失敗しない人の仕事のしかた
失敗をしながら成長をしていくものですが、失敗はしたくないものです。過去に例の無い事に取り組む時は失敗しやすいものですが、それは未知の問題にぶつかって失敗をするもので、それは良い失敗だと言えます。それとは別に、説明資料の作成など、クライアント(上司)の要望が解らないまま作成をしていくと、必ず失敗をします。 それは、想定される失敗であり、回避できたはずです。日常の仕事で“やり直し”の多いのは、これが原因です。“やり直し”は、最大のムダです。上手に仕事が出来る人は、このムダがほとんどありません。 ムダを最小限にして仕事を進める術(すべ)を知っているのです。仕事のムダが少ない人の進め方1.とにかく、チェックポイントが多い。 ラフスケッチを上司に見せる。(鉛筆書き数行の構成を確認してもらう。) その後も、ゴールまで多くの回数を見せる。(都度、アドバイスをもらう)2.必要な情報(Input)は、あらかじめ引き出しておく。(ヒアリング) いつ、だれに、どのような形式(A4,A3?それともパワポ?)、何を知りたい?、どこまで知ってる?、単なる説明?それとも判断を仰ぐ?、だれが説明? などなどこの、たったの2つである。優秀な部下は、上司に何度も見せる。 完成してからではなく、鉛筆書きのラフな構成から確認してもらう。優秀な上司は、部下に何度も見せるように指示をする。 部下は嫌がるかも知れないが、最短で仕上げさせる方法である。ダメな部下は、仕上げてから上司に見せる。 上司のダメ出しをくらって、始めからやり直す。 なんとムダの多いことか。 ダメ部下は例外に漏れず、このパターンだ。人事に提出する教育資料でさえ、締め切り数時間前に見せに来る。ダメ出しが出来ない。 やり直す時間が無いのである。こういう仕事のやり方を、「上司を脅迫する仕事」と私は呼んでいた。「あなたがダメ出しをすると、人事に提出できないんですよ。いいんですか?」てな顔でやって来る。「とりあえず提出できたから、次頑張ればいいや。」と、せいせいした顔をするが、次も同じような状態になるのである。 そして、そのダメ部下の評価はグングン下がるのは当たり前のことなのです。優秀な人は、チェックポイントが多い。何度も何度も確認しながら進める。失敗することが、ほとんど無い。昔、山登りのベテランに聞いた話しを思い出した。遭難事故のニュースを一緒にテレビを観ながら言っていた。「ベテランは、何度も何度も危険を想定しながら道を選ぶ。 この細い道を行った場合、雨が降って来たら雨宿りする場所が無いから、遠回りになるけど、太い道を進む。 常に空を見ながら、最悪の場合も想定しながら道を選ぶ。 素人は、周りの状況が変わってもお構いなしに、ゴールに向かう。 途中、珍しいキノコを見て、道を間違えても地図を見ない。勘で進んで行く。 だから、遭難する。」何度も確認すれば、大きく間違う事は無い。 小さな修正で済む。 大きな被害を回避している。そんな事は、誰でも分かっている。 だけど、出来ない人が多い。 むしろ、出来ない人の方が多い。 8割は、そんな人が居るような気がする。職場にそんな人が8割居たら、たまったもんじゃない。だから、私は口うるさく見せろ、見せろと言って来た。さぞ、部下達はうざく思ったことだろう。これも、訓練なのである。「何度も見せた方が得する」と、思わせないとならないのである。こういう事を繰り返していると、仕事の取り掛かりは鉛筆で数行の構成を書いて持って来る部下が増えた。 確実に優秀な人財になってきた。 もちろん、失敗もしないし、ゴールに最短で進んで行く。 すると、仕事も面白くなって来る。 どんどん、仕事が片付く。そこまで来ると、上司も楽である。 何も言わなくてもいい。 どんどん仕事をこなしていく。おそらく、どの部署に異動しても優秀だと言える。何より、仕事が楽しいと思う事が最大の成果である。いかがでしょうか? あなたも、仕事が出来る優秀な人の仕事の仕方を観察してみて下さい。