これまで何度も挑戦している、ひまわり銀河(M63)を、梅雨に入る前の新月期に撮影しました。

りょうけん座にある渦巻き星雲(M63)を、ふんわりした調子で現像してみました。銀河にぶつぶつの模様があって、ひまわりの花の種ができる中央部のようです。さらにそれらの周囲には淡い光雲が広がっています。手前には暗黒帯が横切り、銀河の向こう側は、薄雲で霞んでいるようで、立体的に感じられます。4時間弱の露出時間ですが、これまでで最高の仕上がりになりました。

 

トリミング前の全景に注釈を加えた画像と、星図での位置を示した画像もご覧ください。

 

 

ひまわり銀河の明るいところをアップにしてみましょう。

中央よりの明るいところのツブツブは小さくて、その外周の少し暗いところのツブツブはもう少し大きい模様に見えます。HII領域の紅い斑点も点々とあって美しいですね。

 

周囲には小さな銀河たちも存在しています。少し西(右)も拡大してみてみましょう。

わかりにくいですが、淡くてこれまで存在すらわからなかったPCG46093も確認できました。ほかにも図で説明されていない小さな銀河も沢山確認できますね。

 

今年も6月に天体撮影ができるなんて、嬉しい誤算でした。

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

AXP赤道儀 + NINA コントロール

鏡筒: ミューロン250CRS + RD 0.73x (焦点距離 1825mm F7.3) 

オフアキシスオートガイド  ガイドカメラ: ASI174MMMini

撮影カメラ: ASI2600MM-pro (cooling -10℃、180秒) 

Lum、Red、Green、Blue gain 100、180秒 各 26、17、18、17コマ (総露出時間 234分)

2026年 6月 10日、12日、13日の3夜 自宅にて撮影

PixInsightにて現像(BXT、NXT、MASなど使用)

 

PixInsight の MultiscaleAdaptiveStretch(MAS) は凄いと再認した

MASを使いだしてから、現像のテクニックが向上したような錯覚を覚える

発色は向上し、淡いところまで浮かび上がってきているような。。。

少し前まで、強者たちがPhotoshopなどを高度駆使して苦労していたのだろうことを、

PixInsightが自動的に処理してくれるようになったと実感している

 

 

久々に撮ってみた人気の銀河、りょうけん座の銀河 M51(子持ち銀河)です。

大小2つの銀河が、今まさに衝突しているところです。大きな渦巻き銀河(NGC 5194)に小さな銀河(NGC 5195)が手を繋いでいるようにみえるので、子持ち銀河の愛称で親しまれています。

 

明るいところをトリミング拡大してみてみましょう 

大きくて変化のある渦巻きと暗黒帯が魅力です。星形成が盛んなHα領域の赤プチが自然に現れてくれたのは嬉しいところ。でも、ちょっとBXTかけすぎでしょうか。

 

トリミング前の全景に注釈を加えた画像と、星図での位置を示した画像もご覧ください。

 

 

この付近には、春の銀河としては大きめのものが沢山あって、楽しいエリアです。

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

AXP赤道儀 + NINA コントロール

鏡筒: ミューロン250CRS + RD 0.73x (焦点距離 1825mm F7.3) 

オフアキシスオートガイド  ガイドカメラ: ASI174MMMini

撮影カメラ: ASI2600MM-pro (cooling -10℃、180秒) 

Lum、Red、Green、Blue gain 100、180秒 各 18、11、10、13コマ 

(総露出時間 156分)

2026年5月5日、6日、9日の3夜 自宅にて撮影

PixInsightにて現像(BXT、NXT、MASなど使用)

M8(干潟星雲)〜 M20(三裂星雲)付近を、今年は380mm画角で撮ってみました

天の川を背景に、散光星雲、散開星団、暗黒星雲、分子雲などが浮かび上がりました。総露出時間3時間半余りの露出時間ですが、F3.6の明るさもあって、定型ルーチン現像のみでも見事な画像となりました。PixInsightでの、BXT、NXT、MAS など強力なツールによって、余り工夫することなく、ここまで表現できています。今回、星消し処理は行なっておりません。その分、自然に仕上がったと喜んでおります。

見どころの、拡大画像も確認してみましょう。まずは、M8 干潟星雲

干潟に水の流れが残ったかのような筋が美しいです。散開星団の星たちの輝きも綺麗です。やはり、これは夏の散光星雲の王様ですね。

 

干潟星雲につづく、猫の手のところも拡大してみましょう。

天の川の中で、散光星雲、暗黒星雲、分子雲などが複雑に重なる、味わい深い領域ですね。

 

M20(三裂星雲)付近も同じ拡大率で確認してみましょう。

紅いパンジーを蒼い部分が取り囲む様子が、自然に現れました。左上のM21散開星団もアクセントになってます。

 

明るくて、LRGB現像が美しいものは、鑑賞用天体画像としても満足度が高いですね。

元画像に注釈を加えたものと、星図での位置を示す画像も載せておきます。

 

 

実は、ナローバンドフィルターでも撮影していました。HOO画像もご覧いただきます

天の川の星たちが控えめになって、紅い散光星雲が極端に目立ちます。LRGB画像にHOO画像を加えてみることも考えましたが、LRGB画像で十分と思えて、やめておきました。

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

SXP赤道儀 + N.I.N.A. コントロール

オフアキシスオートガイド PHD2 + ASI 120MM mini

鏡筒: タカハシ FSQ-106EDP + 645RD QE0.72×(焦点距離 380mm F3.6) + ZWO EAF

光学センサー: ASI 6200MM pro  (cooling -10℃) 

Lum、Red、Green、Blue 各 gain 100、60sec 57、50、52、54コマ(LRGB総露出時間 213分間)

Hα、OIII 各 gain 300、300sec 11、39コマ(HOO露出時間  250分間)

2026年5月10日、11日、15日、16日  4夜 自宅にて撮影

画像処理: PixInsight (BXT、NXT、MASを含む) 

 

今月はお天気が良かったので、沢山の天体を撮影できました。そのなかから、淡い惑星状星雲をひとつご覧いただきます。

うみへび座の方向にある、Abell 33 惑星状星雲(PK238+34.1)です。約2500光年先にある、淡い円形の惑星状星雲ですが、手前にある7等星(HD 83535)がその縁に重なっていて、「天空のダイヤモンドリング」と例えられます。中心星も確認できますね。LRGB画像では、ほとんどこの惑星状星雲を確認できませんでしたが、OIII輝線が強く、ナローバンドパスフィルターを使ったら、しっかり確認できました。HOO合成の星なし画像と、LRGB画像を重ねて現像しました。

 

トリミング前の画像に注釈を付けたものと、星図での位置も載せておきます。

  

 

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

AXP赤道儀 + NINA コントロール

鏡筒: ミューロン250CRS + RD 0.73x (焦点距離 1825mm F7.3) 

オフアキシスオートガイド  ガイドカメラ: ASI174MMMini

撮影カメラ: ASI2600MM-pro (cooling -10℃、180秒) 

Lum、Red、Green、Blue gain 100、60秒 各 8、7、6、8コマ 

Hα、OIII gain 300、300秒 各 7、15コマ (総露出時間 139分)

2026年5月16日、17日、18日の3夜 自宅にて撮影

PixInsightにて現像(BXT、NXT、SXT、MASなど使用)

昨年は機材トラブルで、月明かりの時間帯にしか撮れなかったNGC4449不規則銀河を、今年は長時間露光してみました。

NGC 4449は、りょうけん座にある不規則銀河です。M94銀河とM106銀河のほぼ中間に位置し,約10等級と比較的明るいです。明るいところが長方形に見えることから、ボックス銀河とも呼ばれているようです。わかりにくいですが、銀河の周辺部にはガス星雲と思われる光芒がいくつかくっついています。距離は約1200万光年と見積もられています。ほかにも、M94銀河団の小さな銀河が確認できますね。

 

明るいところを強拡大してみましょう。

ピンク色の輝きは、水素原子ガスで、大規模な星形成領域であり、2つの矮小銀河との相互作用により影響を与えたらしく、衝突・合体の段階にあるそうです。過去の小さな伴銀河との衝突・合体(相互作用)によって銀河内のガスが圧縮され、現在も広範囲で爆発的な星形成(スターバースト)が引き起こされているそうです。

 

トリミング前の全景も載せておきますね。

やはり、春の銀河は小さいですね。

 

トリミング前画像に注釈を付けた画像と、星図での位置も提示しておきます。

 

 

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

AXP赤道儀 + NINA コントロール

鏡筒: ミューロン250CRS + RD 0.73x (焦点距離 1825mm F7.3) 

オフアキシスオートガイド  ガイドカメラ: ASI174MMMini

撮影カメラ: ASI2600MM-pro (cooling -10℃、gain 100、180秒) 

Lum、Red、Green、Blue 各 56、36、41、38コマ (総露出時間 513分)

2026年5月6日、9日、10日、11日、15日、16日、18日の7夜 自宅にて撮影

PixInsightにて現像(BXT、NXT、MASなど使用)