今回の記事は、動画の紹介です。

 

紹介する動画は、

TOLAND VLOG』というyoutuberさん方と

『大西つねき』さんのコラボ動画です。

 

 

ちなみに、『大西つねき』さんのことは、

彼がyoutubeでの投稿を始めた約10年前より存じておりました。

 

また、和多志自身も、

『大西つねき』さんがyoutubeでの動画投稿を始める前から、

お金の仕組みについての動画や書籍などを漁り、

この前身となるブログや過去の活動HPでも

シンプルにまとめて発信しておりましたが、

 

そんな和多志から見ても、

今回の動画は、近年の動向や株主などの話を踏まえつつも、

要点が抑えられて簡潔にまとめられていると感じ、

その上、最後には各々の生き方・在り方に帰結するという内容となっていて、

とてもオススメの内容となっております。

 

※あくまでも、自身の生き方・在り方を見直すきっかけとしてご覧ください。

 

 

 

 

ここで一旦補足です。

誰かが借金をした時にお金が作られるというシステム(信用創造)の

ルーツについて(腑に落ちなかった方のためにも)少し解説。

 

 

当時ゴールドで人々が決済をしていた時代。

人々のゴールドを保管している金細工職人が

預金してあるゴールドを人々があまり引き出しに来ないことをいいことに、

そのゴールドを元手に人々にゴールドを貸し出すビジネスを思いつきました。

すると面白いことに、その借り手もまた借りたゴールドを金庫に預けました。

この時にも預かり証(紙幣)が発行されたことが、

無からお金が生まれたこと(信用創造)の起源だとされています。

 

その時に、

金庫で預かっているゴールドの総量とはまったく無関係な預かり証(紙幣)、

つまり、無から創造されたお金(紙幣)が、

この世に出回るようになったのです。

これが信用創造ビジネスの始まりです。

※勿論、これも利子を添えて返す必要がありました。

 

そしてお分かりの通り、

ここから2種類の預かり証(紙幣)が併存することになります。

 

元々ゴールドを預けた時に発行された預かり証(紙幣)・・・①

と、

ゴールドを借りた人がまたそれを金庫に預けた時に発行された預かり証(紙幣)・・・②

の2種類です。

 

しかしながら、この2種類の預かり証は誰にも見分けがつかないものでした。

その上、利子の分の預かり証は発行されていません。

そしていつしか利子は膨らみ、

市場に元々あった本物の預かり証(紙幣)の約9倍もの

無から創造された預かり証(紙幣)が出回ることになり、

常に利子の分だけこの市場には、

返済に必要な預かり証が足りない状態へと変貌してしまったというわけです。

 

これが市場全体で観て、

借金を完済しようとすると

誰かが新たな借金をしなければならなくなった要因です。

そうしてこのシステムを採用した国はどこも、

借金が膨大に膨らみ続け、

誰かの借金返済に必要な額は、

その人が提供するモノやサービスの価格に転嫁されるため、

実質的に誰もが誰かの借金の返済に、

日々追われることになったわけなのです。

 

そして、取り付け騒ぎが起こることを防ぐべく、

一度に大量のゴールドの引き出しの申し出があった際は、

同業者と結託して、ゴールドを申し出のあった金庫に、

互いに移動させることで融通を効かし、対応していました。

一時的にゴールドが引き出されても、

いずれまた売買を経て同業者いずれかの金庫に

ゴールドが帰ってきていた(預けられていた)ため

この対応によりシステムが成り立っていたわけです。

(これが現代でいう「中央銀行制度」の原型です。)

 

(現代でも大口の現金を引き出す際には、

事前に主な使用用途を含め、

申告しなければならないのは、

これと同じ仕組みを採っているからです。)

 

金細工職人達は、

一度で引き出されるゴールドが最大でもどれくらいかを把握し、

その量に基づいて、

無から創造したお金を発行していました(人々に貸し出していました)。

そうすることで人々にいつでも

「自分のゴールドはいつも金庫にある」と

思わせておくことが出来るからです。

 

その指標となる比率のことを『預金準備率』と言い、

例えば、

全預かり証の1割が実在するゴールドと同価値分の預かり証、

残り9割が無から創造された預かり証である場合、

1:9で預金準備率は10%【1/(1+9)】となります。

 

この預金準備率が低いほど、

より多くのお金を無から創り出せます(貸し出すことができます)。

例えば2%の場合、1/50=1/(1+49)なので、

本来の預かり証の最大49倍もの預かり証を無から創造できると

見定めているということになります。

 

現代の銀行システムでもその預金準備率に基づいて、

その国の中央銀行(日本の場合は日本銀行)が

民間銀行に貸し出しの最大量の指示を出すことで、

この信用創造ビジネスを維持しています。

 

 

ひと昔前における、

「ゴールド(預けられる物)」と

「紙幣(預けられていることの証明)」の関係が、

現代において、

「現金通貨【紙幣・硬貨】(預けられる物)」と

「記帳された数字(預けられていることの証明)」の関係に、

すり替わっているだけで、

システム自体は2024年5月現在も同じものが続けられています。



 

また、実際にほとんどの国が、

同じ金融システムを採用しているのですが、

BIS(国際決済銀行)と呼ばれる機関があり、

この機関は、世界各国の中央銀行に、

貸出限界量の指示などを与えています。

そうして世界規模で金融システムを統率・維持しているというわけです。

 

つまり、お金の流れは初めから全て管理されていたということです。

 

(また別の機会で詳しくお話しするかもしれません)

 

 

 

続いて、上の動画の続編です

 

★【25:53~27:13】辺りのメッセージに是非ともご注目ください。

 

 

 

いかがだったでしょうか。

動画元のコメント欄を見たところ、

お金の仕組みの話については好感触で、

9条や丸腰という部分に関しては

賛否両論あるいはやや不評といった感じでしょうか。

 

ただ、大西つねきさんも仰られている通り、

こうした事実を知り、

その上で、以降はあまりそこには意識を向け過ぎず、

結局は、

自分自身の今の生き方・在り方に集中して生きることが賢明だと感じます。

 

 

【25:53~27:13】辺りでも仰られている通り、

 

「やりたいことって、これも概念でしかなくて、

『これがやりたいんだ』っていうどこまでいっても

ちっちゃい行動の塊なんだよね、『やりたいこと』って

 

瞬間、瞬間のやりたいことをやった結果、

やりたいことがなんとなく形として見えてくるっていうだけの話

 

その瞬間の自分の感覚にどんだけ従えるかっていうことの方がもっと大事で、

だからより『今』に集中していった方がいいような気がするんですよね」

 

・・・・・・・

 

「こういう情報を見ると、

不安に駆られたりとか、

何とかしなきゃいけないとか、

どうしたらいいんだ

って思っちゃう人が多いんだけど、

 

それはそれ

 

どっちかっていうとそうではなくて

 

自分の身の回りにあることとか

 

自分が瞬間感じたことに従って

自分を動かすってことの方が大事で

 

こんだけおかしな仕組みなんで

 

巻き込まれたらしょうがないんだけど

 

あんまりそこに意識を向けすぎて不安になったりとか、

そっちをなんとかしようって思い過ぎない方がよくて

 

自分の感覚に従って、自分がやりたいことを

自分の本当手の届く範囲内でやっていった方が

いいんじゃないかなと」

 

というお話も御尤もだなと感じております。

 

 

和多志自身が、

このブログでお金の仕組みについて、

敢えて深く触れてこなかったことと

似た姿勢が見受けられました。

 

和多志達の課題はおそらくそこではないんですよね。

そしてそれを解決しようとするとそれは多くの人にとって

決して楽しい事ではないはずなので

すぐに疲弊してしまい長続きせず、

最悪かつての和多志の様に心身病んでしまいます。笑

 

敵対視や対立などは論外ですね。

この仕組みを知ってか知らずか、

世代を跨いで皆でやってきたことでもあるのですからね。

なので、個人的には「支配者(層)」という言葉も、

適切な表現には感じられません。

より互いに分離意識を促すだけにしかならないでしょうから。

自他共に誰かを責めることは

無意味どころか有害でしかないです。

 

 

そうしたベクトルからではなく、

自分の感覚からやりたいことをやっていれば、

そこで創られたものや得られたものは、

自ずから誰かに無償でギフトしたり、

無償でシェアしたりしたくなる意識が自然と湧いてくると思いますし、

その意識と選択・行動が広がり循環すれば、

お金を筆頭に対価の概念そのものが意味を無くすことでしょう。

 

何故なら、お金という概念は、

所有と物々交換の延長線上に生まれたものだから。

さらに掘り下げれば、所有と交換は、

将来への恐れや不安や、自己無価値観や、

分離意識(本心からズレた生き方を選ぶ意識、

ワンネスとお陰様を忘れた意識)に基づいた手段です。

 

そして今の和多志達は、同じ様なことを繰り返せば、

また自分や大切な存在の首を絞めるだけだと、

既に痛いほど何世代にもわたり十分学んでいるはずです。

 

そういった意味でも、

自分が心からやりたいことをする。

 

恐れや不安からではなく、

瞬間瞬間の自分の(何の為でもない)純粋な感覚に沿って、

自分に正直に生きるということは、

実は大きな鍵であり、無償循環社会、

すなわち調和社会の入口でもあると感じております。

 

そして、その生き方・在り方が、

あくまでも結果的に、

氣付けば無償循環社会を築いていた、

という感じになるのだと思います。

 


急にギフトの生き方に振り切ることは、

容易いことではないかもしれませんが、

割合を徐々に変えていくというのもアリかもしれません。

(かくいう和多志は器用に出来ず、

対価を求めない生き方に振り切ってしまっていますが笑)

 

同時に、

提供する側の意志やペースの尊重も欠かせないでしょう。

 

とはいえやはり、その時その時の、

自分の喜びや情熱の感覚に沿って自分が無理なく出来る範囲で

選択・行動するのがベストだと思います。

 

 

ま、ここまで生き抜いて来られた和多志達なら大丈夫ですね。

 

 

 

さて、久しぶりに本腰を入れた記事内容ですが、

お陰様でいきなり激熱な内容となりました。

 

今回の記事が楽しめた、

またはお役立てになれたのなら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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