3年ぶりで、NGC2403銀河を撮影してみました。

我が国では「西丸さん」の愛称で呼ばれている、きりん座の銀河です。活発に活動している銀河だそうで、カラフルな領域が漂う、美しい銀河ですね。地球からの距離800万光年と比較的近い距離にあり、見かけの位置が離れているものの、M81銀河グループに所属しているそうです。

 

注釈入りのトリミング前画像と、星図での位置(ファインディングチャート)の図もどうぞ

 

 

3時間あまりの露出では、あまり迫力が出なかったので、3年前に撮影した時の画像元データを探し出し、露出時間を倍増してみました。

流石に総露光が6時間を超えると、発色も解像度もアップした気がします。でも、輝星の光芒は、縦横十文字と斜め十文字が重なって、4本(8方向)になってしまいました。以前はビクセン鏡筒に合わせて、縦横十文字の向きに固定していましたが、鏡筒の修理後に、タカハシ標準の斜め十文字の向きに鏡筒を固定したからです。そのため、スパイダー(副鏡の固定具)の向きが45度ずれました。

 

過去の画像データには、Hαフィルターの撮影もありました。久しぶりに、NBRGBでHαブーストもやってみました。

紅いところが強調されましたね。ちょっとやりすぎでしょうか?

輝星の縦横十文字と斜め十文字の光芒の差を見ると、今回と3年前の撮影実態の違いがわかるようにも思えます。

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ: 今年の撮影画像

赤道儀: AXP赤道儀 + NINA コントロール   オフアキシスオートガイド ASI174MMMini 

撮 影: ミューロン250CRS + RD CR 0.73x (焦点距離 1825mm F7.3) 副鏡の固定は斜め十文字

カメラ: ASI2600MM-pro (gain 100 cooling -10℃) 

撮 影: Lum、Red、Green、Blue 180sec、 各18、10、19、14コマ (LRGB露出時間 183分間) 

画像処理:PixInsight (BlurXTerminator、NoiseXteminatorを含む) 使用   

撮影地: 住宅地の自宅にて撮影

撮影日: 2026年1月15日、18日の夜   

 

撮影データ: 3年前撮影した追加データの撮影情報 

赤道儀: AXP赤道儀 + ASIPLUS コントロール   オフアキシスオートガイド ASI174MMMini 

撮 影: ミューロン250CRS + RD CR 0.73x (焦点距離 1825mm F7.3) 副鏡の固定は縦横十文字

カメラ: ASI2600MM-pro (cooling -20℃) 

撮 影: Red、Green、Blue 180sec 各12、12、18コマ gain 100 

                Lum 120sec 45コマ gain 100   (LRGB露出時間 216分間)   

     Hα 300sec 16コマ、600sec 9コマ  gain 300   (Hα露出時間  170分間)

撮影地: 住宅地の自宅にて撮影

撮影日: 22023年2月28日  

 

上記2シーズン分のデータ全てで、画像処理:PixInsight (BlurXTerminator、NoiseXteminatorを含む) 使用 

LRGB 総露出時間: 399分間

L-RhGB 総露出時間: 569分間

 

 

3シーズン前と比べて、冷却温度と、Lumの1コマ撮影時間など以外はほぼ同じなのを確認

Hαまで撮影してあって、なかなかの努力を感じる 今よりも情熱があったのだろうか?

そして、このセンサーとフィルターのセットを、3年以上使っていたことに気づいた 

光陰矢の如し

少し前の、自由の女神星雲と合わせて、撮影データをいただいたのが、このNGC1097銀河です。下処理後のRGBデータを頂けたので、いつもの我流画僧処理に、PixInsightの新しい強調処理(MAS;Multiscale Adaptive Stretch)を試してみました。

ろ座にありますが、赤緯-30°と低いため、う〜☆彡の生息地から撮影するのは困難です。逆に、南半球で観測すると、高度が高くなり、撮影しやすい対象となります。中心部付近の複雑な構造が、とても興味深いですね。伴銀河の影響で、2本の腕が非対称的なのも面白いです。さすがのリコリモです。そして、MASは、輝度の高いところが白飛びしにくくて、発色が良くなることもわかりました。セフィアート銀河の明るい中心核付近が、容易に確認できました。これまでだと、すぐに白飛びしたり、偽色がでたりした気がします。単に、元データが優秀なだけかもしれません。

トリミング前の注釈入り画像と、星図での位置も確認ください 

 

 

この銀河、線状に輝く恒星トレイルを確認することができるのでも有名です。今回の画像でも、北西よりの2本の恒星トレイルを確認できました。わかりやすいように、MASで激しく強調処理をしてみましょう。

色ムラまで激しくなったのは、強調処理をやりすぎているわけですが、そのおかげで、淡く放射状に筋を引く、恒星トレイルを確認できました。緑色矢印のところです。北西(左上)よりに向かう筋は、鍵形に曲がっています。右下方向にも2本の筋があるはずですが、ノイズに埋もれてしまい、よくわかりません。伴銀河との潮汐作用とか、むかし吸収された銀河の影響だとか、諸説あるようで、恒星ストリームとか、idal stream(潮汐ストリーム)などとも呼ばれるようです。この画像を見ていたら、恒星トレイルを触覚とした蜂の頭のように見えてきました。

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ: NGC1097 (TASC-on リコリモ)

撮 影: Plane Wave CDK20 (焦点距離 2259mm F4.4)

カメラ: Player One ZEUS 455M

撮 影: Red、Green、Blue 180sec 各7コマ  (RGB露出時間 63分間) 

        PixInsight (BXT、NXT含む)で主処理 

撮影地: オーストラリア サイディング・スプリング(リコーリモート)

撮影日: 2025年11月23日

 

 

今回、TASC-onリコリモの、素晴らしい撮影データを、苦労なくいただいてしまった

そして、比較的短時間の撮影にもかかわらず、見栄えの良い画像が出来上がった

普段撮影できない南半球の夜空を、画像編集の練習をしながら楽しめる、貴重な機会だった

それでも、調子に乗って強調処理を行うと、強烈なノイズが現れることも再認識した

また、MASは、容易に色乗りのよい強調画像に現像できそうと、期待を持てた

いっかくじゅう座のカモメ星雲を、横構図で撮影してみました。

明るいところだけなら、縦の構図で大きく撮影するのがこれまでの、う〜☆彡の撮影法でした。右の翼の先は、東(左)に大きく広がっており、これを表現したくて、今回初挑戦です。フラットが未だうまく合ってませんが、明るい星雲なので、なんとかカモメに見えてますでしょうか。星がうるさいと仰る方がおられるかもしれませんが、荒を隠すために、あえて、星の分離処理は行なっておりません。

全体の画像の注釈画像をご覧下さい。星図での位置もて提示します。

 

シャープレス天体が、292~297 まで、6つも納まりました。

 

折角ですので、カモメの頭も拡大表示してみますね。

科学忍者隊ガッチャマン「大鷲の健」のヘルメットを被った姿を彷彿させるには、アップしすぎでしょうか。

かもめ、カモメと言いながら、やっぱり鷲なのか? とのコメントは、お許しください。

 

左肩付近も拡大してみましょうね。

LRGBなので、綺麗な星の色調を含め、美術品のような味わいが漂ってます。

 

ナロー撮影のしてみましたので、お決まりのハッブルパレット画像もどうぞ。

カモメ星雲のハッブルパレット現像は初めてです。極彩色、虹色にも編集できるでしょうが、今回はこれでお許しください m(_._)m

 

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

SXP赤道儀 + N.I.N.A. コントロール

オフアキシスオートガイド PHD2 + ASI 120MM mini

鏡筒: タカハシ FSQ-106EDP + 645RD QE0.72×(焦点距離 380mm F3.6) + ZWO EAF

光学センサー: ASI 6200MM pro  (cooling -10℃) 

Lum、Red、Green、Blue 各 gain 100、60sec 39、12、15、15コマ(LRGB総露出時間 81分間)

SII、Hα、OIII 各 gain 300、300sec 11、16、19コマ(SHO露出時間  230分間)

2025年12月18日、22日の2夜 自宅にて撮影

画像処理: PixInsight (BXT、NXTを含む) 

 

 

これまで、何度も撮影を試みて、思ったように撮れなかった領域です。380mm画角で、昨年末から今月にかけて、挑戦してみました。

 

フラットがうまく合わなかったので、画角をずらして、3パターンを合成しました。少しは誤魔化せたでしょうか?

トリミング前画像に説明を加えた画像と、星図での位置画像もご覧いただきます。

  

オリオン座のバーナードループを挟んで、M78星雲とBoogeyman星雲を収めました。

 

M78星雲(光の国)をトリミング拡大で見てみましょう

これまでで、最高のM78画像になったような気がします。ウルトラマンの故郷に敬意を表したいですね。

 

ブギーマン星雲も拡大してみましょう。

頭が上になるように、左を北にしています。悪い子はいねえが〜〜と、ランタンを持って、大の字になって、叫んでいるようですね。

 

再びトップ画像を確認すると、善と悪が紅い帯で隔てられているようで、なんともいえない感動の画像になっているともいます。さすが定番構図です。でも、星が多すぎると、我が家の山神には不評のようでした。天の川の真っ只中ですが、今回は、あえて星を暗くし得おりません💦

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

SXP赤道儀 + N.I.N.A. コントロール

オフアキシスオートガイド PHD2 + ASI 120MM mini

鏡筒: タカハシ FSQ-106EDP + 645RD QE0.72×(焦点距離 380mm F3.6) + ZWO EAF

光学センサー: ASI 6200MM pro  (cooling -10℃、gain 100、60sec) 

Lum、Red、Green、Blue 各 127、74、76、70コマ(LRGB総露出時間 374分間)

2025年12月22日、2026年1月16日、18日の3夜 自宅にて撮影

画像処理: PixInsight (BXT、NXTを含む) 

 

 

システム変更後、フラットが合わなくなって、多いに悩み中

フラットの明るさは、ライト画像と同じか、+1EVとの指導ビデオも確認した

なるほど、、、 これを意識して、フラットパネルフラットを取り直してみなければ。。。

積雪で、フラット撮影も容易でない、雪国での再認識だった

 

すでに取得済みフラット画像で検証を試みた

PixInsightではフラットにガンマ補正ができない

ステライメージ9で、いろいろ試して、

 ガンマ0.75にしたら、ABE補正でほぼ傾斜カブリのみの補正画像になった

 (ABEの FunctionDegree 2 は、ステライメージの被り補正+周辺減光結果と同じ?)

 オフセットを触っても、補正が改善するようにも思える

 

フラットが合わないのは、たぶん、フラット取得時に、露光量が多すぎたのだろう

60secの短時間露光が主となって、ライト画像が以前よりずっと暗いのかもしれない

そして、NINAの初期設定でオートのフラットを得ると、ピークが右になりすぎるのだと思う

暗いフラットを撮り直しても、PixInsightが自動補正してしまったら、やっぱりだめなのかな?

 

いまだに、フラット補正を十分に理解できていないのだと思う💦

 

追記:

画像が暗すぎるとお叱りをいただいたので、明るめの画像も作って、M78i以外は、元画像と入れ替えてみた

それでも、色ムラが激しくなって、結局あまり明るくできなかった 

参考までに、暗い旧画像もここへ残しておく

モニターの明るさも問題もあるのかな〜

根本的には、フラット撮り直しが必要だな〜〜〜

 

大雪となって、天体観測どころではなくなってきていますが、仕事も忙しくて、12月、1月に撮った画像を現像できておりません。今回は、昨年3月に100mmカメラレンズで撮ったまま放置されていた画像を供覧させていただきます。(シーズン周回遅れです💦)

モンキー星雲を中心に、周囲の散光星雲や散開星団などが写ってます。焦点距離100mm APS-Cセンサーでの画角は広いですね。散光星雲の明るさの違いもわかって興味深いです。

 

星を暗くする前の画像に注釈つけて示します。星図での位置も示しておきます。

   

たくさんのシャープレス番号が記載されましたが、小さいものはよくわかりません。広角なので、たくさん密集しているところでは、代表の番号しかありません(^^;;

 

小さくて見えにくいので、代表的なところをトリミング拡大してみますね。

まずは、一番明るいモンキー星雲(Monkey Head Nebula, NGC2174, NGC2175)です。

オリオン座、ふたご座の境界線近くで輝いてます。今回は、北を下に向けてみました。左を向いた猿の頭のように見えますね。逆さにすると、右を向いた孫悟空のような猿にも見えてきます。

 

上の方のクラゲ星雲(Jerry Fish Nebula, IC443, Sh2-248)付近も拡大してみましょう。

真ん中下に漂うのがクラゲ星雲🪼ですが、紅い墨を吐いている茹蛸🐙に見えるので、お気に入り。ここは、今まで何度も撮影に挑戦したところで、2024年にもこの構図で撮ってます。右上には、M35散開星団も確認できますね。

 

少し下よりで淡く光る散光星雲(Sh2-261)も拡大してみましょう

大きな散光星雲ですが、なんとなく特徴に乏しい紅い雲です。ニックネームでもあれば、もう少し人気が出るかもしれません。

 

その少し北(上)にあるのは、団子3兄弟とも呼ばれる、3つの丸い散光星雲たちです。

右の淡く大きいのが、Sh2-254。左の明るいのが、Sh2-255。どちらが長男で三男なのかわかりませんが、真ん中の、おそらく次男は、Sh2-257。その右下にへばりついた小さいお友達が、Sh2-256。Sh2-258は、流石にわかりませんね💦  以前、getaさんに教えていただいたのを思い出しました。

 

アップで撮影したい天体がたくさんありますが、お天気が許してくれない雪国からの報告でした。

さて、雪かき作業を始めるとしましょうか⛄️

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:    

AXP赤道儀 + N.I.N.A. コントロール

オートガイド PHD2 + QHY5L-II + KOWA LM100JC

レンズ: キャノン EF100mm F2.8L マクロ IS USM (焦点距離 100mm F2.8)

光学センサー: ASI2600MC_Pro  ( cooling -10℃) 

フィルター: サイトロン Quad BPフィルター

gain100  180sec  99コマ (露出時間 297分間)

2025年3月9日の夜 自宅にて  

画像処理: PixInsight (BXT、NXT、SXTを含む) 使用