手湿疹(☚掌蹠膿疱症とも言われている)の整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

●当院は「整体治療」と、「2年制整体学校」を運営しています。
●各疾患・症状に対しての研究-治療成果、患者さんとのエピソード、コラムなどを掲載しています。
●当院での治療(左下欄参照)、又は学院への入学希望の方は専用メールか06-6180-6880までお電話下さい。

手湿疹?(☚掌蹠膿疱症とも言われている)の整体治療
患者Kさん=28才-男性/会社員の症例
 
 
① Kさんの病歴・・・
患者Kさんは、4年ほど前から両手の甲~五指の背面を中心に湿疹が生じていました。状態は数ミリから1-2cmほどの細長い腫脹が手(甲側)のあちこちに10か所前後あり、それぞれがやや赤紫色に変色していました。皮膚科では「手湿疹」との診断を受け、副腎皮質ステロイド剤の処方を受けたそうです。しかし、効果は全く無かったそうです。漢方医(☚薬剤師 ?)から「掌蹠膿疱症ではないか」との指摘を受け、漢方薬の処方を受けていたそうです。しかしこれもほとんど効果は無かったそうです。痛みや痒みは無く、日常生活に支障はほとんど無いそうですので、それ以来、ずっと放置状態だったそうです。
 
 
 
② Kさんの診察
・血圧は110/70mmHgで、今まで血液検査やレントゲン検査で、特段の異常を指摘されたことは無いそうです。
・足(の裏)には何も生じていませんでした。下肢や手・顔の浮腫はありませんでした。
・顔色-血色は良く、アトピー性皮膚炎、酒さ、血管腫、出血傾向、紅斑などの皮膚所見はありませんでした。しかし、両手の皮膚はややチアノーゼ気味に見えました、
・前腕コンパートメントに硬い緊張がありました。
・甲状腺の腫脹や萎縮はありませんでした。
・食欲は普通で体重減少も無いそうです。咳-痰や悪心-嘔吐も無いそうです。
・数年前からほぼ毎日後頚部~頭頂部に頭痛やコリ感(痛み)があるそうです。ひどい時は鍼灸院や整骨院で治療を受けていたそうです。
・聴診上、頚部や胸部-腹部の血管雑音は聴取されませんでした。心音-呼吸音にも異常はありませんでした。グル音は軽度聴取出来ました。
・腹部触診上、特段の所見はありませんでした。
・胸鎖乳突筋、斜角筋群、頸長筋や後頭下筋群など、頚部の筋肉群全般に緊張と圧痛がありました。鎖骨上窩に硬化した緊張がありました。
・C6-C7にLPIのサブラクセーションがありました。
 
 
 
③ 治療目標と整体治療
   ⑴ 鎖骨下動静脈の解放
   ⑵ 前腕コンパートメントの緊張緩和-前・後骨間動静脈の解放
   ⑶ 母指主動脈、第1中手動脈の解放 (☚5診目より追加)

・頸椎のアジャスト
・鎖骨下動静脈解放テクニック
・前腕コンパートメント解放テクニック
・母指主動脈、第1中手動脈解放テクニック (☚5診目より施術)
 
 
 
④ 経過と結果・・・
・3診目来院時、「(湿疹部の)手の皮がむけてきました」と仰っていました。また、「こんな事は手湿疹が出来てから、この4年間で初めてです」と仰っていました。

・5診目来院時、ほとんどの手湿疹はかなり解消していたのですが、右手の親指と人差し指だけに手湿疹が残存していましたので、「母指主動脈、第1中手動脈の解放」の目的で「母指主動脈、第1中手動脈の解放テクニック」を追加施術しました。

・7診目来院時、両手の湿疹はほぼ解消していました。
 
 
 
 
⑤  今回の症例の概説、、、
・今回のKさんの「手湿疹(☚皮膚科医の診断)」あるいは「掌蹠膿疱症(☚漢方医?の診断)」と言われている手の甲部を中心とした複数の発疹ですが、その原因-疾患名はよく分かりませんでした。私も初めて見る発疹で、今まで他の患者さんで何度も見てきた典型的な手湿疹とは、明らかに質を異にしていました。また、典型的な掌蹠膿疱症はその嚢胞が手掌に出来やすく、あるいは足の裏にも生じやすい事から、Kさんの所見とは微妙に異なるので、これも同意しづらいものがありました。
 
・従って、今回の手の発疹に関しては、「全くの手探り状態」で施術するしかありませんでした(☚出来るかぎりの除外診察はしたつもりですが)。そして、結局は「とりあえず、手の動静脈血の循環回復-改善させてみよう」と考えました。これは、鎖骨上窩や前腕コンパートメントに硬化した緊張がありましたので、これらの部位で動静脈血の循環状態に問題(軽度の阻血)があるのでは、と予想したからです(☚両手の色がチアノーゼ色に見えたのは、そのせいかもしれません)。ただ、これがKさんの手の症状に関連しているかどうか、はこの段階では自信がありませんでした。
 
 
・しかし、Kさんが3診目で「(湿疹部の)手の皮がむけてきました」と仰っておられる様に、皮膚-表皮のターンオーバーが亢進してきているのでは、と思われる様な所見が3診目から現れ始めましたし、結果的に7診目でほぼ完治ですから、血流障害が今回のKさんの原因不明の発疹に関係していたのでは、と思われます。
 
・掌蹠膿疱症は血流改善だけで治癒するタイプの疾患ではありませんから、今回の整体治療で逆にそれが否定されるのでは、と思います。その意味では、手湿疹的な機序による発疹の可能性が高いのでしょうが、それでもしかし、今まで見てきた手湿疹とは明らかにその様態が異なっていたので、恐らくは何らかの細菌が、血流減少によって虚血状態にあった手の局所免疫力が減退して、腫脹性の発疹が生じていたのでは、と思っています(痛み-痒みが無い…理由はよく分かりません。ひょっとしたら真皮内の神経終末にまで障害が進んでいて、そのせいで痛み-痒みを感じなかったのかもしれません)。
 
 
・とにかく、今回のKさん手の発疹所見は、ラッキーな側面が多かった、と思います。
 
 
 

● 治療のお問い合わせは下記まで

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

付属治療室

JHSC整体治療室

●診療時間 【予約制】
 ・午前診…10時~13時
 ・午後診…15時~18時

●診療日
 ・月曜日~金曜日
 (水曜日=午前診のみ)
 ・第2土曜日、第4土曜日=午前診のみ

●休診日
 ・第1土曜日、第3土曜日、日曜日、祝日

●治療費
 ・初 診 7,500円
 ・2回目以降  5,000円
●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F

      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話 06-6180-6880 

メールでのご相談・治療予約はこちら



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

● 本学院-入学のお問い合わせは下記まで

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

2年制整体学校

ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院


次の二つのコースからどちらかを選んで入学して頂けます。

1 本科2年課程 (一般の方が入学するコース)
2 プロコース (鍼灸師、理学療法士などのプロの方が入学かるコース)

 

●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F
      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話  06-6180-6880
●メールでのご相談資料請求体験入学…受付中


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

患者さんが通院される主な地域
大阪市、淀川区、東淀川区、西淀川区、大淀区、福島区、中央区、北区、旭区、都島区、此花区、大正区、東成区、城東区、住吉区、住之江区、平野区、守口市、門真市、寝屋川市、交野市、枚方市、東大阪市、大東市、八尾市、四条畷市、藤井寺市、柏原市、吹田市、豊中市、摂津市、茨木市、高槻市、箕面市、池田市、川西市、尼崎市、西宮市、芦屋市、神戸市、堺市、岸和田市、和泉市、泉佐野市、奈良市、生駒市、京都市、
亀岡市,向日市、長岡京市、松山市、岐阜市、広島市、横浜市、東京都、和歌山市、名古屋市、北海道-札幌市、鹿児島市、島根県