眠たさと倦怠感の整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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眠たさと倦怠感の整体治療
交感神経幹の整体治療で改善した症例の解説です。
患者Kさん=28才-男性/会社員の症例
 

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① Kさんの病歴・・・
患者Kさんは4週間ほど前から急に「強度の眠たさと倦怠感」が生じたそうです。それまでは起床しても眠たさや倦怠感が生じる事無く、普通に出勤して仕事をされていたそうです。しかし4週間前からは起床直後から眠たさが抜けず、それは昼過ぎまで続き、ひどい時は夕方まで続くこともあるそうです。同時にその間は倦怠感も生じ「頭が思うように回転しない」そうで、仕事にも支障が生じているそうです。病院の血液検査や画像検査でも異常は見つからなかったそうです。
 
 
 
② Kさんの診察
・顔色-血色は良く、酒さ、血管腫、出血傾向はありませんでした。
・甲状腺の腫脹や萎縮はありませんでした。下肢や手掌・顔の浮腫はありませんでした。
・食欲は普通で体重減少も無いそうです。
・就寝時はベッドに入るとすぐに眠ってしまうそうです。途中覚醒する事は無いそうですが、熟睡感はあまり無いそうです。一日の平均睡眠時間は約6時間30分だそうです。夢はほとんど見ないそうです。
・睡眠時無呼吸の所見は無いそうです(☚本人も自覚が無く、家族からも聞いた事が無い)。
・5-6年前まで、たまに耳鳴りやめまい-立ちくらみがあったそうですが、それ以降は無いそうです。
・悪心-嘔吐も無いそうです。
・血圧は110/70mmHgだそうです。橈骨動脈に左右差は無く、70/分の拍動でした。
・数年前からほぼ毎日後頚部~頭頂部に頭痛やコリ感(痛み)があるそうです。ひどい時は鍼灸院や整骨院で治療を受けていたそうです。
・聴診上、頚部や胸部-腹部の血管雑音は聴取されませんでした。心音-呼吸音にも異常はありませんでした。グル音は軽度聴取出来ました。
・腹部触診上、特段の所見はありませんでした。
・胸鎖乳突筋、斜角筋群、頸長筋や後頭下筋群など、頚部の筋肉群全般に緊張と圧痛がありました。
・バレリーウ検査は正常でした。
・C6-C7にLPIの、T7-T8にRPのサブラクセーションがありました。
 
 
 
③ 治療目標と整体治療
 
   ⑴ 頸部交感神経幹の緊張-刺激を緩和する
・頸部交感神経幹解放テクニック
・頸椎と胸椎のアジャスト
 
 
頸部交感神経幹
 
 
 
④ 経過と結果・・・
・初診翌日、
患者Kさんより「あれから頭痛や眠気、だるさが無くなっています」との報告がありました。

・3診目来院時、
「眠気やだるさは全く無くなっています」と、仰っていました。

・4診目来院時、
「ずっと快調です」との報告でしたので、本件の治療を終了する事にしました。
 
 
 
 
⑤  今回の症例の概説、、、
・今回のKさんの強度の倦怠感と眠気について決定的な原因は特定しにくいですので、消去法的に重大疾患を除外しながら(☚もし、治療経過中に重大疾患の可能性が疑われれば専門医へ紹介する)、普遍的な倦怠感-眠気の原因に対しての治療をしていく方向性でKさんに承知して頂きました。
 
・結果的に上記の様な心配は杞憂だった訳ですが、強度の倦怠感の陰に隠れて重大な病態が存在するケースもあるので、それなりの注意と慎重さが必要だったと思います。
 
・ところで、「普遍的な倦怠感-眠気の原因」についてですが、これは我々整体師業界では以前から「頸部交感神経幹の緊張」が有名でした。それは同神経幹から脳の松果体に向かって神経連絡があり、その刺激で松果体から「メラトニン」と呼ばれる睡眠を誘発させるホルモンが分泌されるからです(☚メラトニンは欧米で睡眠導入剤として使用されています)。
 
 
大脳最深部にある松果体
 
 
・本来、この交感神経幹から松果体に対する刺激は、昼から夜になる事で日光による網膜の刺激が減少する事(☚暗くなる事)で生じます。しかし、日中の様な暗所でない明るい状態でも、頚部の筋肉群の緊張による交感神経幹への刺激で、上記と同様の機序により松果体に刺激が伝播する可能性があり、その結果分泌されるメラトニンによって睡眠が誘発される事が考えられるのです。
 
 
 
・今回のKさんのケースでも「頚部周囲の筋肉群の緊張」がありましたので、これらの筋肉群が(例えば前斜角筋/頸長筋など)の緊張による頸部交感神経幹への刺激でメラトニンが分泌され、それが日中の眠気につながったのでは、と推定します。その眠気によって「頭が思うように回転しない」状態に至るのは至極当然で、それが「倦怠感」につながっていたのでは、と考えられます。
「頭痛(後頚部痛)」が解消したのも、頚部周囲の筋肉群緊張による「緊張性頭痛」であったからこそ、頚部への整体治療が奏功したもの、と推定します。
 
 
 
 
 
注) メラトニンの分泌機序
網膜への暗所刺激⇒視交叉上核⇒交感神経幹(上頸神経節)⇒交感神経⇒松果体⇒メラトニン分泌⇒睡眠覚醒中枢(睡眠)
 
 
 
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