花粉症(アレルギー性鼻炎)の整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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花粉症(アレルギー性鼻炎)の整体治療
花粉シーズンに、1/10以下にまで改善していた症例の解説です。
患者Mさん=46才-女性-主婦/会社員の症例
 
 
 
 
① Mさんの病歴・・・
患者Mさんは別件(逆流性食道炎、坐骨神経痛、咽喉の違和感など)で来院されていましたが、毎年春先(特に3月)になるとひどい花粉症になるため、花粉症に対する治療もしておくことにしました。アレルゲンはスギ、ヒノキなどだそうです。それ以外の時期も、左鼻の鼻閉が常にあるそうです。
 
 
 
② Mさんの診察
●逆流性食道炎の初診時の診察歴
・一番つらいのは喉のつかえる感じで、飲食時に強く感じるそうです。しかし実際に嚥下できない訳では無いそうです。内視鏡検査では食道下部の炎症はありますが、胃の内部の炎症-潰瘍-腫瘤や、食道の腫瘤や狭窄-拡張-変性などは無かったそうです。
・今回の症状発現の半年ほど前から、ストレス過多による暴飲暴食傾向となったそうです。その後本症になると急激に食欲が低下し、半年前より7kgほど瘦せたそうです。
・20代のころに、「かき」を食べて重度の腹痛・下痢といった食あたりを何度か経験しているそうです。ここ10年ほどは、クッキー類やパン類で軽度の腹痛が生じることがあるそうです。
・心窩部痛と言うよりは、心窩部の膨満感といった感触だそうです。胸やけは感じ無いそうです。しかし左の背中(T10付近)に背中痛が生じているそうです。時折、肩甲骨の間も痛くなることがあるそうです。
・酸っぱいもの(呑酸?)が口腔内まで上逆してきて、それはやはり起床時が一番出る事が多いそうです。
・血液検査で特段の異常は無く、ピロリ菌も検出されなかったそうです。血圧は110/70mmHgだそうです。
・問診-診察中に常時鼻をすすっておられたので、念のため確認すると、20年近く前から後鼻漏があるそうです。当時は耳鼻科で副鼻腔炎の診断をされて治療も受けていて、その時は副鼻腔炎は一応治癒したそうです。この時の診察で、軽度の鼻中隔湾曲症も指摘されていたそうです。
・さらに確認すると、同じころから軽度の喉の違和感-異物感があり、ストレスが溜まった時に増悪していて、鍼灸治療院で梅核気の診断を受けて鍼治療されていましたが、あまり改善していなかったそうです。
・口内炎や歯肉出血は特に無いそうです。
・上顎骨や前頭骨の骨叩打痛はありませんでした。左頬骨下部に著明な緊張と圧痛がありました。
・頚部前面の筋肉群の著明な緊張と圧痛がありました。甲状腺の腫脹-萎縮はなく、気管は正中に位置していました。リンパ節の腫脹もありませんでした。
・胸部聴診上、特段の所見はありませんでした。
・左胸骨左縁(R3)に著名な緊張と圧痛があり、同部上方にかけて緊張が鎖骨近くまで続いていました。
・腹部聴診上、血管雑音などの所見はありませんでした。グル音は極めて微弱でした。
・腹部触診上、心窩部に著明な緊張と圧痛がありました。また、回盲部と十二指腸空腸曲部にも緊張と圧痛があり、前者への押圧で左季肋部から心窩部に放散痛があり、後者への押圧で左背中(T10付近)への放散痛がありました。腹部全般が陥没し、左右ASISが突出して触れることが出来ました。腫瘤感や抵抗感、あるいは肝脾腫はありませんでした。筋性防御や反とう痛はありませんでした。
・元来、便通は良い方だったそうですが、本症になってからは便秘傾向になり、1週間に1度程度の排便間隔だそうです。
・月経周期は28日で、月経期間は4-5日だそうです。生理痛はクーラーなどで冷えた時に下腹部が痛くなり、それ以外では生じないそうです。排卵痛はほとんど無いそうです。
 
 
 
➂ 治療目標と整体治療
    ⑴ 肥満細胞の遊離を抑制する
    ⑵ 小腸-バイエル板の機能を抑制する

・頸部交感神経幹解放テクニック
・平滑筋テクニック
 
 
 
 
 
④ 経過と結果・・・
・Mさん本来の主訴は逆流性食道炎で、その時の初診は晩秋=11月ころ=でした。ですから花粉症のシーズン(翌年の2月頃)までは3~4か月ほどの時間的余裕があり、その間に主訴や他の愁訴ともども総合的な治療計画が立てられ、それに基づいて整体治療をしていきました。

・通年性にあった左側の鼻閉は、初診から5診目には解消していました。

・逆流性食道炎については年が明けるころにはほぼ治療は終了していましたが、ただ経過観察的に時折来院されていました。その様にしている内に花粉症のシーズン=2月=に入りました。そして2月末のスギ花粉が猛烈に飛び散り始めた頃(☚例年のこの時期=2月末=には鼻汁・鼻閉・眼の痒みなどの花粉症症状が出ていた頃だそうです)になってMさんが来院されて次の様に仰っていました。「まだ、花粉症が出ていないんです」。

・その後、3月・4月に入りましたが、ほんの少しだけ「鼻がムズムズして鼻水が出ることがありますが、(鼻炎の)お薬を飲まなくても、今までの1/10以下くらいです。」と仰っていました。
 
 
 
 
⑤  今回の症例の概説、、、
・今回のMさんの花粉症対策は花粉シーズンの数か月前から対応できましたので、Mさんは2月以降の花粉シーズンなっても全くと言っていいほど何事もなく無症状に経過しました。当院の花粉症に対する整体治療の内容については別コラム=整体治療例(下記参照)で詳細に記していますので、そちらをご覧いただくとありがたいですが、この様にして意外と簡単にアレルギー体質を改善する事ができますので、ぜひご参考にしていただきたく思います。
 
 

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●参考整体コラム
ストレートネック・スマホ首、、、ならぬ義務教育首、とその関連愁訴

 

※ その他、頭顔面の症状の治験例紹介 ※

緑内障、目やに、くま、飛蚊症、斜視の総合案内
● 耳鳴りの整体治療=総合案内

● 歯痛、歯周病、口内炎、臭い玉(口臭)、顎関節症の総合案内

● 咽喉の整体治療=総合案内

 

 

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