過去記事の修正 89 クラシック編 | geezenstacの森

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過去記事の修正 89

クラシック編

 

 現在毎日200アクセスほどの平均になっていて解析を見るとほとんどがクラシックの過去記事が占めています。しかし、10年以上前の記事はほぼ映像や写真が消えているものがほとんどです。今回文も写真の入れ替えや、新しく音源を復活させて記事にしています。まあ、もともと誤字の多いのは容赦ください。

 

 

 ロリス・チェクナボリオンの名前を耳にしたのは1970年代中頃でしょうか。丁度彼がイギリスに活動の拠点を移した頃で、めきめきと頭角を現しRCA盛んに録音していました。メータと一つ違いですが同期のスワロフスキーの門下生です。その中の一つにこのポロディンもありました。しかも、いきなりボロディンの交響曲全集として登場したのです。多分全集としては最初のものではないでしょうか。

 

 

 このCDでもコルゼンパは、ワーグナーの作品を3曲演奏しています。余程お得意だったようで1998年の来日時のコンサートではこれらの作品を取り上げて演奏していました。このCDは録音は1984年ながら1997年の発売のものなので、ひょっとして主催者側でこれらの曲をコンサートにリクエストしたのかもしれませんな。

 

 

 これはロイ・グッドマン/ハノーヴァーバンドのベートーヴェン交響曲全集の中の一枚です。オリジナル楽器によるベートーヴェンの交響曲全集としては多分一番最初に完成されたものです。1982年から開始され、足掛け7年かけて完成されています。1980年代はオリジナル楽器によるベートーヴェンの交響曲全集のラッシュの時代でした。デッカ翼下のオワゾ・リールからはホグウッド/エンシェント室内管弦楽団、EMIからはノーリントン/ロンドン・クラシカル・プレイヤーズのプロジェクトが進んでいました。

 

 

 これはドラティのベートーヴェン交響曲全集の中の一枚です。こういう録音が今回初CD化とは驚きです。マリナーとともに膨大な量の録音を残しているドラティですから、まだまだ未CD化の録音が登場する可能性はありますわな。このベートーヴェンの交響曲全集はアナログ末期という時期の録音ですから音質的には万全です。それにしても、グラモフォンがドラティでこういう録音を残していたとはにわかには信じられませんでした。

 

 

 この2枚組のCDは1813年に設立された「The Royal Philharmonic Society」の175周年を記念したアルバムということです。もともとは器楽曲の演奏を促進するためロンドンで設立されたもので、常設のロンドンオーケストラや室内楽コンサートを理想的な形で実現させるという事が目的だったようです。ハイドンの交響曲第のザロモンセットで有名なヨハン・ペーター・ザロモンも一枚噛んでいたようです。詳しくはクリックして記事を読んでください。

 

 

 第二部はメンデルスゾーンから始まります。このCDのプログラムは第1回のコンサートに経緯を飛揚してはいますが、それとまったく同じではありません。あくまでも、「The Royal Philharmonic Society」の175周年を記念していますから、この協会に深く関わりのある曲が取り上げられているのです。それが先にもちょっと触れたこの「イタリア交響曲」です。

 

 

  この演奏、当初はBMG翼下のArte Novaから発売されていました。しかし、現在ではOehms Classicsからの発売となり価格が上がってしまっています。何でこんなことになってしまったんでしようかね?不理尽です。もともとARTE NOVAはディーター・エームス氏が社長を務めていました。そうなんですOehms Classicsのエームス氏なんですね。でもって、ARTE NOVAの原盤をかっさらって自分のレーベルを立ち上げたというわけです。で、価格を上げてその分をがっぽり稼ごうというわけですね。

 

 

 ニューヨーク・フィルハーモニックを去り、常任指揮者としてではなくフリーの立場で指揮したものが1970年代から大量に発売されるようになりました。そんな中にこのフランス国立管弦楽団を指揮したものが含まれていました。二ユーヨーク・フィルとの録音から僅か8年後の再録音でしたが、冒頭から、まるで異次元の音楽かと見まごうべき仕上がりでビックリしたのを覚えています。

 

 

 このムーティの「ロマンティック」は発売当時某評論家がベタホメした演奏ということで話題になり、その後廃盤になった時にはプレミアがついて高値で取引されたという曰く付きの演奏です。確かに、1987年に発売された音楽之友社の「新編名曲名盤500」ではその評論家だけがこのムーティの演奏をベストワンに取り上げています。その後に出版された同種の雑誌では、この評論家が外されているのでムーティの録音はベスト盤の片隅にもありません。

 

 

  このレコード現地ドイツで見つけたものですが、多分INTERCORD の廉価版シリーズがこの「SAPHIAR」レーベルで発売されていたものだと思われます。ジャケ買いの一枚で、モーツァルト、セレナーデの単語をチェックし、さらにギュンター・ヴィッヒの名前の知識にあったので捕獲したものです。ギュンター・ヴィッヒは1970年代に頻繁にNHK交響楽団に客演していました。

 

 

 70年代からN響の招きで来日して活躍してくれたのが遠い思い出です。ドイツ系の指揮者としては中心となるベートーヴェンやブラームス、シューベルト、シューマンなどの全集を残していてくれていますが、それ以外にもドヴォルザークの全集も残しています。東欧系の指揮者ならともかく、ドイツ系の指揮者としてはこれは珍しい部類でしょうね。