休憩中の長焦点鏡筒に変わって、ビクセン R200SS に復帰してもらった時の撮影です。先日の青い馬頭星雲に気をよくして、青い反射星雲であるアイリス星雲に再挑戦しました。

庭の菖蒲の花咲く季節はもう過ぎてしまいましたが、ケフェウス座はこれから秋にかけての対象です。以前にデジイチを使って自宅で撮影した時は、ノイズまみれで明るい部分を写し出すが精一杯でした。天体撮影用のモノクロ冷却カメラならどれぐらい撮れるかと、ワクワクしながらの現象でした。少しは分子雲も表現できたでしょうか。

アイリス星雲付近のみの強拡大もご覧いただきましょう。

思いつきで撮った割には、綺麗に撮れたかと、喜んでおります。

 

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

AM5赤道儀 + ASIAIRPRO コントロール

鏡筒:R200SS + コレクターPH (焦点距離 760mm F3.8) 

ASI2600MM-pro (cooling -10℃) 

オフアキシスオートガイド ASI174MMMini

Red、Green、 Blue  gain 100、60秒、各 32、50、50コマ (RGB露出時間 132分間)

Lum   gain 100 60sec   85コマ (Lum露出合計  85分間) 総露出合計  217分間

5月の夜 自宅にて撮影

 

久しぶりの鏡筒にカメラをつけての出来上がりは、迷入した動くゴミに悩まされることとなった

これは、LRGB合成後の画像

ゴミの影で、色の違うたくさんのドーナツが重なっている残念な結果に

動くゴミはフラットでは消えない むしろ増える(汗

真ん中にゴミがなかったのが、まだしもの救い

強調処理をしながら、懸命にゴミが目立たないように補正を試みた

それでも、クリーニングには限界あり

ゴミが特に目立つ部分をバッサリ切り取って、トリミングしてみたのがトップ画像

淡い分子雲を強調すると、ゴミの影で、画像が破綻してしまう.....