残暑お見舞い申し上げます

 

ようやく北陸も梅雨明け発表がありましたが、昨日は立秋。8月に入ってからの梅雨明けは、記憶にありません。昨年の6月梅雨明けも初めての経験だった気がします。季節感のない、長い空梅雨でしたが、梅雨入り前の撮影分から、長焦点鏡筒で短時間撮影した三裂星雲(M20)をご覧ください。

とても有名な、いて座の散光星雲です。淡いピンク色の星雲本体と、すぐ北に青い色をした散光星雲が隣接していて、見事なコントラストを呈しています。今回、短時間撮影で、更にRedフィルターデータが不足し、赤が弱い画像となりました。それでも、赤い三裂星雲を、青い灯が包み込んでいる様子は描出できました。

 

トリミング前の画像に注釈を付けたものと、星図での位置も載せておきます。

 

 

 

初夏に撮った、干潟星雲(M8)周辺の画像からの方が、位置関係はわかりやすいかも。

 (関連ブログへリンクしていますので、文字をクリックすると確認できます)

 

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

AXP赤道儀 + NINA コントロール

鏡筒: ミューロン250CRS + RD 0.73x (焦点距離 1825mm F7.3) 

オフアキシスオートガイド  ガイドカメラ: ASI174MMMini

撮影カメラ: ASI2600MM-pro (cooling −10℃、gain 100、180秒) 

Lum、Red、Green、Blue 各 6、4、6、6コマ (総露出時間 66分)

2026年6月13日の4夜 自宅にて撮影

PixInsightにて現像(MGC、BXT、NXT、MASなど使用)

 

今回、Redフィルターデータが不足して、カブリの影響もあって、赤が弱い画像となった

画像処理でなんとか補正したが、ピンク色になって、黄色が強くなってしまった

それでも、赤い三裂星雲を、青い灯が包み込んでいる様子は描出できたようだ

猛暑日が繰り返さえれる大暑の真っ只中、暑中お見舞い申し上げます。

天気予報では晴れなのに、雲が多くてスッキリしなかった先月の夜に撮った天体写真から、カシオペア座のスターバースト銀河(IC10)をご覧ください。

真ん中の塊が、北の天の川の向こう見える不規則銀河です。約270万光年の比較的近距離に位置する、局部銀河群のメンバーのひとつです。周囲に広がる沢山の恒星の輝きの中に、不可思議な銀河があって、存在感抜群です。天の川に漂う星間ガスなどで霞んで、地球からは、全体的に赤っぽく、本来の輝きよりも暗く見えています。

 

IC10銀河を強拡大してみましょう。

褐色調の銀河の中に、赤褐色〜桃色に輝く部分が随所に広がっています。この赤っぽく鮮やかなガスの複雑な構造は、巨大で冷たい水素ガスが凝縮し、新たな星が次々と誕生している証拠だそうです。IC10は、天の川銀河が属する局所銀河群の中で、唯一の「スターバースト銀河(爆発的星形成銀河)」だそうです。

 

トリミング前の画像に注釈を付けたものと、星図での位置も載せておきます。

 

 

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

AXP赤道儀 + NINA コントロール

鏡筒: ミューロン250CRS + RD 0.73x (焦点距離 1825mm F7.3) 

オフアキシスオートガイド  ガイドカメラ: ASI174MMMini

撮影カメラ: ASI2600MM-pro (cooling 0℃、180秒) 

Lum、Red、Green、Blue gain 100、180秒 各 62、27、28、20コマ

Hα gain 300、300秒 20コマ               (総露出時間 511分)

2026年7月20日、21日、22日、23日の4夜 自宅にて撮影

PixInsightにて現像(BXT、NXT、MASなど使用)

 

雲の通過や、ガイド不良で、歩留まりがかなり低い結果となった

当初は、LRGB撮影を行っていたので、ここに記録

でも、少し赤プチが淡く感じた

それで、月が沈む前や、薄明近くにHαも追加撮影し、LRGBに少しだけHαを混ぜ込んでみた

見直すと、、、紅ブーストに遠慮し過ぎたかな?

梅雨がまだ空けない当地でも、連日の猛暑日です。夜は雲が少なくなっても、水蒸気量は多いようで、長焦点鏡筒では、ガイドが不安定となってしまいます。この新月期、質の良い撮影データを蓄積するのは容易でないので、今回も5月の撮影分から、NGC4013エッジオン銀河をご覧いただきます。

小さいですね。さらに小さな銀河も周囲にたくさんあります。

トリミングして拡大してみてみましょう。

おおぐま座にある、真横を向いた棒渦巻銀河です。銀河の中央付近の暗黒帯に、手前の明るい恒星が重なっています。「二枚貝の隙間を覗いたら、真珠を見つけた」ように感じるのは、私だけでしょうか?

 

トリミング前の画像に注釈を付けたものと、星図での位置も載せておきます。

 

 

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

AXP赤道儀 + NINA コントロール

鏡筒: ミューロン250CRS + RD 0.73x (焦点距離 1825mm F7.3) 

オフアキシスオートガイド  ガイドカメラ: ASI174MMMini

撮影カメラ: ASI2600MM-pro (cooling -10℃、180秒) 

Lum、Red、Green、Blue gain 100、180秒 各 10、11、11、14コマ (総露出時間 138分)

2026年5月10日、15日の2夜 自宅にて撮影

PixInsightにて現像(BXT、NXT、MASなど使用)

 

今年5月に撮影した、ヘラクレス座の Abell 39(PK 47+42.1)惑星状星雲です。

淡いものの、真ん丸で綺麗です。LRGB画像だけではとても薄くなり、OIIIの青い光を放っているとのことで、緑色を減じた星なしHOO画像を重ね合わせました。周囲には、いろんな形の小さな銀河も、たくさん確認できます。

 

トリミング前の画像に注釈を付けたものと、星図での位置も載せておきます。

 

 

惑星状星雲の強拡大もご覧いただきます

中心星は、5.6等級の白色矮星で、約1万1,000年前寿命を迎えた星の成れの果ての姿。惑星状星雲に透かして見える銀河(PCG2817010)も確認できますね。

 

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

AXP赤道儀 + NINA コントロール

鏡筒: ミューロン250CRS + RD 0.73x (焦点距離 1825mm F7.3) 

オフアキシスオートガイド  ガイドカメラ: ASI174MMMini

撮影カメラ: ASI2600MM-pro (cooling -10℃、180秒) 

Lum、Red、Green、Blue gain 100、60秒 各 16、7、7、9コマ 

Hα、OIII gain 300、300秒 各 13、25コマ (総露出時間 307分)

2026年5月16日、17日、18日の3夜 自宅にて撮影

PixInsightにて現像(BXT、NXT、SXT、MASなど使用)

 

5月中旬、Abell 33 と Abell 39 は、同じ夜に撮影していた

二つの惑星状星雲の色が青緑と青色で異なるのは、今回はSCNRを使ったから

どちらもOIIIで輝くので、単純なHOO合成では、青緑色となる

同じような真円に見える惑星状星雲だが、よく見るとかなり異なった様相だ

どちらも、それぞれ、とても楽しめると感じた

 

今年の5月から6月の撮影分から、黒目銀河(M64)をご覧いただきます。

これまで何度も挑戦したメジャーな銀河ですが、4時間弱の総露出時間と、最近の画像処理技術の進歩で、特別な編集なしで、これまでで最高の作品となりました。M64銀河は、内側の円盤と、外側の円盤が、逆方向に回転していると言われていますが、内側の円盤の回転方向はわかりにくいですね。

中心部を等倍まで拡大して、アップで見てみましょう。

黒目の部分が明るくなって、色が着いています。赤いところや青いところもあり、模様付きのカラーコンタクトレンズをつけたかのようですね。逆方向に回転する内外の円盤の境界部付近では、星が活発に創られているとされています。黒目に色がついたところは、その星形成が盛んな部分なのでしょう。

 

トリミング前の全景に注釈をつけた画像と、星図での位置画像も載せておきます。

 

 

 

 

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容を含むので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

AXP赤道儀 + NINA コントロール

鏡筒: ミューロン250CRS + RD 0.73x (焦点距離 1825mm F7.3) 

オフアキシスオートガイド  ガイドカメラ: ASI174MMMini

撮影カメラ: ASI2600MM-pro (cooling -10℃、180秒) 

Lum、Red、Green、Blue gain 100、180秒 各 26、19、17、17コマ (総露出時間 231分)

2026年5月16日、6月13日の2夜 自宅にて撮影

PixInsightにて現像(BXT、NXT、MASなど使用)