今、獣医で人気のサプリメントに
アン〇ノールと言うサプリメントがある。
割と使ってる先生が多い。
関節炎のサプリメントとして
発売されたけど
今は、関節、皮膚、心血管、腎臓の
健康維持などいろんな使われ方をしてる。
アトピー性皮膚炎や慢性腎臓病
猫風邪、ぶどう膜炎、心臓病など
アン〇ノールは強力な抗炎症作用があって
炎症が絡むようないろんな病気に使える。
人の医療でも炎症は話題になっていて
炎症が病気の引き金になるとも
炎症性サイトカインが悪さを
してるとも言われてる。
アン〇ノールはニュージーランドの
モエギイガイから特殊な製法で
抽出された脂質でPCSO-524が
主成分で
この脂質の中にフラン脂肪酸って言う
強力な抗炎症作用
を持つ脂質も含まれている。
ω-3脂肪酸を含む91種類の
脂肪酸も入っていてそれらが
強力しあって抗炎症作用が働く。
なかなか炎症を抑える効果としては
優秀なサプリメント
糖尿病の子は白内障になるんだけど
白内障を放って置くと
白内障誘発性ぶどう膜炎と言って
白内障からかなり強い炎症が起きて
目がめちゃくちゃ痛くなることがある
通常、白内障誘発性ぶどう膜炎の
治療はステロイドを使って
炎症治療をするんだけど
糖尿病があるとステロイドを使うと
悪化するので使えない。
そんな時は、アン〇ノールを使って
炎症治療をするといい。
ステロイドの代わりの抗炎症剤
として代用することもある。
慢性膵炎の子は、脂肪をたくさん摂ると
膵管や膵組織の圧力が上がって
膵臓の酵素が膵臓の組織に漏れて
細胞が炎症を起こして線維化が
進行するから
なるべく脂肪を抑えた食事管理を
するんだけど
よくあるのが慢性膵炎の子が
腎臓が悪くなって腎臓用の食事に
変更すると慢性膵炎が悪化することが
あるのさ。
そんな慢性膵炎の子が関節炎になったら
脂質のアン〇ノールが使えるのか
ってことになるんだけど
ぼくはいいと思って使ってるけど
腎臓病の食事に変えた時の
ような症状にはならない。
油である以上注意が必要だけどね。
オレイン酸は膵障害を起こす脂質
として慢性膵炎のモデルを作るのに
使われる。
慢性膵炎の子がアン〇ノールを飲んで
嘔吐や下痢腹痛などの症状が出る
なら使えない。
飼主さんの間でもアン〇ノールは
人気があるみたいで
「知り合いにアン〇ノールがいいって
聞いたんですけど使えますか」
って言われることもある。
慢性膵炎の子が無理にアン〇ノールを
使わなくたって他の関節用のサプリメント
を使えばいい
慢性膵炎の子は脂肪には気をつけた
方がいいけど
なんでもかんでも油がダメってことじゃない
油の種類が大事になるのさ。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男
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