光軸ズレでお休み中の長焦点鏡筒鏡筒に変わって、大型連休後半のバンビ撮影時から、FSQ106鏡筒セットをAXP赤道儀に乗せました。バンビ撮影の翌日は、縦構図も撮ってみようと、M16(イーグル星雲) & M17(オメガ星雲) のコラボ画像を狙って見ました。LRGB画像をまず提示しますね。
F3.6の明るさで、比較的短時間の50分間露出合計でも、結構綺麗に写っていますね。でも、思った画角とは、ちょっと違っていました。なんだか、向きが傾いているような。。。 北を上に縦構図としたつもりなのに、40度ほど傾いているようです。ブログでは横画像の方が見やすいので、左上を北としてみました。
後日確認してみたところ、赤道儀が反転する途中で、フィルターホイールが赤道儀の赤緯軸カバーに接触し、望遠鏡との接続リングが回って緩んだことがわかりました。これまで、問題にならなかったのが不思議です。NINAのオートフォーカスのおかげで、ピントは合っていました。
Hα、OIIIフィルターでも撮影したので、HOO画像もどうぞ。
この付近は、Hαの光が強いので、派手な画像となりますね。でも、深みがなく、物足りないので、いつものごとく、LRGB画像に、HOO画像データを混ぜ込んでみました。
かなり控えめのHαと、それよりは多めのOIIIを加えたら、青味強めの画像になりました。M16、M17周囲の天の川には、これだけたくさんの紅星雲が広がっているんですね。これはこれで面白いですが、LRGB画像が一番しっくりして思えるのは、私だけでしょうか?
備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)
撮影データ:
AXP赤道儀 + N.I.N.A. コントロール
オフアキシスオートガイド PHD2 + ASI 220MM mini
鏡筒: タカハシ FSQ-106EDP + 645RD QE0.72×(焦点距離 380mm F3.6)
光学センサー: QHY600M ( gain 26、cooling -10℃)
Lum、Red、Green、Blue 各 gain 26 60sec 31、7、6、6コマ LRGB露出時間 50分間
Hα、OIII 各 gain 60 300sec 6、6コマ HOO露出時間 60分間
総露出時間 110分間
5月4日の夜 自宅にて撮影
画像処理: PixInsight、Photoshopなど使用
長焦点反射鏡は、光軸調整に挑戦中
センタリングスコープで、副鏡の合わせ方は理解できたけど
主鏡にセンターマークがない反射鏡は、確認の仕方がちょっと厄介
簡単に調整できるものではなさそう まだまだ要領がわからない未熟者だ
色々調べながら、時間をかけて試していく予定