顎関節症と頬の痛みの整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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顎関節症と頬(顎)の痛みの整体治療
患者Oさん=36才-女性/主婦の症例

 

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① Oさんの病歴・・・
患者Oさんは、数日前に急に左頬部(左顎関節の前下方部)にかなり強い痛みを生じたそうです。きっかけは特に無かったそうです。また、顎を開ける事も痛くて難しく(指1.5本程度しか口を開口できません)、食事中も痛むそうです。実は、10年以上前から顎関節症だったそうですが、こんな痛みは初めてだそうです。耳鼻科で抗生剤を処方されたそうですが、ほとんど改善しなかったので当院に来院されました。

 

 

 

② Oさんの診察
・顎関節症については耳鼻科や鍼灸治療も試されましたが、治癒しないのでそのまま放置されていたそうです。
・開口に際して、最初に右顎関節の前方移動と回旋が始まり、遅れて左顎関節の可動が始まりました。ただ、左顎関節の前方移動は半分程度しか移動しませんでした。クリック音はありませんでした。
・顎を左右に動かしづらいようで、特に右方へ動かす時に痛みが強くなるそうです。また、顎を前方に突き出す動作(アイーンの動作)もしずらいようでした。
・鼻汁、後鼻漏、耳鳴り、難聴はありませんでした。
・口腔や頬粘膜の視診上、発赤や出血・腫脹などの所見はありませんでした。また、現在治療中の虫歯・歯肉炎等もなく、舌にも特段の所見はありませんでした。
・軽度の便秘体質だそうですが、特段の便秘薬を常用していないそうです。下痢や血便はありませんでした。
・顔面部の神経学検査で異常はありませんでした。
・嚥下障害やカーテンサイン、構語障害もなく、舌の運動あるいは顔面筋の運動にも異常はありませんでした。
・胸腹部聴診-打診上、特段の所見はありませんでした。上顎骨、前頭骨の叩打痛はありませんでした。
・腹部触診上、臍左下部(☚小腸)に著明な緊張と圧痛がありました。肝脾腫や腫瘤感などはありませんでした。咬筋や頬筋、側頭筋の緊張・圧痛はありませんでした。しかし外側翼突筋と舌骨上筋-舌骨下筋群に著明な緊張-圧痛がありました。

 

 

 

③ 治療目標と整体治療
     ⑴ 小腸の緊張を緩和する
     ⑵ 外側翼突筋と舌骨上筋-舌骨下筋群の緊張-疲労を緩和する

・平滑筋テクニック
・外側翼突筋と舌骨上筋-舌骨下筋群の推拿(圧法)

 

 

 

 

④ 経過と結果・・・
・初診の、小腸への平滑筋テクニック施術中、左顎の痛みは20-30%程度まで軽減していました。また、外側翼突筋と舌骨上筋-舌骨下筋群への推拿(圧法)の施術後には、顎が痛みも無く開口し、指が3本入るくらいまで口を開くことができました(☚開口時、指が3本口に入れば正常)。


・2診目、同様の整体治療直後、左頬部の痛みはほぼ解消し、顎の開閉もほぼ左右差が無く同時に開口できるまでになりました。また、顎の左右の動きや前方への突き出す動作(アイーンの動作)も、無理なく出来る様になり、顔面が左右対称的になっていました。

 

 

 

⑤  今回の症例の概説、、、
・今回のOさん症例で、左顎の痛みが小腸の内臓整体(平滑筋テクニック)で痛みが取れましたが、実は「なぜ、小腸の治療で顎の痛みが取れるのか」の、詳細な解剖生理学的根拠は不明なのです。ただ、当院の臨床歴では、今回の症例の様に「内臓整体で頭痛、頬部痛、首痛、肩こり、背中痛、腰痛、生理痛、膝痛、足痛などが解消するケース」は、無数にあります。

 

 


・それをあえて西洋医学風に言えば「内臓-体性反射」や「関連痛」による機序が考えられ、東洋医学風に考えれば「経絡の反応」として捉えることができると思います。


・東洋的には、いわゆる「胃のツボ」を刺激すると「胃」が健康になるのですから、「逆もまた真なり」で、「胃の内臓整体」を施術すれば「胃のツボ」付近の痛みも解消する道理、だと思います。


・西洋風には、内臓と腕や脚の筋肉が神経で連絡していて、その結果内臓に異常があるとその連絡のある筋肉に緊張と痛みが生じる、だから、内臓の整体をするとその緊張していた筋肉が弛緩し痛みが取れる、それが「内臓-体性反射」の道理だと思います。


・顎関節症についてはその病態にいくつかのケースがあり、それぞれ治療法が異なります。今回のOさんについては、おそらく「開口に関係する左右の筋肉群のアンバランス」が主因と考えました。上記診察所見からも開口に関係する筋肉=左の舌骨上筋・舌骨下筋、外側翼突筋=に緊張がありました。従って同筋群の緊張を緩和する整体テクニックで左右のバランスが改善され。それによって開口に著効を示したものと考えます。

 

 

 


 

・ただ、同筋群への整体テクニックは非常にデリケートで難しいのが難点ですので、普通は数回の通院治療が必要です。しかし、今回のOさんについては極めて順調に進めることができ、わずか2回の施術で顎関節症が改善した好症例だと思います。

 

 

 

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●参考整体コラム
ストレートネック・スマホ首、、、ならぬ義務教育首、とその関連愁訴

 

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