シジュウカラ遂に巣立ち!後編 ~緑深い自然の中へ~
巣箱から飛び立ったヒナ達は
しばらくその周りの
いろいろなところに留まり、
お互いに呼びかけあって両親を探す。
鳴き声が賑やかで可愛い。
何と言っても
10羽のヒナの鳴き声と、
それを心配する親の鳴き声が
頭の上で交錯している。
それぞれ
どんなところに留まっているかというと、
ここは隣の家の、2階の屋根の上。
お目目がぱっちりで可愛いですね。
何と言っても初飛行。
どのように飛んで、
どのように力を制御し
どのように方向を操作するのか
分かりはしない。
行先は
翼に聞いてくれ、とでも言いたげに、
それぞれが
勝手なところに留まっている。
このヒナは、
2階ベランダの物干しの上。
背伸びして親を探します。
なんでこんなところに居るのか、
自分でも分からない。
こちらは親と一緒。
だけど親は、
1羽にだけ構っているわけにはいかない。
高いところから、
ヒナ達を見つけて、
集合をかけるのに余念がない。
こちらは
ヒナだけ2羽。
とりあえず、
仲間がいれば安心だ。
でも、
これから
餌の見つけ方や、
ひまわりの種の割り方や、
いろいろなことを教わらなければ生きていけない。
親と迷子になったら、
自活しないといけないので、
それはきっと大変だろう。
せめて1週間くらいは、
親から離れないようにしておくれ。
親鳥は
2羽とも高いところに陣取り、
さかんに子供達に呼びかける。
ヒナ達が巣立った
巣箱から見た風景。
この場所で飛び立つと、
当然のことながら、
右前方の木の枝に飛び込むことになる。
だけど繁っているから、
枝をきっちり確保するのが
初めての飛行では難しい。
だから、
ブッシュに突っ込む感じで枝に乗る。
写真中央部に
三脚が写っているのがお分かりでしょうか。
そこが私の撮影位置。
撮影状態を分かっていただくために
少しアップにしてみましょう。
知らなくてもいいことかもしれませんが、
せっかくですからお付き合いください。
この三脚にカメラをセットし、
巣箱の出入り口を狙っていました。
後ろにある赤いものは、
小さなパイプ椅子。
雨の日は、
フェンスから壁に傘を開いて渡しておきます。
さて、
みんなが巣立った巣箱の中。
念のために覗いてみました。
おそらく最後の最後に
掃除し忘れた糞が
わずかに3個だけ。
10匹のシジュウカラの赤ちゃんが、
2週間余の間に、
きっと200回以上は糞をしただろうに、
見事なまでの奇麗さである。
ヒナ達は、
しばらく巣箱の周りのブッシュで、
賑やかにしゃべっていたが、
親鳥がどのような号令を発したものか、
いっせいに開けたところへ飛んでいった。
三脚の置いてあった撮影場所から、
巣箱と反対側を向いた景色である。
晴天・無風。
そしてこんな環境。
カラスやヒヨドリの声は全く聞こえない静かな朝。
それはとりもなおさず、
一番巣立ちには安全な朝であった。
あの緑の中には
きっとたくさんの虫もいることだろう。
ブッシュもあって身も守れる。
しばらくして、
しっかり飛行できるようになったら、
また私の家の庭に帰っておいで。
たっぷりのひまわりの種と、
たっぷりのきれいな水を用意しておくから。
再会を楽しみにしていますよ。
<私のブログへお出でになった皆様へ>
シジュウカラの巣立ちの様子を、
3部作でお送りいたしました。
これで、
シジュウカラの子育てブログも
無事に終了しました。
いつもいつもお出でいただき、
熱い応援のコメントもたくさんいただき、
ありがとうございました。
心からお礼を申し上げます。
そして、
これからもよろしくお願いいたします。
シジュウカラ遂に巣立ち!中編 ~何と10羽もいた!~
2011年5月25日(水)、
午前8時48分。
我が家の巣箱で営巣していたシジュウカラが、
遂に旅立ちの日を迎えた。
中で何羽が育っているのか、
写真を撮っても数えられなかったので、
巣立ちの瞬間に、
一羽ずつ数えるつもりで用意する。
2羽目が顔を出す。
1羽目と違って、
顔を出した時はもう飛び立つ姿勢。
中で、
初飛行の心構えはでできていたみたいだ。
1羽目はこんなところに留まっている。
留まっているというより、
この枝に突っ込んだ、
と言った方がいいかもしれない。
私の頭の上の枝。
その上のヒナを写している間に、
もう次のヒナは
巣の上に乗っている。
なんでこのヒナだけ
ここに居るのだ、と
あとで妻に聞いたら、
このヒナは、
出口で足が引っ掛かって、
しばし宙ぶらりんになり、
そこで羽ばたいて上に乗ったのだという。
惜しいシーンをカメラに撮れず 残念!
頭上のヒナなんか狙うのではなかった、と
後悔しても後の祭。
(ここで、なぜ妻がそれを知っているのかとお思いでしょうが、妻は何と私の作ったお手洗いの特別
覗き装置で、一部始終をミラー越しに見ていたらしい。私もあとでそれを聞かされびっくりした次第。
ミラーの秘密兵器がひょんなところで役に立った。)
その役者のヒナが
上に乗っている間にも、
次から次に
ヒナが顔を出してはすぐに飛び立つ。
本当に、
巣箱の中では
きっと並んで待っていたのではないかと思えるほど、
整然と、
そして間隔を置くことなく
次々に飛び出してくる。
数匹出たところで、
外の鳴き声が賑やかになる。
親は
外に出たヒナの面倒を見ながら、
巣箱の中にも呼び掛ける。
電線の上から、
餌を咥えたまま羽を震わせ、
早くおいで、と誘いをかける。
巣立ったヒナが、
親に餌をねだる時、
羽を小刻みに震わせることは、
皆さんはご存知だと思うが、
それと同じようなことを親がしている。
きっとその行為は、
ヒナの動作と違い、
「こうやって羽ばたいて飛ぶのよ!」 と、
羽の使い方を教えてやっているのだと思う。
箱の上のヒナも、
仲間と同じ木の枝に
もう一度羽ばたいて、
6羽飛び立ち、
7羽飛び立ち、
次から次へと飛び立っていくが、
両親は
外からしきりに中のヒナに呼びかける。
9羽飛び立ち、
中にまだ、
ヒナがいるのかどうかさえ私には分からないのだが、
親鳥は
自分が何羽の子供を育ててきたのか、
数の意識があるのだろうか。
きっと数えられないだろうとは思うが、
数えられるかどうかの能力には関係なく、
シジュウカラは
驚くべき賢い行動 を見せた。
巣箱の中に自分が入って、
そして最後の1羽を確認し、
外に出るように促したのだ。
最後の1羽。
私には
最後かどうかは分からないが、
親は確認済みである。
この1羽が巣箱から飛び立つ。
ジャァ~~ンプ!
めでたく全員が巣立ちを終わった。
時刻は8時52分。
巣立ちが始まってから、
わずか4分余りの時間である。
躊躇するものなど1羽もいない、
まるで計画された行事のように、
完璧にこなして終わった。
中にもうヒナの気配はない。
親鳥は、
ヒナに全員集合をかけながら、
大忙しである。
鳴き声が賑やか。
念のため
しばらくして巣箱の中を覗いたら、
しっかり空っぽであった。
妻と一緒に数えた数は、
何と
全部で10羽。
こんなに多くのヒナを
見事に育てあげました。
あっぱれ! と言うしかない。
そして、
全員の巣立ち、 おめでとう!
最後の 後編 では、
巣立ち後のヒナの様子などを
写真を交えて報告します。
可愛いヒナの顔が
ばっちり写っていますので、
ぜひまた見にきて下さい。
シジュウカラ遂に巣立ち!前編 ~快晴・無風の日~
2011年5月25日(水)、
昨日の雨が嘘のように、
快晴・無風。
私がシジュウカラの親なら、
巣立ちにこんな絶好の日はないと判断する。
だからきっと、
我が家のシジュウカラも判断しているだろうと、
カメラ・三脚・簡易イスの支度を整える。
5時ごろから様子を見ているが、
親の呼びかけが激しい。
イモムシを持って来ていながら、
簡単には中に入らず、
外へ出てくるように
しきりに促す。
この呼びかけは
3日ほど前から目立つようになった。
私は、
昨年も1年間、
子育てをじっくり観察してきたので、
今では
シジュウカラが何をしゃべっているのかが
分かるような気がしている。
この鳴き声は、
子供に自立を促す声。
今朝は、
きっと巣立ちがあると確信する。
両親が、
同じ呼びかけを続ける。
でも、
ヒナにとっては初めての世界。
飛び方の予行演習だってできていない。
だから当然躊躇はある。
まだ決心がつかないと思えば、
親はやむなく中へ入って
そしてヒナに餌をやる。
だけど
餌を運んでくる度に
呼びかけはやめない。
8時ごろ、
自分も朝食の時間なので、
いったん部屋に入って朝食を取る。
朝食を終わり、
お手洗いに行って
窓に取りつけたミラーを見たら、
何と子供の顔が見える。
これは用なんか足してられない。
もう一度
あわてて観測地点へ戻る。
中のヒナが反応を始めた。
出入り口から顔を覗かせている。
初めての世界。
親からどんなところか
聞いているのだろうか。
初めての飛行に、
不安なんかはないのだろうか。
ちょっと思案顔・・・。
でも、
決断はきっともうすぐ。
私の判断に間違いはない、と思う。
顔を出しては親を呼ぶ。
所在だけは確認しておかないと、
出てから親を見失ったら、
自分の命が危ない。
ひと声ふた声鳴くと、
間違いなく両親はそこにいた。
「早く出てお出で!」 と
迎えに来てくれる。
でも、やっぱりちょっと怖いな~。
「ほんとに大丈夫?」 と問いかけると、
親はフェンスの上から、
「大丈夫だよ」、と答える。
「ほら、早く!出ないと後ろがつかえてるでしょう」
後ろの子供達が
早く出たがっているかどうかは分からないが、
しきりに誘うところを見ると、
親はきっと子供の心理を分かって言っているのだろう。
一番手を切って、
外へ飛び立ち、
空を舞うのはやはり勇気がいることだろう。
今朝、
初めて顔を覗かせてから、
出たり入ったり、
あるいは選手交代があったかもしれない、
遂に巣立ちの時を迎えた。
「え~ぃ!」
勇気をふるって、
出た~~っ!
ヒナが顔を覗かせ始めて、
約20分ほど経った
2011年5月25日、
午前8時48分の出来事でした。
それにしても、
無事に巣立ちの時を迎えられて、
まずは
めでたしめでたし! でした。
全部を一気に書くと長くなるので、
この最初のブログでは
巣立ち開始までの前編 だけにとどめます。
あと、
全員巣立ち終了までの中編 と
巣立ち後の様子の後編 を
今日中にアップしますので、
あとからまた、
見に来て下さいね。
国立駅北口に命誕生 ~ツバメの赤ちゃん~
国分寺市に住む私は、
最寄りの駅が国立駅なので、
国立駅北口はよく利用する。
その北口駅前の大きな木の上で、
カラスのヒナが誕生 し、
無事に巣立ったことを
5月7日のブログで書いた。
「カラスの子供達 ~もうすぐ大空へ~ 」 がそれだが、
そんなめでたい話題も、
1週間もしないうちに凍りついてしまった。
何と、
同じ北口前で、
前方不注意の車に
歩道を歩いていた小学生がはねられ、
悲しいことに
その 幼い人の命が失われた のである。
ドライバーの不注意が生んだ
痛ましい事故。
その様子は次のブログで
皆さんにもお知らせした。
5月13日のブログ、
今でも
そばの電柱には
ひっそりと花束が置かれ、
見る人の悲しみを誘う。
そんな国立駅北口で、
今度は
ツバメのヒナが誕生 した。
まだ目も開いていない
生まれたばかりのヒナがいる。
この親鳥と、
次の写真の親鳥は
別々の親鳥だが
皆さんは分かりますか。
一羽が餌を食べさせて飛び去ったら、
すかさずもう1羽が入ってくる。
2羽の、
巣への取りつき方に注意して見て下さい。
1枚目の親鳥は、
尾羽をさほど広げていないが、
2枚目の親鳥は
尾羽をしっかり広げて
安定を保っている。
親鳥は、
駅舎の
改札を出た所の屋根の下に
猛スピードで入ってくるが、
巣の直前で体を立てて、
スピードダウン。
そのまま巣に取りつくのだが、
どちらかというと、
こちらの親鳥は、
巣に乗っている感じ。
餌を口に運んでやる。
口移しというには、
余りにも深く入り過ぎ、
親鳥は息もできない。
ヒナは、
親鳥の頭まで飲みこみそうな勢いである。
そう言って口を外したかどうかは分からないが、
巣に乗っかって、
ヒナにこれだけ近づきながら餌をやる
こちらの親鳥は、
きっとメスかもしれない。
オスは、
ヒナに恐る恐る接近し、
壊れものにでも触る感じで餌をやる。
巣の横に
ちょこんと取りつき、
尾羽を広げて懸命にバランスを取っている親鳥の方が、
きっとオスではないかと思う。
この巣は、
国立駅北口を出て、
ちょっと右を向いたところの天井にある。
その国立駅北口の
不思議を1つ。
この写真を見て、
何気なく閉塞感をお持ちだと思うが、
国立駅北口は
改札を出たら前がロータリーになっている
広い場所であるにも関わらず、
看板が邪魔をして、
全く先が見えない。
私は、
全国何百箇所の駅の出口を見てきたが、
改札を出て、
いきなり看板で目隠しをしてある
そんな無粋な駅なんて一か所もなかった。
外から接近しても、
改札なんてまるで見えない。
国立市は、
南口が大学通りでメインであり、
北口は、
一分も歩けばもう国分寺市なので、
全く景観なんて眼中にないようだ。
否、
むしろ国分寺市が見えないように、
嫌味で看板を立てているようにも見える。
ここに看板を立てようと、
提案し、実行した人の頭脳を疑う。
よっぽど何かこだわりを持った
個人主義に固まった愚か者が作ったに相違ない。
今、
国立駅は
新しくなろうと改築中であるが、
北口の看板が
撤去されるのかどうかは定かではない。
看板が継続されるとしたら、
国立市の行政は
市民目線でないことがはっきりする。
そんな視界の悪い国立駅北口。
この歩道上で起きた。
道路中央に立っているポールに沿って、
自分のことしか考えていない、
非常識な主婦が運転する
お迎えの車が、
恥も外聞もなく
違法承知の駐停車をする。
そして、
それは親から子に、
愚かにも引き継がれていくのである。
国立駅北口の、
目隠しをされた駅前。
事故は起こるべくして起こったのかもしれない。
命が生まれ、
命が失われ、
そしてまた
命が生まれた
国立駅北口の
雨に濡れた薔薇 ~美の極み・ピエールドロンサール~
昨日は久々の雨。
でも、
決して恵みの雨ではない。
雨と一緒に
放射性物質が大量に降ってくるのは
言わずと知れた事実。
そんな中、
自然はそんなことには一向にお構いなしで、
時期が来れば
ちゃんと花が咲く。
ピンクのバラの女王
「ピエール・ド・ロンサール」 が
一気に開花した。
花びら全部がピンクなのではない。
実に見事な花色である。
一点の曇りもなく、
世の中の穢れなど
全く寄せ付けないような気高さ。
大きく開花して、
さらに色合いに輝きを増す。
雨を含んで
花が重くなっているが、
必死に耐えて
美しさを失わない。
この花などは、
みんな一斉に咲いたら、
一体どうなるのだろう。
1本の枝である。
咲き始めだから、
木に勢いがあるので、
まだこのような咲き方にも耐えられる。
頑張って咲いてもらおう。
そんな美しさの中にあっても、
現実に目を向ければ
心が冷える。
政府は
東京における放射性物質の降下を
ひたすら隠し続ける。
神奈川や埼玉や、
各地の茶葉から
セシウムが検出されたが、
直ちに健康に被害はないというひとことで
うやむやにしている。
放射性ヨウ素は
検出されなかった、らしい。
人をばかにするにも程がある。
半減期8日のヨウ素が
検出されないくらいに減少するのをたっぷり待ってから、
初めて計測して、
検出されなかった、もないもんだ。
茶葉は飲まなきゃいいのだから
そんなことはどうでもいい。
問題は、
そんなところまで飛んできた放射性物質が
東京だけに降らないなんて
絶対にそんなことはないということだ。
茶葉に出るということは
すでに人はそれらをたくさん吸いこんで、
内部被ばくが開始されているということ。
それも、
垂れ流しの放射能を
毎日毎日吸いこんでいるのである。
茶葉からは消えても、
人が吸い込んだヨウ素は、
確実に20%は甲状腺に沈着している。
それが毎日続くのである。
体内汚染は
ネズミ算式に増えて行く。
直ちに影響はない、なんて
楽観的に考えたらいけない。
5年後、10年後、20年後の
子供達の命が危ない。
すでに福島では、
耳のない兎が生まれたと騒ぎになっているし、
たんぽぽにも異変が起きているらしい。
それはそうだろう、
発表される値より
はるかに高い放射性物質が
連日降り注いでいるのだから。
校庭の放射線の
許容量を、
政府が少ない方に訂正しないのは、
許容量を訂正すると、
それ以上のところは
みんな使えなくなり、
福島の学校使用に影響が出るから、なのではない。
日本の中心で1200万人が住む
この東京都も
その対象地区になってしまうからである。
責任と補償が、
あるいは賠償が膨大なものになるのに加え、
都市機能がマヒしかねないので、
国民を犠牲にして
見て見ぬ振りである。
世界各国は
日本が放射能被害の実験国になっているのを
興味を持って見つめている。
きっと
5年後、10年後、20年後の
貴重なデータがとれると思っているのだろう。
私の知っている人の奥様は、
10歳にもならない時にチェルノブイリ事故にあい、
何も知らずにその近辺で育ち、
そして25歳になった今、
甲状腺に異常が見つかった。
当然政府は知らぬ顔。
苦しみは
今から始まる。
20年以上経ってから始まるのである。
子供の命は
親が賢くなって
守ってやるしかない。
現実が余りにもひどい状況なので、
美しいものを見ても現実に引き戻されてしまう。
美しくて、
やがて悲しきバラの花。









































