%  
信州 67.3 0.3 743 4.4%  
三重 67.1 0.6 760 5.7%  
鹿児島 67.1 1.3 757 6.8%  
東工大・工学院 67 0 725 4.3%  
金沢 66.9 -1 747 3.9%  
和歌山医科 66.6 0.6 728 6.7%  
福島県立 66.6 1.6 712 7.2%  
熊本 66.5 0.1 746 7.5%  
浜松医科 66.5 0.6 741 7.9%  
山口 66 0.8 750 5.5%  
佐賀 65.9 1.1 762 6.6%  
長崎 65.8 -0.5 729 7.5%  
鳥取 65.8 0.1 734 6.4%  
阪大工・電子情報 65.6 -0.1 742 7.2%  
岐阜 65.4 -0.2 731 6.7%  
宮崎 65.3 0.9 731 5.8%  
札幌医科 65.2 0.7 737 5.6%  
山形 65.1 0.9 743 6.8%  
富山 65.1 1 721 5.4%  
---------------偏差値65------------  
大分 64.8 0.1 715 5.1%  
高知 64.7 -0.5 705 4.4%  
徳島 64.7 0.1 741 6.5%  
福井 64.6 -1.3 737 3.7%  
香川 64.6 -1.1 736 6.1%  
愛媛 64.5 0 703 4.8%  
群馬 64.4 -0.8 734 5.2%  
琉球 64.3 0.2 734 4.6%  
滋賀医科 63.7 -2.5 727 4.5%  
東北・工・電気情報 63.7 0.5 723 6.5%  
九州・工・Ⅰ群 63.7 1.3 730 6.6%  
秋田 63.6 -1.2 723 3.6%  
名大・工・電子情報 63.2 0.7 722 4.9%  
島根 62.3 1.7 721 7.3%  
北海道・総合理系 61.7 0.3 709 6.6%  
弘前 61.7 1 709 5.7%  
旭川医科 61 -3.5 712 5.0%  

 

 

 

如何でしょうか?

 

私は、国公立医学部と比較しても東大合格者は最上位に近い位置にあるのと国公立医学部の難易度の幅広さに改めて驚きました。

 

また、国立医学部だけでなく旧帝工学部も表に併記していますが、実際の合格難易度として比較できるかというと難しいとも思います。

 

たとえば、東工大志望だが少し厳しそうなので簡単めな地方国立医学部に変更するという受け方が通用するかというと、共通テストで失敗できないとか、二次試験の傾向が全く違うとか、そう簡単でもないような気がしますし、個人的には医学部は医者になりたい意思が強い人が行くべきで節操ない受け方は如何なものかと思っています。