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 臨書とは


書道を習って

ある程度時間が経つと

古典の臨書を勧められるかもしれません。


臨書とは

昔の字が上手い人の手本を見て

ひたすら真似をする作業です。

ざっくりと言えば…


書道会の中には

臨書しか書かないところもあると聞いて

驚いたことがあります びっくり


ぶっちゃけ

何が楽しいんだろう…

と思いました。

失礼!


自分の個性を出せることが

書の醍醐味なんじゃないの?と

生意気に思ってました。





 貴重な時間


何年ぶりかに臨書を書いて


『久しぶりに臨書の仮名を書いてみて感じたこと』こんにちは!彩苑です。初めての方はこちらもどうぞ→プロフィール先日書道用具の高騰から使用する紙を少し変えてみようかと思ったワタクシ『書道のやり方を変えて節約で…リンクameblo.jp


正直

やっぱり止めとこうかと

思わないではなかった。

書けなくて


でも今月だけでも

提出しよう


筆を変え

気持ちを落ち着けて


出来うる限り忠実に

書いている時の集中を最高レベルにして

息も止まってたかも


そしたら

その時間が

貴重で楽しかったです。


日常では

情報をいかに素早く探して

スマホ画面でナナメ読み


古典を書き写すことは

対極の行為だからかもしれません。





 臨書は“吸う”こと


そういえば

臨書にひたすら取り組む

書家さんの記事を

前に読んだな…


スクラップを

探してみたら、ありました。


2013年2月23日

朝日新聞 土曜班 be フロントランナー

書家 柿沼 康二さんのインタビューです。


「古典の臨書は、呼吸でいえば

 『吸う』行為にあたる。

 きちんと吸わないと、制作という形で

 『はき出す』ことはできないんですよ」


はき出すだけだと足りなくなる

吸うから出せるということでしょうか


また、こんな文章も


たとえ臨書であっても、毎回全く

同じものを書くことは不可能だ。

「実は毎回創造をしている。

 その感覚的な違いを突き詰めていくと、

 最終的に個性になる」


同じようなことを

養老孟司さんもおっしゃって

いました。




 両方大事


それにしても

長く書道をやってきて

臨書を書く意味が

ようやく分かるなんて


つまらーん と思った時に

先生に聞いてみたら良かったのに。


書けと言われて

何も考えずに書いてきた

のみならず

取り組む姿勢が甘かったね


これからは

吸うとはき出す

両方大事に書いていきます。








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