こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。
訪問ありがとうございます。
ウィスキーのおまけに付いてきたノベルティのグラスばかり仰山集まった。自ら購入したものは殆ど無い。カクテルグラスやワイングラスは別であるが。
そんな中、なんとBaccaratのグラスをもらったよ。
丁度一年くらい前に、自分は妻の実家に引き移った。マスオさん状態である。
しかも、義母は認知症、義父は耳が遠い遠い。
よって、基本毎日在宅勤務の自分が様々な珍事件に遭遇する機会が最も多くなる。
なので妻がアリガトウの気持ちを目に見えるカタチで表明してくれたのがBaccaratだった。
しかし、これで何を飲んだらよいのか。
よっぽど高価な酒でなければ容器と釣り合わないではないか。悩むところだ。
十分悩んだ結果の答えはブラックニッカスペシャル。どうということはない千円ウィスキーである。何故か。
妻曰く、これはエブリデイバカラと言うシリーズの一品で、普段使いに良いとのこと。
であれば、なにもわざわざとっておきの高価なウィスキーを開栓する必要もなかろう。と判断したのである。
それにしても何とも庶民的なチョイスが素敵ではないか。我ながら大満足だ。
グラスの縁を指先で弾いてみる。ピ~ンという音が百均の品物と雲泥の差。実に澄みきった美しい音色。
そそくさとボトルを取り出しグラスに注ぐ。香りを確認。一口飲む・・・うむ。この味は、この味というものが・・・
いつもとまったく違わない(爆
そう。ウィスキーの味そのものは別段変わらないように思える。味わいが飛躍的にレベルアップするわけではなかった(当たり前だ)。
が、厳密に言えば絶対に違うはずだ。自分がその違いをキャッチできないだけなのだ。どういうことか。
まず、素材からして違う。グラスの内側の表面仕上げも安物と段違いの研磨技術。従来のグラスとは比較にならぬハイソな素材と加工。
そこに直に接するウィスキーは、これだけでもう十分に味わいが異なってくるはずである。冗談抜きでミクロの世界で物理的な差が生じている。それを知覚できるほどに繊細な五感は、残念ながら未発達な自分であった。
それを思い知らされた翌日。別に落ち込むこともなくカナディアンクラブクラシック12年をオンザロックで飲ってみた。やはり通常モードの美味さであった。
だが、美味い酒がより一層美味くなっているはず。そう心中にて頷きつつ堪能。悶絶した。
妻曰く、日々これを駆使して飲酒に耽っていれば、ある日突然安物を使用した時こそ、両者の違いを判別できるのではないか。うん、試す価値アリ。
だから、これから毎日このBaccaratのフィオラというグラスでもって、ウィスキーはもとよりカクテルも痛飲してみようと思い定めた次第。
ちなみに現在通読中の書物は、町田康「しらふで生きる 大酒飲みの決断」だったw
本日も最後までお付き合い下さりありがとうございました。
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