雨に濡れた薔薇 ~美の極み・ピエールドロンサール~ | Totoronの花鳥風月

雨に濡れた薔薇 ~美の極み・ピエールドロンサール~



昨日は久々の雨。


でも、


決して恵みの雨ではない。





雨と一緒に


放射性物質が大量に降ってくるのは


言わずと知れた事実。




そんな中、


自然はそんなことには一向にお構いなしで、


時期が来れば


ちゃんと花が咲く。




ピンクのバラの女王


「ピエール・ド・ロンサール」 が


一気に開花した。




Totoronの花鳥風月-pi1


花びら全部がピンクなのではない。


実に見事な花色である。





Totoronの花鳥風月-pi2


一点の曇りもなく、


世の中の穢れなど


全く寄せ付けないような気高さ。






大きく開花して、


さらに色合いに輝きを増す。


Totoronの花鳥風月-pi3


雨を含んで


花が重くなっているが、


必死に耐えて


美しさを失わない。







この花などは、


みんな一斉に咲いたら、


一体どうなるのだろう。



Totoronの花鳥風月-pi4

1本の枝である。




咲き始めだから、


木に勢いがあるので、


まだこのような咲き方にも耐えられる。





頑張って咲いてもらおう。





そんな美しさの中にあっても、


現実に目を向ければ


心が冷える。







政府は


東京における放射性物質の降下を


ひたすら隠し続ける。





神奈川や埼玉や、


各地の茶葉から


セシウムが検出されたが、


直ちに健康に被害はないというひとことで


うやむやにしている。





放射性ヨウ素は


検出されなかった、らしい。





人をばかにするにも程がある。





半減期8日のヨウ素が


検出されないくらいに減少するのをたっぷり待ってから、


初めて計測して、


検出されなかった、もないもんだ。





茶葉は飲まなきゃいいのだから


そんなことはどうでもいい。






問題は、


そんなところまで飛んできた放射性物質が


東京だけに降らないなんて


絶対にそんなことはないということだ。







茶葉に出るということは


すでに人はそれらをたくさん吸いこんで、


内部被ばくが開始されているということ。








それも、


垂れ流しの放射能を


毎日毎日吸いこんでいるのである。





茶葉からは消えても、


人が吸い込んだヨウ素は、


確実に20%は甲状腺に沈着している。




それが毎日続くのである。





体内汚染は


ネズミ算式に増えて行く。






直ちに影響はない、なんて


楽観的に考えたらいけない。






5年後、10年後、20年後の


子供達の命が危ない。





すでに福島では、


耳のない兎が生まれたと騒ぎになっているし、


たんぽぽにも異変が起きているらしい。






それはそうだろう、


発表される値より


はるかに高い放射性物質が


連日降り注いでいるのだから。






校庭の放射線の


許容量を、


政府が少ない方に訂正しないのは、


許容量を訂正すると、


それ以上のところは


みんな使えなくなり、


福島の学校使用に影響が出るから、なのではない。





日本の中心で1200万人が住む


この東京都も


その対象地区になってしまうからである。






責任と補償が、


あるいは賠償が膨大なものになるのに加え、


都市機能がマヒしかねないので、


国民を犠牲にして


見て見ぬ振りである。






世界各国は


日本が放射能被害の実験国になっているのを


興味を持って見つめている。






きっと


5年後、10年後、20年後の


貴重なデータがとれると思っているのだろう。






私の知っている人の奥様は、


10歳にもならない時にチェルノブイリ事故にあい、


何も知らずにその近辺で育ち、


そして25歳になった今、


甲状腺に異常が見つかった。





当然政府は知らぬ顔。


苦しみは


今から始まる。




20年以上経ってから始まるのである。





子供の命は


親が賢くなって


守ってやるしかない。






現実が余りにもひどい状況なので、


美しいものを見ても現実に引き戻されてしまう。





美しくて、


やがて悲しきバラの花。