てんかんの検査の質問に
答えてみた。
飼主さんに犬猫が
「ケイレンが起きました」
「発作が起きました」
って言われると
てんかんや脳腫瘍、脳炎などを
疑って調べていく。
どんな検査をするかと言うと
ケイレンや発作って
低血糖でも起こるし
肝臓に問題があっても
中毒でも起こるから
まず、血液検査と神経学的検査
をしていくのさ。
血液検査で低血糖や
肝臓の問題、中毒がったら
その治療をおこなう。
神経学的検査と言って
神経に異常がないか確認する
んだけど
脳の神経が12個あって
これのどこかに異常がないかどうか
脳神経の確認と
運動神経のどこかに異常がないか
どうか調べる。
神経学的検査である程度
病気の目安を絞り込んで
MRI検査をして脳の状態を
調べていく。
MRI検査で何も異常がなければ
特発性てんかんと診断して
脳に異常があったら
構造的てんかんとして
それに合わせた治療をしていく。
特発性てんかんって脳波測定をして
はじめて確定診断できるんだけど
動物の脳波を測れる病院は
そんなになくて
限られた病院での検査になるから
ぼくはMRI検査で異常がなければ
特発性てんかんと仮診断して治療してる。
仮診断になっちゃうのは
特発性てんかんを確定診断する
ためには脳波測定をしないと
確定診断にはいたらないから
MRI検査で構造的てんかんがないから
特発性てんかんだろう
と言うことになるのさ。
ホントは脳波測定をして確定診断
した方がいいんだけど脳波が測れる
病院が全国にほとんどないから
MRI検査で異常がないと
特発性てんかんになっちゃうね。
MRI検査は麻酔をかけて検査する
ことになるから
麻酔をかけられない高齢の子とかは
てんかんなのか
脳炎や脳腫瘍などの脳の病気なのか
MRI検査をしないとわからない。
うちでもケイレンが起きて
神経学的検査で脳の異常も
運動器の異常もなかったから
てんかんかなと思ったけど
MRI検査をしてもらったら脳腫瘍
だったこともあるからてんかんを
診断するにはMIRI検査が必要になるね。
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