こんにちは!

心の声からデザインする一級建築士

住まいカウンセラーの藤村泰子です。

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先日、インテリアコーディネーター、

デザイナー向けのセミナー案内に

こんな文言が書いてありました。



・最新の流行情報

・他のデザイナーとの差別化をはかるには

・あなたのデザインらしさを出すには



デザイナーの立場からすると、

競争力をつけたい訳ですから

何ら疑問に思うことはない告知文です。



でも、私がお客様だとしたら

私の部屋なのに、

私らしさより

デザイナーらしさが

優先されちゃうの?

私、それに合わせないといけないの?



と感じてしまいました。

あなたはどう思いますか?



有名ブランドの洋服やバックのように

そのブランドらしさ

デザイナーらしさが

あなたの外見イメージを変えたり

人からの評価が上がったり

あなた自身の気持ちが良くなる

そういうこともあると思います。



でも、住まいって、

最終的には

日々暮らす人のものです。



誰が暮らしたとしても同じデザイン、

あのデザイナーの作品だと

わかるような部屋は

暮らす人らしい部屋とは

違う気がするのです。





私もひとりのデザイナーですから、

デザイナーを否定するつもりはありません。



ただ、大切なことは、

暮らす人が

自分でお部屋を使いこなす

自分の肌感覚に馴染ませる

そういう余地があることや

その方法を知っていること

だと思うのです。



洋服で言うと、

丈が長いズボンの裾を自分で縫って

ちょうどよくするといったようなこと。





私は自分の性分として、

今あるものを

その人にぴったり合うように

仕立て直していく

方が向いています。



だから、いつも誰かの住まいの

ちょっとしたお困りごとを聞きたくなるし

大したことではないからといって

ストレスを抱えている人を放っておけない。



ほんの少しのことで

自分でもできることで

部屋は劇的に良くなることを伝えたい。



そうして

暮らす人が誰にも頼らなくても

自分に馴染む部屋を

自分でつくれるようになれる



その頃には、

藤村さんなんて人いたっけ?

くらいの黒子になれたらいいな

と感じています。

 

 

 

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