ガラスは、黙っていても空気や水分に触れているだけでも表面が荒れるものです。
そしてグラスの製造工程に磨きの工程がありませんので、グラス表面の凸凹というものがあります。
これは、製造時に車のガラスでもそうなのですが表面の研磨という工程がありません。
これに光学ガラスやレンズ研磨の技術を取り入れたのが当方のガラスの精密研磨です。
また、ただ研磨をするだけではなくて光の特性や屈折率などを計算しながら手磨き処理をしています。
ただ、きれいなグラスということではありません。
グラスに関する問い合わせがグッと多くなりました。
「新品を購入したのに箱から出すと汚れていた」という相談が結構多いんですが、これは出荷時には綺麗なんです。
製造メーカーでは、必ずヒビ等がないかどうか検品して綺麗にしてから梱包されてます。
では、何故汚れていたのか?
それは、ガラスの特性として加水分解するからです。
空気中の成分や水分でガラスはどうしても化学反応で徐々に表面が荒れてきます。
グラスとして出荷されて時間が経過すると新品グラスでも表面の荒れが発生して白っぽくなります。
また、その製造された地域や保管方法や気象条件、季節でも違いがあります。
基本的にガラスは、空気や水分に触れると劣化するということです。
ふとしたことから始まったグラス研磨。
当初は、ワイングラスのウロコを消したいという方からの研磨剤調合の問い合わせから始まり、サンプル依頼もあり、そのサンプルを買いたいという人まで現れました。
まぁ・・・サンプルは飲食店側の依頼の物なので売買は当事者同士で決めて頂くことで話はつきましたが(汗)
過去に洋食飲食店からワイングラスの手入れを頼まれた経験はあったのですが、当時はガラス研磨剤が特殊なものではなかったのでそれなりにという感じでした。
ただ、現在は特殊な研磨剤が手に入る環境にあるので特殊研磨が可能になりました。
今後の展開としては・・・・・・・・・・・・・・
まず、試験販売をする予定です。
こういった商品を仕入れて特殊研磨仕上げでオーダーメイド商品として販売します。
また、ご依頼者さんがお好きなグラスを選んで送ってもらって施工という感じになるかと思います。
基本的には、受注施工となります。
ちなみに手磨きとなりますのでお時間いただいております。
来週、関東にガラスチューニング施工の講習でこうしてとして行ってきます。
今回は、企業さんが受講します。
関東方面からの施工問い合わせが多いのですが、どうしても自分が移動する費用が生じるので保留というパターンが多かったわけですが、これで関東の方はサービスを受けれることになり、肩の荷が下りた感じです。
今回受講する企業さんは、自動車ガラスの交換と各種ガラスの取り扱いも出来るのでお客さんにとっては心強い存在になるかと思います。
意外といえば意外だったグラスの研磨の反響・・・・
サンプル作成から始まって、そのサンプルを見た人が買いたいという人まで現れ(汗)
まぁ・・・車と同じですべてが同じ条件でも汚い車と綺麗な車をお客さんはどちらを選ぶかって話と同じです。
今回の流れは・・・・
もともとは、DIY用にガラス研磨剤をグラス用に調合したものを注文してくれたお客さんと飲食店側のサンプル注文から生まれた取り組みです。
ただ、サンプルに関してはグラスの表面特殊研磨を出来る職人がいなかったことから車のガラスの特殊研磨をしていた自分に回ってきたお話です。
光学ガラスやレンズなどで使用される研磨剤を車や飲食用のグラスに使用して精密研磨する人って実はいないんです。
グラスを製造とか加工とか汚れを落とす人はいても新品以上に透明度や艶光沢を出す職人は多分、国内でも自分だけだと思います。
グラスの場合は周面なので、車のガラスの平面とは違って機械研磨というものがほとんど出来ないのと、形状によって裏表の屈折率も違うので手磨き処理になります。
ちなみにガラスってのは、黙っていても加水分解で痛むものです。
なのでいくら綺麗に洗ってもガラス表面の凸凹は発生しますので定期的に研磨をする必要があります。
つけ置きは特に痛みの進行は早まるものなんです。
これは汚れを取るという目的だけを考えれば、そういう手順になるんですが、グラス自体の痛み方の進行という面で言えばNGということです。
昨日、飲食店さんから依頼のあったサンプルを納品してきました。
すると・・・そのお店のお客さんがサンプルを見て売ってくれということになったらしいです。
勿論、あくまでもお店側の「以下に衛生的できれいなグラスをお客さんに提供しているか」というPR用のグラスで非売品であること、100円ショップ品質ですよってことは説明したそうなのですが、逆にそれが驚かれたそうで・・・・・・・・
品質関係なくして透明度と艶光沢を出す技術に感動したとのこと。
自分が車のガラスの精密研磨職人ということを聞いて更に驚かれたそうで・・・
比較用のグラスも研磨したグラスも新品ですが、研磨した杯が新品以上に仕上げられるということに気づいたそうです。
さすがに100円ショップ品質のものを資材代や人件費を重ねての値段で売るのは気が引けてしまい・・・・
そのお客さんには「ネット等でも品質の良い物が売っているのでそれを購入されて頂ければ施工というものはできます」と説明してきました。
ただ、思い入れのあるグラスなど万が一の破損で代替品では済まないものに関してはお断りしてます。
今日の午後にオーダーメイド研磨したグラスの杯を納入してきました。
すると・・・先ほど納入先からの連絡が来て、飲食用のグラス販売をしている方から「これはどうやったら出来るのか?」「すごい透明度だ」との驚かれました。
そりゃそうです。
光学ガラスやレンズを製造する技術なので通常では出来ない品質になります。
ただ、綺麗にするというだけなら非常に簡単なことではあるんですが・・・・・・
これを新品よりも透明度を上げて艶光沢を出す、ガラス表面の凸凹をフラットにして光を正しく入射させるのも簡単ではないです。
まず、グラスは周面の場合が多いので360度を均等に職人の手作業で行います。
1個1個の個体差があるのでマニュアルとおりの一律施工では品質が悪くなります。
今回の杯は、2日間時間をいただきました。
とある飲食店さんから舞い込んだ日本酒用の硝子の杯の精密研磨。
最初はこんな感じでした。
ちなみに新品で一見綺麗に見えますが、光を当ててみると実際はグラス表面の凸凹の影響で白濁した感じに見えることがほとんどです。
これは、どうしても空気に触れているとなってしまうことなので仕方のないことですが、ガラス研磨を行わない限り解決はしません。
新品だから一番透明な状態ということではありません。
そこをさらに透明度と艶光沢を上げるのがオーダーメイド研磨になります。
今回、飲食店さんからの依頼理由を聞いたところ
「当店では、如何に綺麗で清潔なグラスをお客様に提供するか?ということをPRする」とのことでした。
現実的な問題として、ガラス表面の凸凹は確かに汚れが入り込みやすいので重曹とかクエン酸とかを使うわけなんですが・・・
ただ、そういった洗剤関係がグラス表面の凸凹まで修復をしてくれるわけじゃありません。
なのでグラス表面の凸凹をフラットにしない限り、何度も同じ箇所に汚れが再発するということです。
症状が進行すると、つけ置きという感じになりグラスそのものの表面をさらに傷みつける感じになります。
グラス表面の凸凹を特殊研磨除去を行って出てきたガラスのカスです。
この凸凹を除去することで光が正しく入射して透明度と艶光沢が上昇します。
ライトの距離を遠くするとふわっと感
ライトの距離を詰めるとクッキリ感
日本酒用の杯ですので、実際に日本酒を入れてから仕上がりを見ます。
簡単そうに思える研磨ですが、周面の屈折率などを誤ると光がそれぞれ勝手な方向に流れていくので時間と神経を使う作業になります。
当方で行う飲食用のグラスの特殊研磨は、光学ガラスやレンズなどを製造する際の技術を応用しております。
また、注文はオーダーメイド施工になります。
ある方から「サンプル用に日本酒用の硝子杯の研磨出来ますか?」とのご依頼があり、急遽予定を変更して硝子杯を購入してきてサンプル作りをしています。
新品とはいえ・・・杯の表面は結構荒れてます。
なぜかと言うと飲食用グラスなども製造工程には洗浄工程はあっても磨きの工程がない、そのまま出荷されるので手元に来るまでに加水分解は少なかれあります。
なので当方が車のフロントガラスに関しても飲食用グラスにおいても製造工程にはない特殊な研磨をすると新品以上になりますよってのは、こういうことなのです。
杯の表面の凸凹が除去されて排出されたガラスのカスです。
粗削り工程終了
主にガラス表面の凸凹を除去する工程です。
そこから粗削りで大まかに研磨した表面を整えていく2次研磨工程を行ないます。
2次研磨は、周面屈折率を整える工程なので時間を掛けながら施工していきます。
この工程で艶光沢が現れ始めます。



















